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Bartok Violin Concerto No.1 Isabelle Faust & 日曜日のコーヒー:20140413 [音楽]

横浜港に日の出を見に行こうと思ったのですが、

なんだか疲れていて、結局出かけられませんでした。 4月は何かと飲む機会が多く、先週も何回も。

体の中からトトト ツーツーツー、休みたいとの信号が発せられています。

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来週も飲み会が3回あるし、飲むのは嫌いではないのですが、胃の調子を整えておかないと。

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今日はおとなしく部屋で過ごそうと、コーヒー豆をコリコリ。

「喫茶店タレーランの事件簿」の切間美星さんほどにはうまく挽けないけれど、切間美星さんが師匠から教わったように、

「ただただおいしくなりますように」それだけを考えて、コリコリコリ。

友達から頂いたコーヒー豆を挽きながら、バルトークのヴァイオリン協奏曲第1番。

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  ヴァイオリン   イザベル・ファウスト
  指揮        ダニエル・ハーディング
  オーケストラ   スウェーデン放送交響楽団

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現代の有数な実力派ヴァイオリニスト、イザベル・ファウストの新譜です。

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バルトークには2曲のヴァイオリン協奏曲がありますが、一番はバルトーク(1881-1945)の死後1956年に発見されるまで存在が知られていなかった作品。

若いころの作品で、あこがれていた? 女性ヴァイオリニスト、ゲイエル・シュテフィに献呈されたのですが、一度も演奏されずに彼女の死後、遺品の中から発見されたのだそうです。

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それって、せっかく作曲したバルトークに対して、あまりにあまりな・・・なんて思いますが、男女の恋心なんてこんなものなのでしょうか?

作曲家の一方的な片思いって、モーツァルトにもその他の作曲家にもありますね。芸術家って惚れやすいのかな? それでいてアプローチが下手なのかも?

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うーん、良い匂いです ♪

世界の中で一番好きな匂いは、コーヒーを挽く時の匂いかもしれません。 ドリップのペーパーに移してお湯をゆっくり注いでコーヒーのやわらかなボールを作っていきます。

ふわっとしたコーヒーの小さなボール。 崩さないよう、あとは少しずつお湯を注いで。

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「カフェ、それは悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純で、まるで恋のように甘い」
シャルル=モーリス・ド・タレーラン=ペリゴール

注いだお湯が、タレーランの言葉を借りれば、悪魔のように黒くなって落ちていきます。
悪魔の色だけれど、でもその味は恋のように甘い ♪

バルトークのゲイエル嬢への恋心は報われなかったようですが、コンチェルトは天使のように純で、まるで恋のように甘い。
イザベル・ファウストのヴァイオリン、1704年製のストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」が奏でる音色は艶があって透明、とても綺麗です。

イザベル・ファウストはこの曲を「ラブソング」って言っているようですが、確かに第一楽章は抒情的、最後の方の旋律は特に美しいです。

「バルトークさん、恋しているね」。 

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切間美星さんほどには上手く淹れられなかったけれど、「おいしくなれ」と思ったせい?

それとも、ストラディヴァリウス「スリーピング・ビューティ」の美声のおかげでしょうか?

美味しいコーヒーを頂くことができました。

昨日は仕事だったし、今日はゆっくり過ごそう。 びろーーんと羽を伸ばします。

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「喫茶店タレーランの事件簿」も3冊目です。いつもとは違った感じですが、切間美星さんの推理はいつも通り。
コーヒーを飲みながら、バルトークのコンチェルトを聴きながらどうぞ 笑

写真は以前撮ってぼつにしておいたものです。のせる写真がないので ^^;
" 2014/04/13 Bartok Violin Concerto No.1 Isabelle Faust & Sleeping Beauty "
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