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北鎌倉東慶寺_彼岸花&Levine Mahler Symphony No.2:20120929 [鎌倉]

季節の変わり目は突然過ぎます。

めっきりと涼しくなって、さっきまでそこにいた夏の名残たち、その気配さえ、もうどこにも感じられなくなりました。
今年も明日から10月。

年をとると、月日の経つのが、時の流れがとても早く感じます。
距離もそうなのかもしれませんが、あっちがとても近く感じる様になりました。

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子供の頃、東横線の日吉に住んでいましたが、父の兄が大船に住んでいたので、休みの日に良く父に連れられて出かけたものです。
日吉から東横線に乗って横浜へ。
横浜から横須賀線に乗り継いで、観音様が見えると大船です。

普段見ている東横線からの街並みと違って、緑が多くなり横須賀線の車窓から田園風景。
東横線から国鉄に乗り継ぎ、ほんの一時間くらいの電車の時間だったと思うのですが、ちょっとした小旅行のように感じていました。

横須賀線に乗るとたまに子供の頃を思い出します・・・良い想い出。

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土曜日、北鎌倉まで出かけました。
小旅行と感じて乗り継いでいた横須賀線、横浜から大船まで18分、そして北鎌倉は大船から一駅。

近いです、年を取り、あれからかなり時は過ぎてしまいました。 笑

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皆さんのブログを見せていただいて、彼岸花が気になっていました。

東慶寺さんのHP でも「今年も彼岸の頃に咲いて・・・」等と書かれていたので、もうそろそろかなと思っていました。

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色々と考えねばならないこととか、ちょっとした心配事もあるのですが、北鎌倉の良い空気と景色、そして秋の風を感じるのも良いかなと、カメラ達とWalkman を連れて散歩です。

8時半過ぎに東慶寺さんに着くとまだほとんど人はいません。空はきっと晴れているのでしょうが、
台風の影響でしょうか? 低い雲が流れていきます。

彼岸花は・・・、すごい、ちょうど見頃でした。

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宝蔵の前には、シュウメイギクも咲き始めていました。

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コスモスも高い背丈をもっともっとと、空に向かっていっぱいに背伸びをしていました。

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セセリチョウやトンボ達もたくさん飛び交って。

東慶寺さんの庭、そんなに広くありませんが、秋。
小さい秋がいっぱいに詰まっていました。

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彼岸花、ちょうどの見頃。

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彼岸花と言うと独特のしべだと思うのですが、
雲が通り過ぎ、朝の日差しが差し込んでくると、硬質のプラスチックのようなしべたちがキラキラに。

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咲きたての花達、

しべのピュアな輝き。

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ファインダーから覗いても、どうしてもそこばかりに視線が行ってしまいます。

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もっと色々と切り抜き方があるだろうと、家に帰って写真を整理しながら思いましたが、
ほとんどしべマニアかフェチ状態 (笑)

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群生といえるほどたくさんではないのですが、

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彼岸花の秋

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東慶寺さんの秋

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じぶんにはちょうど良い大きさの秋。

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最近はDebussy やScriabin 等普段あまり聴かない作曲家の作品を聴いていましたが、
大気が軽くなり夜の色が濃くなって、本格的なクラシックが聴きたくなりました。

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土曜日のWalkman には Mahler Symphony No.2 " Auferstehung"  復活を連れて行きました。

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色々と聴きなれない曲? を聴いていましたが、Mahler ほっとします (笑)

ただいま・・・みたいな感じ。

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交響曲第2番 " 復活" 何枚かCD を持っていますが、ぼくの一番はバーンスタインの新しい録音の方。
1987年4月にニューヨークフィルを指揮した、バーバラ・ヘンドリックスとクリスタル・ルードヴィヒが独唱のもの。

正にマーラー、正に復活と言う感じの録音です。

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でもこの日は、ジェームス・レヴァイン指揮 ウィーンフィルハーモニーの録音を連れて行きました。

1989年8月19日、ザルツブルク音楽祭でのライヴ録音です。これもかなり前に届いていて一度か二度しか聴いていないもの。
レヴァインのマーラーは全集が廉価ででていますが、8番「千人の交響曲」とこの2番だけは入っていません。
全集を企画していたと思うのですが、有名な2曲が入っていないのは残念です。

ただ、Mahler を得意としているレヴァインはライヴでは何回か録音をしていたようで、この1898年のザルツブルグ音楽祭での2番の録音もその一つです。

全部聴くと85分という巨大な交響曲、東慶寺さんで1.5回くらい聴きました。0.5回と言うのは第5楽章(全体の4割くらいを占めます)を2回聴いたので 笑。

バーンスタインのように情念が渦巻く、巨人の血の色もモローの赤色のように少し黒ずんでいる・・・、そんな演奏が復活の場合は好きなのですが、レヴァインの復活はどろどろはしていなくて、でもさすがウィーンフィル、雄大で規模が大きく、それでいてすっきりとしかもチャーミングなところもある素敵な演奏でした。金管楽器の吼えること !!
第5楽章は特に圧巻です。
ソプラノは当時日本でもCM で人気だったキャサリン・バトル。彼女のソプラノ、とても澄んでいる。素晴らしい歌声。

秋、クラシックをたくさん聴ける季節 ♪
 
調子に乗って、メータのウィーンフィルのものとゲルギエフとロンドンフィルの復活とをまたHMV に注文してしまいました。
何枚目の復活だろう?

それと、ミスチルの新しいものも、こっそり・・・。

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土曜日は少し暑かったですが、それでも以前のような日差しではなくなっていました。
秋、咲きたて、ちょうど良いときに東慶寺の彼岸花たちに会うことが出来ました。

今日はこちらでも台風の影響が、午後から出て来るそうです。
こんなに綺麗に咲いている彼岸花たち、強い雨と風に耐えてくれると良いのですが・・・、少し心配。

心配事がもう一つ増えてしまいました (笑) 。

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光陰矢のごとし、気が付けば10月。

ときも距離も子供の頃よりずっと早く短く感じます。

最近読んだ本、フェルメール「光の王国」の福岡伸一さんが書かれた文庫「ルリボシカミキリの青」の中で、
「年齢とともに細胞の代謝が滞り、酸化や変性が蓄積するにつれて」体内時計の回転が緩やかになる・・・云々がありました。
生物学的にも、体内時計は若い人の方が正しいようです。

じぶんの体内時計もかなり遅れ始めているのかもしれません。

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" 2012/09/30 Kitakamakura Tokeiji_Lycoris radiata & Mahler Symphony No.2 "
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Scriabin Piano Sonata No.2 & Spring Valley : 20120923 [音楽]

鈍い銀色の窓、雨の気配。

Scriabin Piano Sonata No.2 In G Sharp Minor, Op. 19, "Sonata Fantasy"
Vladimir Ashkenazy

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ティーバッグをポットに落とすと、琥珀の香り、色が少しずつ滲んでいきました。
過ぎ行くまま、" とき " にそのままにしばらく身を委ねてみます・・・、雨の音。

Scriabin Piano Sonata No.2 、1楽章の優しさと2楽章の激しさ、夜の黒い海、凪と嵐を象徴するとか。
美しくロマンチックで幻想的な曲。こんな日曜日にはぴったりかもしれない。

スクリャービンのピアノソナタ、
今まで聴いたことがありませんでした。
今年のラ・フォル・ジュルネでプログラムにたくさん載っていてとても気になっていました。

Ashkenazy のソナタ全集を買って聴いています。まだ2番までですが、1番はChopin のよう。
聴きやすい曲ですが、それに比べて2番はもう少し複雑。

でも、しばらくDebussy を聴いていた自分には、割と聴きやすく感じました。旋律もちゃんとあって歌えそう (笑)。

Ashkenazy のせいもあるのでしょうが、1楽章の後半部分、なんて美しい。
優しく微かに、薄いレースとそっとあそんでいる風の音たちのよう。
思わず目をとじて聴き入ってしまいます。

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天気がよければ、相棒達を連れて出かけようと思っていたのですが、
あいにくの雨模様。

せっかくの休みですが、一日中部屋の中。

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でも、少し体がだるく、体温を測ったら少しだけ熱がありました。 土曜日も仕事でしたし、色々とバタバタしているので疲れているのかな?

この雨も、神様から、体を安めなさいとの思し召しなのかもしれない。

ならば、家族は出かけてしまったし・・・、黒ビールで滋養をつけて、ゆっくりとしてしまおう (笑)。
Scriabin 、アルコールと共に心地よく・・・、こころにしみて来ます。いつもよりボリュームは大きめで。

さすが Ashkenazy 、Scriabin も良いです。

雨の日は音楽、素敵な時間。

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写真も撮りに行っていないので、先日ランドマークのあたりに散歩に行ったときのもの。

良い天気でとても気持ちよかった。

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横浜、

緑も、海もあって、潮風の香り、青い大きな空、

赤レンガ。

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Scriabin どうして今まで聴かなかったのだろう?

すごく聴くものが偏っています。まだまだたくさんの良い曲があるのですね。
これから、どのくらい素敵な曲に会えるのでしょう?
とても楽しみ。

そうだ、
高校生の頃、本に関して、そんなことを考えたことがありました。
本ってたくさんあります。どれもじぶんの一生の時間では経験しきれない事柄を教えてくれる貴重なもの。
この先、どのくらい面白くて、ワクワクする本に出会うことが出来るのかと。

それから、うん十年・・・
最近も素敵な本との出会いがありました。機会があればブログにも残しておきたいと思っていますが。
" 天地明察 " 、" 猫鳴り " 、" 深読みフェルメール " etc etc ・・・。面白かった。

" 天地明察 " 、ストーリー自体も面白いですが、安井算哲とえんという主人公達の人柄にとても惹かれました。
映画も見てみたいです。

" 猫鳴り "、沼田まほかるさん、すごいです。
映像で見た訳ではないけれど、思い返すとそのシーンが脳裏に鮮やかに、まるで見た来たかのように浮かんくる、そんな作品が稀にあるのですが、まほかるさんのこれは、正にそういう作品でした。もう少し、他の作品も読んでみたい。

" 深読みフェルメール "、フェルメール好きなら、絶対読んだ方が良いです。
37作品のうちで盗難にあって鑑賞することのできない" 合奏 " がもうすぐ見つかるとかの情報も (笑)

脱線しすぎてしまいましたが、そんなこと、
これからどのくらい素敵な曲に出会えるのかと言うこと・・・、音楽でも思っています。

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この前の散歩でも頂いた、赤レンガの美味しいビール。
スプリングバレー、大好きです。

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出来れば、素敵な出会いと共に、一杯ずつ杯を重ねていきたい。
天気が良くなったらまた飲みに行こうかと。

本も、音楽も、ビールも、とっても大切。

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おやっ、Scriabin Piano Sonata No.3 In F Sharp Minor, Op. 23 もなかなかのもの。

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" 2012/09/23 Scriabin Piano Sonata No.2 In G Sharp Minor, Op. 19 "Sonata Fantasy" "
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Perfume JPN My Color & 横浜みなとみらい:20120917 [横浜街歩き]

寝坊しました・・・。

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自転車で久しぶりの横浜、みなとみらいの日の出を見ようと思っていたのですが・・・、

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目が覚めたのは、4時50分 orz (>_<)

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日の出が遅くなったとはいえ、5時少し過ぎには、新しい光たちが生まれ始めます。

4時50分では・・・、

急いで顔を洗ってTシャツとジーンズに着替えて、ひげを剃って(暗くても身だしなみは大切 ^^; )
etc etc ・・・、それからペダルをこいでも、やはり間に合わない。

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ならば、ゆっくりコーヒーを飲んで、音楽を聴いて。

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HMV から届いたまま、封を切っていないCD があるし、
封を切ってPC に取り込んだものの、一度くらいしか聴いていないCD もあります。

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せっかく、じぶんのところに来てくれたのに、ゴメン !!

Perfume の " JPN " もそう。
いつもなら、クラシックを選ぶのですが、今日はなぜか " JPN " を選びました。

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この年ですから、アイドルとか・・・、あまり関係ないのですが、なぜか Perfume のアルバムは全部持っています (笑)
一番新しい " LOVE THE WORLD " も届いています。

" JPN " じっくり聴きました。良いな、このアルバム。

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中でも " My Color " 気に入りました。

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" My Color " にぽんと背中を押されて、日の出には間に合わなかったけれど、久しぶりのみなとみらいの早朝。

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音楽って、こころのカンフル剤、

ビタミンたっぷり。

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どんなに眠くても、ぼーっと、ぼやぼやしていても、

スタートの音楽 ?

聴いていると、エンジンがかかってしまう曲があります。

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少し前までは、レミオロメンの " スタンドバイミー " がそうでした。

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でも、

今日、新しいスタートの曲ができてしまった。 笑

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Perfume " My Color "

   手のひらが世界中 繋がるウインドウ
   指先でつかむのはどの未来?
   空を飛び交う 光になって
   こんなワクワクも届くのかな
   人から人へと繋ぐコミュニティ
   ちょっとだけスマートに生きたいの
   愛のメロディー つめこんだまま
   今日も会いに行くよ


   気分はちょっと曇りで
   いつもより混んだ電車で
   夜更かしして眠いけど
   キミからのメール待つの
   今すぐ会いたいけど
   まだまだかかりそうだし
   いつものように 開く
   そう手のひら私色


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横浜の風 ----- zzzz

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久しぶりに頬に感じて

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そして  とっても 気持ちよい。

やはり、この感じ。

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心の中

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色々とたまっている、こころの埃とか、チリとか・・・

なんだか知らないうちに、たっぷりと綿埃みたいにたまっていました、さすがに重かったはずだ。

公私共に色々とあって、こころの埃を落とす暇もなかった。 
明日も明後日もまだまだ「色々」は続くけれど、朝日と会って、濱の風に吹かれて、そんなことが必要だな。

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その他、もろもろのいらないものを

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さっさと、9月の横浜の風は

吹き飛ばしてくれました。

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軽くなった。

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この街

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いいな

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ビルの外側の配管のサビまで、お洒落に見える。

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いつもなら、赤レンガと、せいぜい象の鼻地区くらいまでしか行かないのですが、

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すっかり、こころも軽くなってしまったので、

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大さん橋の方まで、脚を伸ばしました。

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こちら側から見る、みなとみらいは、また違った趣。

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そう言えば、

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ここで写真を撮ったことは・・・なかったのでした・・・。

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横浜を撮られている多くの方たちは、ここ、大さん橋でとっても素敵な写真をたくさん撮られています。

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でも、じぶんは、どういう訳か? ここまであまり脚を伸ばしませんでした。

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ほんの少しの距離なのですが、臨港パークの日の出を見て、満足して、

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帰ることが多かったのだと思います。

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でも、大さん橋、

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造形的にとても面白い。

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ファインダーを覗いていると、面白くて、

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ついつい、何枚も何枚も写真を撮ってしまいました。

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久しぶりで 4G のCF を取り替えたり 笑

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今度は、日の出の頃に、または夕暮れの時に、

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ここに来たいと思います。

写真は良いものは撮れないけれど、きっと、とても素敵な散歩と景色が待っていてくれると思います。

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Perfume
あーちゃん かしゆか のっち

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濱の風

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そして、白い自転車の相棒

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ありがとう

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寝坊したけれど、

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日の出の時刻はかなり過ぎていましたが、

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気持ちよい汗をかけたし、

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久しぶりに両足のももが痛いけれど・・・

なにより、イケメンの濱の風を、頬で感じることが出来ました。

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でも、
今度はちゃんと日の出の時刻に間に合わせたいと思います。 ^^;

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待ちに待った9月の3連休でしたが、用事ができてしまって、ちゃんと休めたのは今日、敬老の日だけでした。
おまけに、ネットの具合が悪くて、一日半くらいインターネット、使えませんでした。

それにしても、ちょっと大めの写真になってしまいました。削ったのですが、削りきれなかった。
ひさしぶりの散歩がとても気持ちよく・・・ついつい。

そして、
帰ってから、もちろんビールを頂きました。こちらもついつい3本。 ^^v

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" 20120917 Perfume JPN My Color & Yokohama Kaze "
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銀座椿屋珈琲店_紅茶シフォンケーキ:20120905 [訪れたところ色々]

銀座はいいなぁ~。

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学生の時、京橋でバイトをしていていましたが、その頃から良く歩いてる街。

時は流れて・・・、
外資系のショップが多くなりましたが、モダンと粋の絶妙なブレンド・・・、基本は変わっていません。

昼間でも、夜でも、銀ブラ~は素敵な時間。

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静かでお洒落な空間と一時を与えてくれる喫茶店も、何軒か行きつけのお店がありました。
喫茶店で彼女を待ちながらの時間 etc etc ・・・、思い出すと少しきゅんとしたり (笑) 。

銀座、そんな思い出もある街。

今では、その頃通ったお店も数少なくなってしまいましたけれど・・・。

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年に2回くらい、友達のコンサルタントと銀座で甘いものミーティングをしています。

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今回は、銀座、花椿通りの " 椿屋珈琲店 " さん。

昔ながらの喫茶店の雰囲気を良く残していて、落ち着く店です。

ケーキセットを頂きました。紅茶のシフォンケーキ、美味しかった。

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紅茶も、一口頂くと、
ふわーっと周りにまで馥郁たる良い香り。

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お酒抜き、仕事の話しはごく少なく・・・、遊びと趣味のミーティング(笑)。
新しく買ったPC やカメラを持ってきてお互いに自慢しあったり、うらやましがったりも。今回は、ipad を自慢されました。
タブレット端末、ちょっと欲しくなりました。

そうそう、最近は老後の話とかもでるようになって・・・ ^^; 退職したら、こんなことをしてみたいとか?  あそこに行ってみたいとか? あんなことやこんなことをしてあそびたい・・・とか。

他愛のない甘いものミーティング、でも、たまにはこういうのも良いです。

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次は、旬のフルーツのケーキが美味しいお店でと約束して別れました。

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夏もそろそろ終わりです。

銀座にも、帰りの頃には涼しげな風。 そう言えば、虫の音も聞こえ始めましたね。

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やっぱり、銀座です、素敵な街。

" 2012/09/05 Ginza Tsubakiya Coffee "
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" Debussy 音楽と美術 印象派と象徴派のあいだで " 展:20120721 [絵画]

Claude Achille Debussy 1862年8月22日生。

アシルっていうのですね。フルネームもはじめて知りました。子どもの領分の作曲家くらいでしか知らなかったドビッシー。

7月21日に「ドビュッシー 、音楽と美術  印象派と象徴派のあいだで」展を見に行ってから、ほぼ一月、Walkman で流しているのはDebusssyです。

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美術館でたぶんぼくが一番通っているであろう、ブリヂストン美術館の60周年を記念して開催されている展覧会。

ブログに記録しておこうと思っていたのですが、聴けば聴くほど興味がわくのですがDebussy ・・・、聴けば聴くほど良く分からなくなりました。

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でも、分らないなりに、1ヶ月くらい色んな曲を流していて、Debussy の位置付けが漠然とですが出来たような気がします。

そろそろ、HMV から届いているアシュケナージのラフマニノフのソナタ一番の新譜や、スクリャービン等も聴きたいので、この辺で一区切り。

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Debussy、不倫? 駆け落ち。
何人もの女性と情事を重ねた人なのですね。人となり、生活、そんなものも知って、教科書の肖像画だけだったドビッシーがより身近に感じられるようになりました。
それにしても芸術家って人達は、どうしてこんななんでしょう(笑)

きっと、じぶんのことも含めてきれいなものが好き・・・綺麗なものを周りに集めるのが好き、そしてナルシスト。
感受性が強くて、少し我まま。
Debussy、付き合うのが難しいタイプ、そんな感じがします。

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以前も書きましたが音楽は、メロディーとリズム、ハーモニーで出来ていると思います。

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Mozart 、Beethoven、Brahms、そしてMahler も、ぼくが好きな作曲家達の作品はなんと言ってもそのメロディーの素敵さが魅力です。
Mozart 41番の最初のロマンチックなメロディー、Beethoven 第9シンフォニー4楽章、Brahms 第1交響曲4楽章のコントラバスの旋律 etc etc ・・・、こころの奥底から揺さぶられる至福の時を与えてくれる旋律。

" モーリス・ドニ <ミューズたち> " 1893年 オルセー美術館
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Debussy はこういう聴き方では分らない作曲家なんだと思います。

ベルガマスク組曲「月の光」、前奏曲「亜麻色の髪の乙女」など比較的旋律を追いやすいチャーミングな曲もありますが、交響詩「海」等、聴いていると海のイメージが鮮明に浮かぶものの、それでは旋律を歌ってみようとなど思うと・・・。
あれっ?

" 葛飾北斎 <富嶽36景 神奈川沖浪裏> " 1831~1834年 Debussy の「海」の楽譜の表紙のデザインになった。
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Debyssy 、旋律はもちろんあるのですが、海面に光る月光の粒子の煌めき、メランコリックに舞う雪の一片、ほんの一瞬だけ現れて消えて・・・。

" マルセル・バシェ <クロード・ドビッシーの肖像 > " 1885年 オルセー美術館
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流れる雲のような、水玉のきらめきのような、そんな曲達なんだと思います。

抽象画の祖のカンディンスキーがDebussy は印象派であるとの世間の批評に対して、そうではないと述べたそうですが、印象派、象徴主義、そして抽象画を経たカンディンスキーですから、Debussy を良く理解出来たのですね。

" ルノワール <ピアノに向かうイヴォンヌとクリスティーヌ・ルロール>" 1897年 オランジュリー美術館
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展覧会はこのDebussy の生誕150年を記念して、オルセー美術館、オランジュリー美術館とブリヂストン美術館で共同開催されるもの。

オランジュリー美術館で2月~6月、その後ブリヂストン美術館で10月14日まで。

" モーリス・ドニ <木々の下の人の列> 1893年 オルセー美術館 "
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Debussy と印象派、象徴主義の画家との係わり合いの中から19世紀のフランス芸術を見つめ直そうとするものです。

Debussy が啓示を受けるようにイメージを捉え再構成したであろう、海や光、肖像の作品たちを目の前にすることが出来ます。
この様な形であらためて見せてもらうと、音楽と絵画、そして文学や舞台芸術も、相互に関係しあっているのだと、影響を受け合っているのだと良く理解できました。

オランジュリー美術館では、展覧会では珍しくDebussy の曲も会場で流したとのこと。ブリヂストン美術館ではなかったけれど、そういう企画も面白そうと思える展覧会でした。

展示されていた中では、じぶんはモーリス・ドニの作品が一番印象に残りました。
ここに載せた2枚、特に" ミューズたち "。ナビ派の理論的指導者であった、ドニの代表作だと思いますが好きになりました。
見ていて飽きない・・・。構図も色もいいなぁ~。9人の芸術の女神たち、でも中央の奥に10人目がいるのです。これも想像力をかき立てられます。

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展覧会を見終わって外に出ると雨が降っていました。

静かな・・・雨の休みの東京、Samson François の前奏曲を聴きながら、丸の内を傘をさしながら。

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" ECHIRE "さんもこの日は行列はなし。 大好きなクロワッサンを3つ買って帰りました。

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シャン・マルティノンとシャルル・デュトワの「管弦楽集」

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ミケランジェリの「前奏曲と映像」。

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管弦楽では、交響組曲「春」、交響詩「海」、「夜想曲」等初めて聴きましたが良い曲。
子どもの領分でも、第4曲「雪は踊る」・・・。気になる曲。

今度は、ランポーの「アッシャー家の崩壊」やボードレールを読んでみようかなと思っています。

とても知的興味をかき立てられた展覧会でした。かき立てられ過ぎて、ほぼ一ヶ月Debussy  ^^;

もう一度、ブリヂストン美術館に行けば、もっと楽しく展覧会を鑑賞できるのかもしれません。
ECHIRE さんに寄りながら、10月14日までなので、もう一度行って見ようと思っています。


横浜は今日は雨です。
昨日、土曜日、「海」を連れて横浜港の日の出を見に行こうと4時に起きました。
しかし・・・、自転車をこごうとしたら前輪がダメ。
タイヤのバルブのあたりの調子が悪い。
後で部品を買ってきて直しましたが、Debussy を聴きながらの日の出は、今週以降に延期です。
写真を撮りながら散歩に行きたいのですが、今日も無理なようです。

では・・・、
まだ早いけれど、アシュケナージのラフマ新譜でも聴こう。 安いワインもあるし(笑)

"Debussy Music and the Arts 2012/07/21"

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