北鎌倉東慶寺2014残りの梅と彼岸桜:20140323 [鎌倉]
ビアズリーに刺激を受けたり、ビリスの極限のピアニシモを聴いてしまうと、
3連休の自分のリソースも、美術館かコンサートホールで過ごしたいと強く思ったりするのですが、
部屋の窓から差し込んでくる朝日の優しさを感じてしまうと、北鎌倉の東慶寺の様子が気になって仕方ありませんでした。
3月1日に訪れてから花たちはどうしているのかな? 、ようやく巡ってきた春の光の具合はどうなんだろう。
叔母の体調がすぐれず入院しているので、この日は妹たちと待ち合わせをしてお見舞いに行く予定でした。
短い時間しかありませんが、目覚めのゴールドブレンドを一杯頂き、相棒たちをディバックに押し込んでJRに飛び乗ります。
友人のお母さんも具合が悪く入退院を繰り返しているとのこと。学生の頃、可愛がっていただき、友達とそろいのセーターを編んで頂いたり、食事をご馳走して下さったり・・・、本当にお世話になりました。
友達も毎週末に実家に帰っているとのことです。
年を取るのは避けられないこととはいえ、病気がちになっていくのは・・・、闘病で細くやせてしまって・・・それを見ていることしか出来ないのはとても辛いことです。
少しでも、良くなってほしい。
北鎌倉は蕎麦屋さんの暖簾がそよっと揺れて、冬の風たちが名残惜しそう。
それでも東慶寺の山門をくぐれば春めいた光たちでいっぱいでした。
1日に訪れた時は蕾もたくさん付いていて、「これから咲くよ」という頃でしたが、
この日22日は粉雪の様な梅の花びらが石畳の道に・・・、ほとんどの梅が散り終わっていました。
それでも遅咲きの白と紅の枝垂れ梅が、待っていてくれたように、ちょうど見頃。
やわらかな光があたった花を見ていたら、胸の辺りが暖かくなってなんだか「ほっ」としました。
二度の大雪で押しつぶされて、今年はちゃんと咲くのかなと心配していたミツマタも、
紅梅との見事なツーショットです。
この季節ならではの、とっても素敵な景色。
優しい色彩、こころの奥の方に大切にしまっておこう。
梅が花びらを散らしている東慶寺でしたが、
見上げれば彼岸桜が優しい花を咲かせていました。
少し小ぶりで痩せていて、
可愛くて、
どこか儚げな東慶寺の彼岸桜、大好きです。
会えるとは思っていませんでした・・・。
今週には東京、そして横浜でも桜が咲くことでしょう。凛とした梅たちから、華やかな桜へと季節は少しだけ前に進みます。
暖かく、明るい春の光でいっぱいになって、満開の桜の下で賑やかなお花見も。
少しでも、みんなが幸せに、心が穏やかになってくれるといいな。
あまり時間がなくて、一時間くらいしか一緒にいられませんでしたが、たぶん今年最後の東慶寺の梅たち、
そして咲き始めの、彼岸桜の優しい花に会うことができました。
色々と考えながらでしたが、花はやっぱり優しいです。
そして、北鎌倉に行って良かった。
"2014/03/23 Kitakamakura Tokeiji"a
3連休の自分のリソースも、美術館かコンサートホールで過ごしたいと強く思ったりするのですが、
部屋の窓から差し込んでくる朝日の優しさを感じてしまうと、北鎌倉の東慶寺の様子が気になって仕方ありませんでした。
3月1日に訪れてから花たちはどうしているのかな? 、ようやく巡ってきた春の光の具合はどうなんだろう。
叔母の体調がすぐれず入院しているので、この日は妹たちと待ち合わせをしてお見舞いに行く予定でした。
短い時間しかありませんが、目覚めのゴールドブレンドを一杯頂き、相棒たちをディバックに押し込んでJRに飛び乗ります。
友人のお母さんも具合が悪く入退院を繰り返しているとのこと。学生の頃、可愛がっていただき、友達とそろいのセーターを編んで頂いたり、食事をご馳走して下さったり・・・、本当にお世話になりました。
友達も毎週末に実家に帰っているとのことです。
年を取るのは避けられないこととはいえ、病気がちになっていくのは・・・、闘病で細くやせてしまって・・・それを見ていることしか出来ないのはとても辛いことです。
少しでも、良くなってほしい。
北鎌倉は蕎麦屋さんの暖簾がそよっと揺れて、冬の風たちが名残惜しそう。
それでも東慶寺の山門をくぐれば春めいた光たちでいっぱいでした。
1日に訪れた時は蕾もたくさん付いていて、「これから咲くよ」という頃でしたが、
この日22日は粉雪の様な梅の花びらが石畳の道に・・・、ほとんどの梅が散り終わっていました。
それでも遅咲きの白と紅の枝垂れ梅が、待っていてくれたように、ちょうど見頃。
やわらかな光があたった花を見ていたら、胸の辺りが暖かくなってなんだか「ほっ」としました。
二度の大雪で押しつぶされて、今年はちゃんと咲くのかなと心配していたミツマタも、
紅梅との見事なツーショットです。
この季節ならではの、とっても素敵な景色。
優しい色彩、こころの奥の方に大切にしまっておこう。
梅が花びらを散らしている東慶寺でしたが、
見上げれば彼岸桜が優しい花を咲かせていました。
少し小ぶりで痩せていて、
可愛くて、
どこか儚げな東慶寺の彼岸桜、大好きです。
会えるとは思っていませんでした・・・。
今週には東京、そして横浜でも桜が咲くことでしょう。凛とした梅たちから、華やかな桜へと季節は少しだけ前に進みます。
暖かく、明るい春の光でいっぱいになって、満開の桜の下で賑やかなお花見も。
少しでも、みんなが幸せに、心が穏やかになってくれるといいな。
あまり時間がなくて、一時間くらいしか一緒にいられませんでしたが、たぶん今年最後の東慶寺の梅たち、
そして咲き始めの、彼岸桜の優しい花に会うことができました。
色々と考えながらでしたが、花はやっぱり優しいです。
そして、北鎌倉に行って良かった。
"2014/03/23 Kitakamakura Tokeiji"a
横浜中華街の肉まん&小龍包_etc・・・:20140322 [横浜街歩き]
3連休の初日、読む本がなくなってしまったので、
娘を誘って( 誘われて?) 桜木町のColette・Mare の紀伊国屋まで出かけました。
石田衣良さんの「夜を守る」と
ボイド・モリソンさんの「THR ARK 失われたノアの方舟 上」を読み終えました。
まだ読みかけの本はあるのですが、THE ARK の下巻を買いたかったのと、その他何か面白いものがないかな?
娘は、ぼくと行けば本を買ってもらえることを見越しての行動です、たぶん。
桜木町に降りてみれば、3連休のせいでしょうか? 横浜も観光地なんだなと、改めて思うほどの混雑でした。
Colette・Mare でそれぞれ読みたい本を買って、このまま帰るのもせっかく来たのにもったいないと、意見の一致です。
ランドマークタワーから、よこはまコスモワールドを抜けて、ワールドポーターズへ。
フードコートのそばを歩いていると良い匂い。
誘われるまま、Sweet Marche でバナナとキャラメルのクレープをパクリ。
久しぶりにクレープを頂きましたが、生地がしっとりとしていて、バナナと生クリームとキャラメルソースのとっても良いハーモニー ♪ 美味しかったです。
そのまま、足の向くまま、まま、ままま? ( 笑) 、赤レンガ倉庫。 ^^
模型のタミヤ主催で、
RCカーのレースが行われていたようですが、強風でカラーコーンがカラカラと転がっていました。
係りの人が、飛ばされたコーンを追いかけて大変そう。
それから、3月28日からの " FLOWER GARDEN 2014 " の準備なのでしょう、花壇作りなんかも行われていました。
楽しみ。
風が強く、時折りパラパラッと雨まで降ってくる、なんとなく落ち着かない天気でした。
でも、まだなんとなく歩き足りなくて、大さん橋と山下公園を通り過ぎて、中華街まで歩きました。
普段、擦れ違いで、なかなかまとまって一緒に過ごす時間がない娘のとの時間。
たまには、本をねだられるのもいいのかもしれません。
中華街では、ランチはリーズナブで美味しいものを頂けるんですが、美味しいものは皆で来た時に食べようと娘。
と言っても、これが食べたかったんですね、 " 皇朝 " の焼き小龍包です。4つで480円。
お店には、食べるときの注意書。
" 気を付けて食べないと熱いからやけどします。 "
" 気を付けて食べないと、中から肉汁が飛び出します。 "
" 気を付けて食べないと・・・ " etc etc ・・・ 。 その他たくさん。
一口、パクリ。
熱さは大丈夫でしたが、お約束の様に? 見事に熱々の肉汁がビューーッ。 危ない危ない。もう少しで危ういところでした。
小龍包、食べ方が難しいです。
食べ歩きは続きます。
小龍包を食べたなら、肉まん !!
横浜中華街にはたくさんの肉まんがあります。 どれを食べようかと迷うのもここでの楽しみの一つです。
そう言えば、関西では「豚まん」ですね。
大阪出張の時には必ず新大阪駅で買ってくる、「551蓬莱」さんは「豚まん」です。
横浜では「肉まん」って言います。 東西で呼び方が違うのかも?
皆さんのところではどうでしょう ?
迷ったけれど、定番の " 聘珍樓 " の肉まんにしました。 横浜中華街の、肉まんの定番のお味です。
安心して食べることのできる味。
小龍包も、聘珍樓の肉まんも半分ずつ頂きましたが、もう少しいけそう、と言うことで、
" 江戸清 " さんの肉まんもいただきました。
饅頭の生地がきめ細かくて柔らかくて、中はほんのりとごま油の香りです。 これも横浜中華街の肉まんの味です。
クレープ食べて、小龍包食べて、
聘珍樓の肉まん食べて、
とどめに、江戸清の肉まん食べて・・・・、お腹いっぱいです。
あれっ?
本を買いに来たはずなのに? 桜木町、みなとみらい、赤レンガ倉庫、中華街・・・。
大好きな我が街横浜。 一回り散歩してました。 笑
3連休で、横浜がそんな感じだったからかな? でも、たまにはこんな散歩も良いかもしれません。
先週は映画「銀の匙」を見に行きました。
夜中に放送されているアニメですが、毎週欠かさずに録画して見ています。 大蝦夷農業高校一年、八軒勇吾。
進学中学校から、競争が怖くてこの農業高校に逃げてきた? 未熟な、ちょっと頼りない一年生ですが、彼がとても素敵です。 やつの台詞がかっこ良過ぎるのがちょっと 笑
同級生の御影アキもとっても可愛い ♪
アニメ、大好きです。
実は・・・紀伊国屋では、久々に("のだめ"以来の久しぶりのコミック) 銀の匙のコミックスも買ってしまいました。
最近、電脳街ソネブロでは、BABY-G-か流行っているみたいです???
じぶんもアウトドア用に、G-SHOCK を一つゲットです。
時計って、新しくなるとなんとなくうれしい。 ヨドバシから届いてから、左腕を何度も見てしまっています。
2日ではなくて、3日あるとゆっくり休むことができますね。
今日も色々と用事があったりしましたが、心が、たゆたゆってしてます。
連休二日目の土曜日。 まだ一日あります。
ビール飲んで、Kansas の " LIFE, LOVE & HOPE " 聴きながら、ゆっくりゆっくり。 ものすごく久しぶりの新譜 ♪
プログレッシブのロックも良いな。 ビートを刻むドラムの音、すごく心地よいです。
そして、
椎名誠さんの「飲んだビールが5万本! 」本読んでます。 爆 爆
" 2014/03/21 Yokohama China Town "
娘を誘って( 誘われて?) 桜木町のColette・Mare の紀伊国屋まで出かけました。
石田衣良さんの「夜を守る」と
ボイド・モリソンさんの「THR ARK 失われたノアの方舟 上」を読み終えました。
まだ読みかけの本はあるのですが、THE ARK の下巻を買いたかったのと、その他何か面白いものがないかな?
娘は、ぼくと行けば本を買ってもらえることを見越しての行動です、たぶん。
桜木町に降りてみれば、3連休のせいでしょうか? 横浜も観光地なんだなと、改めて思うほどの混雑でした。
Colette・Mare でそれぞれ読みたい本を買って、このまま帰るのもせっかく来たのにもったいないと、意見の一致です。
ランドマークタワーから、よこはまコスモワールドを抜けて、ワールドポーターズへ。
フードコートのそばを歩いていると良い匂い。
誘われるまま、Sweet Marche でバナナとキャラメルのクレープをパクリ。
久しぶりにクレープを頂きましたが、生地がしっとりとしていて、バナナと生クリームとキャラメルソースのとっても良いハーモニー ♪ 美味しかったです。
そのまま、足の向くまま、まま、ままま? ( 笑) 、赤レンガ倉庫。 ^^
模型のタミヤ主催で、
RCカーのレースが行われていたようですが、強風でカラーコーンがカラカラと転がっていました。
係りの人が、飛ばされたコーンを追いかけて大変そう。
それから、3月28日からの " FLOWER GARDEN 2014 " の準備なのでしょう、花壇作りなんかも行われていました。
楽しみ。
風が強く、時折りパラパラッと雨まで降ってくる、なんとなく落ち着かない天気でした。
でも、まだなんとなく歩き足りなくて、大さん橋と山下公園を通り過ぎて、中華街まで歩きました。
普段、擦れ違いで、なかなかまとまって一緒に過ごす時間がない娘のとの時間。
たまには、本をねだられるのもいいのかもしれません。
中華街では、ランチはリーズナブで美味しいものを頂けるんですが、美味しいものは皆で来た時に食べようと娘。
と言っても、これが食べたかったんですね、 " 皇朝 " の焼き小龍包です。4つで480円。
お店には、食べるときの注意書。
" 気を付けて食べないと熱いからやけどします。 "
" 気を付けて食べないと、中から肉汁が飛び出します。 "
" 気を付けて食べないと・・・ " etc etc ・・・ 。 その他たくさん。
一口、パクリ。
熱さは大丈夫でしたが、お約束の様に? 見事に熱々の肉汁がビューーッ。 危ない危ない。もう少しで危ういところでした。
小龍包、食べ方が難しいです。
食べ歩きは続きます。
小龍包を食べたなら、肉まん !!
横浜中華街にはたくさんの肉まんがあります。 どれを食べようかと迷うのもここでの楽しみの一つです。
そう言えば、関西では「豚まん」ですね。
大阪出張の時には必ず新大阪駅で買ってくる、「551蓬莱」さんは「豚まん」です。
横浜では「肉まん」って言います。 東西で呼び方が違うのかも?
皆さんのところではどうでしょう ?
迷ったけれど、定番の " 聘珍樓 " の肉まんにしました。 横浜中華街の、肉まんの定番のお味です。
安心して食べることのできる味。
小龍包も、聘珍樓の肉まんも半分ずつ頂きましたが、もう少しいけそう、と言うことで、
" 江戸清 " さんの肉まんもいただきました。
饅頭の生地がきめ細かくて柔らかくて、中はほんのりとごま油の香りです。 これも横浜中華街の肉まんの味です。
クレープ食べて、小龍包食べて、
聘珍樓の肉まん食べて、
とどめに、江戸清の肉まん食べて・・・・、お腹いっぱいです。
あれっ?
本を買いに来たはずなのに? 桜木町、みなとみらい、赤レンガ倉庫、中華街・・・。
大好きな我が街横浜。 一回り散歩してました。 笑
3連休で、横浜がそんな感じだったからかな? でも、たまにはこんな散歩も良いかもしれません。
先週は映画「銀の匙」を見に行きました。
夜中に放送されているアニメですが、毎週欠かさずに録画して見ています。 大蝦夷農業高校一年、八軒勇吾。
進学中学校から、競争が怖くてこの農業高校に逃げてきた? 未熟な、ちょっと頼りない一年生ですが、彼がとても素敵です。 やつの台詞がかっこ良過ぎるのがちょっと 笑
同級生の御影アキもとっても可愛い ♪
アニメ、大好きです。
実は・・・紀伊国屋では、久々に("のだめ"以来の久しぶりのコミック) 銀の匙のコミックスも買ってしまいました。
最近、電脳街ソネブロでは、BABY-G-か流行っているみたいです???
じぶんもアウトドア用に、G-SHOCK を一つゲットです。
時計って、新しくなるとなんとなくうれしい。 ヨドバシから届いてから、左腕を何度も見てしまっています。
2日ではなくて、3日あるとゆっくり休むことができますね。
今日も色々と用事があったりしましたが、心が、たゆたゆってしてます。
連休二日目の土曜日。 まだ一日あります。
ビール飲んで、Kansas の " LIFE, LOVE & HOPE " 聴きながら、ゆっくりゆっくり。 ものすごく久しぶりの新譜 ♪
プログレッシブのロックも良いな。 ビートを刻むドラムの音、すごく心地よいです。
そして、
椎名誠さんの「飲んだビールが5万本! 」本読んでます。 爆 爆
" 2014/03/21 Yokohama China Town "
2014年3月11日横浜みなとみらい_マリア・ジョアン・ビリス_ピアノ・リサイタル:20140311 [音楽]
2014年、いつになく、クラシックをライヴで聴くことができています。
それも・・・、学生の頃と同じように、背中で、 背骨の辺りでも 聴くことができています。
音楽って、耳だけではなくて、心で、体全体で聴くものですね。
コンサートホールのじぶんの席で聴いているだけなのに、
気が付けば汗をかいて、鼓動が早くなっていて、背骨の辺りが、ぞくぞくして、こころがふるえて、
本当に、至福の一時。
お酒を頂いている時も、とても素敵な一時ですが、それにも増して、 いえ、同じくらいかな? 笑
じぶんの時間の中で大切な一時。
今年はたくさん味わえている・・・。 うん、とっても良い年なのです。 ^^
そして、
11日の晩は、じぶんの人生の中でも、特別、とっても、極めつけ、マックスに記憶の引き出しの一番上に、最上のかけがえのない時間になってしまったのでした。
「ごめん、先に帰る」
定時のチャイムが鳴ると共に会社を飛び出しました。 開場の18時30分にはコンサートホールに着きたい。
ゆっくりと食事をする時間はないので、この日も立ち食い蕎麦です。
桜木町の老舗の立ち食い蕎麦屋さん、創業明治33年の「川村屋」さんで、得意の 天玉蕎麦を頂いて、
エネルギー充電 OK !!
準備完了 !!
2014年3月11日(火) 午後7時 横浜みなとみらいホール
シューベルト 4つの即興曲D.899 Op.90
ドビュッシー ピアノのために
シューベルト ピアノソナタ第21番変ロ長調D.960
マリア・ジョアン・ビリス 1944年ポルトガル生れのぼくが今一番好きなピアニストです。
小さい頃から神童と呼ばれるほど才能を開花させ、色んな賞を受賞していたけれど、手首を故障して1980年代に復活を果たしています。
ぼくは、その後の、特に最近のビリスの演奏が大好きです。
絵画には「内面的必然性」っていうのがあると思うのですが、ビリスの演奏もまさに内面的必然性だと思います。
作曲家が書いた曲と真摯に向き合い、そこに解釈をするのではなくて、楽譜と真摯に向かった結果、必然的に紡がれていく究極の音色たち・・・。
ピアノが弦をたたいて音を奏でる楽器だとは思えないほど、一音一音大切に紡ぎだされるビリスの音色。
どうやればそんな音が出るんだろう。
レースを揺らすそよ風が、部屋の中に一瞬春の香りを運んできて、かすかにかすかに・・・きえいっていくかのような弱音は何物にも替えがたい・・・。
最後の最後まで余韻を逃さないように聴き入ってしまいます。こんなピアニスト他にはいません。
この日も、シューベルトの「4つの即興曲」のNo.1アレグロ・モルト・モデラートの最初の一音を聴いたときから、ビリスの世界に引き込まれてしまいました。
大ホールには2,000人近くの観客の方達がいらっしゃったのだと思いますが、誰もがビリスの音を愛している、一音一音を大切にしている・・・、快い緊張感、ホール全体がそんな感じに包まれていました。
ドビュッシーの「ピアノのために」も素敵な曲、ビリスのドビッシーは聴いたことがありませんでしたが、ジャズのようなこの曲、
とても好きになってしまいました。
そして、ソナタ21番、シューベルトの最後のピアノソナタ。
広大な第一楽章が静かな深遠な主題で始まります。
最後のピアノソナタと思うせいでしょうか・・・シューベルトの歌うようなきれいな旋律の中にも、ふと悲しさを感じてしまう。
ビリスは小さい体で、全身全霊でピアノに向かい、時折体を深く折ってミューズの神様に祈りをささげているかのよう・・・。
華奢な体のどこにそんなパワーがあるのでしょう?
劇的な中に光が影が交錯し、激しさの中に悲しみがにじんでいる。静寂さの中に静かな喜びが光っている・・・。
ビリスのシューベルトは格別です。
鳴り止まない拍手、アンコールは、シューマン「森の情景」作品82から、第7曲「予言の鳥」でした。
ランドマークを抜けて、日本丸から運河の方を眺めながら、ビリスのピアノの音たちの余韻を楽しみました。
コンサート良かった。
ビリスの音たちを実際のライヴで聴くことができてよかったです。 2014年3月11日 午後7時から9時、じぶんの大切な大切な宝物になりました。
年は取ったけれど、素敵な可愛いビリス。
オードリー・ヘップバーンも好きですが、今一番好きな女性かもしれないです。もっともっと、ビリスを聴いてみたい。
今日はこれから映画を見に行ってきます。
アニメを見て好きになって、文庫本も読みました。鋼の錬金術師を書いた荒川弘さんの「銀の匙」。とても良い話。
花粉がすごいので、完全防備で出かけてきます。
" 2014/03/11 Maria Joao Pires Piano Recital in YokoHama Minatomirai "ٓ
それも・・・、学生の頃と同じように、背中で、 背骨の辺りでも 聴くことができています。
音楽って、耳だけではなくて、心で、体全体で聴くものですね。
コンサートホールのじぶんの席で聴いているだけなのに、
気が付けば汗をかいて、鼓動が早くなっていて、背骨の辺りが、ぞくぞくして、こころがふるえて、
本当に、至福の一時。
お酒を頂いている時も、とても素敵な一時ですが、それにも増して、 いえ、同じくらいかな? 笑
じぶんの時間の中で大切な一時。
今年はたくさん味わえている・・・。 うん、とっても良い年なのです。 ^^
そして、
11日の晩は、じぶんの人生の中でも、特別、とっても、極めつけ、マックスに記憶の引き出しの一番上に、最上のかけがえのない時間になってしまったのでした。
「ごめん、先に帰る」
定時のチャイムが鳴ると共に会社を飛び出しました。 開場の18時30分にはコンサートホールに着きたい。
ゆっくりと食事をする時間はないので、この日も立ち食い蕎麦です。
桜木町の老舗の立ち食い蕎麦屋さん、創業明治33年の「川村屋」さんで、得意の 天玉蕎麦を頂いて、
エネルギー充電 OK !!
準備完了 !!
2014年3月11日(火) 午後7時 横浜みなとみらいホール
シューベルト 4つの即興曲D.899 Op.90
ドビュッシー ピアノのために
シューベルト ピアノソナタ第21番変ロ長調D.960
マリア・ジョアン・ビリス 1944年ポルトガル生れのぼくが今一番好きなピアニストです。
小さい頃から神童と呼ばれるほど才能を開花させ、色んな賞を受賞していたけれど、手首を故障して1980年代に復活を果たしています。
ぼくは、その後の、特に最近のビリスの演奏が大好きです。
絵画には「内面的必然性」っていうのがあると思うのですが、ビリスの演奏もまさに内面的必然性だと思います。
作曲家が書いた曲と真摯に向き合い、そこに解釈をするのではなくて、楽譜と真摯に向かった結果、必然的に紡がれていく究極の音色たち・・・。
ピアノが弦をたたいて音を奏でる楽器だとは思えないほど、一音一音大切に紡ぎだされるビリスの音色。
どうやればそんな音が出るんだろう。
レースを揺らすそよ風が、部屋の中に一瞬春の香りを運んできて、かすかにかすかに・・・きえいっていくかのような弱音は何物にも替えがたい・・・。
最後の最後まで余韻を逃さないように聴き入ってしまいます。こんなピアニスト他にはいません。
この日も、シューベルトの「4つの即興曲」のNo.1アレグロ・モルト・モデラートの最初の一音を聴いたときから、ビリスの世界に引き込まれてしまいました。
大ホールには2,000人近くの観客の方達がいらっしゃったのだと思いますが、誰もがビリスの音を愛している、一音一音を大切にしている・・・、快い緊張感、ホール全体がそんな感じに包まれていました。
ドビュッシーの「ピアノのために」も素敵な曲、ビリスのドビッシーは聴いたことがありませんでしたが、ジャズのようなこの曲、
とても好きになってしまいました。
そして、ソナタ21番、シューベルトの最後のピアノソナタ。
広大な第一楽章が静かな深遠な主題で始まります。
最後のピアノソナタと思うせいでしょうか・・・シューベルトの歌うようなきれいな旋律の中にも、ふと悲しさを感じてしまう。
ビリスは小さい体で、全身全霊でピアノに向かい、時折体を深く折ってミューズの神様に祈りをささげているかのよう・・・。
華奢な体のどこにそんなパワーがあるのでしょう?
劇的な中に光が影が交錯し、激しさの中に悲しみがにじんでいる。静寂さの中に静かな喜びが光っている・・・。
ビリスのシューベルトは格別です。
鳴り止まない拍手、アンコールは、シューマン「森の情景」作品82から、第7曲「予言の鳥」でした。
ランドマークを抜けて、日本丸から運河の方を眺めながら、ビリスのピアノの音たちの余韻を楽しみました。
コンサート良かった。
ビリスの音たちを実際のライヴで聴くことができてよかったです。 2014年3月11日 午後7時から9時、じぶんの大切な大切な宝物になりました。
年は取ったけれど、素敵な可愛いビリス。
オードリー・ヘップバーンも好きですが、今一番好きな女性かもしれないです。もっともっと、ビリスを聴いてみたい。
今日はこれから映画を見に行ってきます。
アニメを見て好きになって、文庫本も読みました。鋼の錬金術師を書いた荒川弘さんの「銀の匙」。とても良い話。
花粉がすごいので、完全防備で出かけてきます。
" 2014/03/11 Maria Joao Pires Piano Recital in YokoHama Minatomirai "ٓ
The Beautiful 英国の唯美主義 1860-1900 & Beardsley & Bylsma Bach Cello Suites -Sonatas :20140308 [絵画]
30年も昔に買ったのですが、
岩波文庫 オスカー・ワイルド作 福田恒存訳 「サロメ」、
本棚の一番奥において、大切にしています。
マタイ福音書で語られているお話しを元に、ワイルドが戯曲にしたもの。
踊りの褒美に
イエス・キリストに洗礼を与えた聖ヨハネの首を望んだサロメのお話し。
ワイルドの戯曲も優れたものだと思うのですが、
ビアズリーの挿絵が好きで何度も読み返してきた本です。
土曜日、
展覧会から帰ってきてワインを頂いて、ビルスマの バッハ無伴奏チェロ組曲一番を聴きながら、久しぶりに読み返しました。
バッハ、
まだそこまで達していない気がして?、あまり聴いてはいません。
きっともう少し音楽を聴き進めたならば分かるのだろうな。
じぶんとバッハの関係は、じぶんと日本酒の関係のような感じがします。酒は好きですが、まだ本当の酒の味が分かっていない、みたいな・・・。
でも、ビルスマの無伴奏はとても心にしみてきます。
ワインが美味しい 笑。
展覧会、
今年は3月になるのに、まだ一度も行っていませんでした。
美術館にこんなに長い間行かないなんて、ここ数年ではなかったのですが、絶対に行きたいと思う展覧会に、色々とバタバタしていたせいか?
バタバタし過ぎていて感受性のアンテナが鈍くなっていたせいか? 出会えていませんでした。
それでもそろそろと思い、ネットで展覧会を探していて
「ザ・ビューティフル 英国唯美主義 1860-1900 」 東京 三菱一号館美術館。
耽美主義も嫌いではないし、
ロセッティーとかバーン・ジョーンズ、ムーアとかも、もちろんですが、ビアズリーが何枚か来ているのです。
しかも、サロメの挿絵。
いてもたってもいられなくなって、
これも久しぶりに友達を誘って土曜日の9時50分東京駅集合で、今年初めての展覧会です。
耽美主義、唯美主義の絵画と工芸品、ブローチやネックレスまで、色んな角度からこの美術の活動を見せてくれた展覧会でした。
唯美主義らしい、ムーアの作品。
唯、美しく・・・、美しい女性は彫刻のよう。静けさ、唯美主義の絵画は静けさを感じます。そこには死というものがすぐそばにいるかのようです。
美と死は隣りあわせかのよう。
【≪真夏≫ アルバート・ムーア 1887年 ラッセル=コート美術館 】
唯美主義の運動が建物や調度品、部屋にまで影響を与えて行ったとのこと。
ちょうど、前日に見に行かれたリュカさんが気に入られた作品。
アンナは当時17歳。画家のローレンス・アルマ=タデマの娘さん。流石画家の娘さんですね。17歳で水彩画でここまで描くなんてすごいです。
【≪タウンゼンド・ハウス応接間 1885年9月10日≫ アンナ・アルマ・タデマ 1885年 ロイヤル・アカデミー・オヴ・アーツ】
この絵もとてもひきつけられました。
クリムトみたいで、青木繁みたいで、東洋的で、
展覧会では無表情ですましている女性の絵が多い中で、どこか不気味さも漂わせるギリシア神話の魔女メディア。
ヒキガエルの二段重ね、その横は何なんでしょう? カブトガニ? その不思議さにしばらくずっと釘づけでした。
【≪メディア≫ フレデリック・サンズ 1866-68年 バーミンガム美術館 】
装身具、アクセサリーも何点か出展されていましたが、中でもこのブローチは素敵でした。七宝細工を施した金にトルコ石、
珊瑚、真珠、ルビーを象嵌したもの。
唯美主義では、ひまわりは男性、ゆりは女性、そして孔雀は芸術の気高さを表すそうです。孔雀の絵がとても多かった。
【≪ブローチ≫ エドワード・バーン・ジョーンズ 1885-95年 個人蔵 】
そして、オーブリー・ヴィンセント・ビアズリーです。
こんな顔をしていたんだ。鼻と口と、それに手がとても大きいですね。
1872年イギリス、ブライトンで生まれ、25歳で結核で亡くなった画家です。
創作活動の期間はきっととても短かったんだと思います。せいぜい、4年~5年くらいでしょうか?
【≪サロメの化粧≫ オーブリー・ビアズリー 1907年 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 】 文庫ではP73の挿絵
ビアズリーの線ってすごく好きです。
ペンで一筋に、繊細で、潔くて、
【≪預言者ヨカナーンとサロメ≫ オーブリー・ビアズリー 1907年 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 】 文庫ではP37の挿絵
簡潔で、それでいて余計な線は一本もありません。
それに白と黒の絶妙な配合もすごいなぁ。
そうそう、印象的なヴィオラ・ダ・ガンバ? の演奏者にも、実物に出会うことができました。 このキャラはどういう思考過程で生まれるのでしょう? まるで我が国のアニメとか、イラストの元祖のようですね。
【≪ベリー・ダンス≫ オーブリー・ビアズリー 1907年 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 】 文庫ではP79の挿絵
これと次の2枚も、ほぼ同じ構図で描かれていて、それでいて雰囲気が異なります。
【≪お前の口に口づけしたよ≫ オーブリー・ビアズリー 1893年 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 】 文庫ではP4の挿絵
ああ、あたしはとうとうお前に口づけしたよ、ヨカナーン、お前の口に口づけしたよ。お前の唇はにがい味がする。血の味なのかい、これは?・・・・・・いいえ、さうではなくて、たぶんそれは恋の味なのだよ。恋はにがい味がするとか・・・・・・でも、それがどうしたのだい? どうしたといふのだい?あたしはとうとうお前に口づけしたよ、ヨカナーン、お前の口にくちづけしたのだよ。
一條の月の光がサロメを照らしだす。
【≪クライマックス≫ オーブリー・ビアズリー 1907年 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 】 文庫P93の挿絵
吠える獣はアーサー王伝説に登場する怪物。頭と尾がヘビ、胴体は豹で尻はライオン、足は鹿という形をしているそうです。
この絵は初めて見ましたが、うーーん、ビアズリー、さすが~、そして、すごーーい。
この画像では分からないと思うのですが、書き込みの緻密さ、というか、線の多さが半端ではありません。
隅から隅まで見るのにかなりの時間、この絵の前で釘づけでした。今回の展覧会では一番はまってしまったかもしれません。
ビアズリーのペンの冴え、是非、見て頂きたいです。
また、画家のデッサンの一本の線って、それだけですごく主張してきます。ぼくらが一本の線を引いてもこうはなりません。でも、その中でもビアズリーの線は特別です。
ビアズリー、やっぱりすごい。そして、この線の一つ一つがやっぱり好きだな。
【≪アーサー王が吠える獣を見たこと≫ オーブリー・ビアズリー 1893年 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 】
じっくりと、会いたかったビアズリーに会うことができました。
展覧会は唯美主義の展覧会。全体的にも唯美主義の活動の奥深さを感じられて、良い展覧会だと思いましたが、自分にとっては、ビアズリーとの出会いの展覧会でした。
この後、友達が買い物があるというので、秋葉原に出ました。
本当は寒かったし、じゃんがらラーメンをしばらくぶりにいただきたかったのですが、ゆっくりと話もしたかったので、いつもの喫茶店「PLACE」さんへ行きました。
ランチは950円。スープとサラダ付き。何年間通っているのだろう? 大盛りのスパゲッティーは食べがいがあります。
ありすぎでお腹いっぱい。 笑
秋葉は、相変わらずの賑わい。
キャンペーンのお姉さんたちも元気。
友達の買い物に付き合って、秋葉のPC のパーツ屋さんを何軒かハシゴしました。それにしても、何年か前の秋葉とは印象がかなり異なっています。
表通りを見るとアニメとメイド喫茶、「ひざまくらで耳ほり」とか「リラックス」とか? の文字が目につきます。
電脳のメッカだったあの頃の面影はあまりなくなってしまいました。それでも、この街に来るとどういう訳かわくわくします。それは変わらない。
ジャンク通りとか、ぶらぶらと歩くのは楽しい。怪しげな東洋のおもちゃ箱をひっくり返したような? そんな感じがします。 笑
ビルスマの11枚組のCD を聴いています。
色々と入っているのですが、2種類のバッハの無伴奏が入っていて、一つはバロックの古楽器での演奏、そして、もう一つはストラディヴァリウスでの演奏です。
どちらも良い演奏で、甲乙つけがたいのですが、今日の感じは、ストラディヴァリウス ♪
でも、聴くとまた飲みたくなって困ります 笑
今年初めての展覧会、思いがけなく長い間ずっと会いたかったビアズリーに会うことができました。
ネットで探してみて良かった。ビアズリーがせっかく来てくれたのに見逃してしまうところでした。
しばらく、美術館に行っていませんでしたが、行ってみると、やっぱり良いです。美術館、どんなに混んでいても、素敵な所です。はまると、絵と自分だけになれるところです。
今年はコンサートばかりでしたが、やはり絵は好きです。
また、何か見つけて見に行きたいと思います。
" 2014/03/08 ART FOR ART'S SAKE THE AESTHETIC MOVEMENT 1860-1900 & Beardsley & Bylsma Bach Cello Suites -Sonatas "
岩波文庫 オスカー・ワイルド作 福田恒存訳 「サロメ」、
本棚の一番奥において、大切にしています。
マタイ福音書で語られているお話しを元に、ワイルドが戯曲にしたもの。
踊りの褒美に
イエス・キリストに洗礼を与えた聖ヨハネの首を望んだサロメのお話し。
ワイルドの戯曲も優れたものだと思うのですが、
ビアズリーの挿絵が好きで何度も読み返してきた本です。
土曜日、
展覧会から帰ってきてワインを頂いて、ビルスマの バッハ無伴奏チェロ組曲一番を聴きながら、久しぶりに読み返しました。
バッハ、
まだそこまで達していない気がして?、あまり聴いてはいません。
きっともう少し音楽を聴き進めたならば分かるのだろうな。
じぶんとバッハの関係は、じぶんと日本酒の関係のような感じがします。酒は好きですが、まだ本当の酒の味が分かっていない、みたいな・・・。
でも、ビルスマの無伴奏はとても心にしみてきます。
ワインが美味しい 笑。
展覧会、
今年は3月になるのに、まだ一度も行っていませんでした。
美術館にこんなに長い間行かないなんて、ここ数年ではなかったのですが、絶対に行きたいと思う展覧会に、色々とバタバタしていたせいか?
バタバタし過ぎていて感受性のアンテナが鈍くなっていたせいか? 出会えていませんでした。
それでもそろそろと思い、ネットで展覧会を探していて
「ザ・ビューティフル 英国唯美主義 1860-1900 」 東京 三菱一号館美術館。
耽美主義も嫌いではないし、
ロセッティーとかバーン・ジョーンズ、ムーアとかも、もちろんですが、ビアズリーが何枚か来ているのです。
しかも、サロメの挿絵。
いてもたってもいられなくなって、
これも久しぶりに友達を誘って土曜日の9時50分東京駅集合で、今年初めての展覧会です。
耽美主義、唯美主義の絵画と工芸品、ブローチやネックレスまで、色んな角度からこの美術の活動を見せてくれた展覧会でした。
唯美主義らしい、ムーアの作品。
唯、美しく・・・、美しい女性は彫刻のよう。静けさ、唯美主義の絵画は静けさを感じます。そこには死というものがすぐそばにいるかのようです。
美と死は隣りあわせかのよう。
【≪真夏≫ アルバート・ムーア 1887年 ラッセル=コート美術館 】
唯美主義の運動が建物や調度品、部屋にまで影響を与えて行ったとのこと。
ちょうど、前日に見に行かれたリュカさんが気に入られた作品。
アンナは当時17歳。画家のローレンス・アルマ=タデマの娘さん。流石画家の娘さんですね。17歳で水彩画でここまで描くなんてすごいです。
【≪タウンゼンド・ハウス応接間 1885年9月10日≫ アンナ・アルマ・タデマ 1885年 ロイヤル・アカデミー・オヴ・アーツ】
この絵もとてもひきつけられました。
クリムトみたいで、青木繁みたいで、東洋的で、
展覧会では無表情ですましている女性の絵が多い中で、どこか不気味さも漂わせるギリシア神話の魔女メディア。
ヒキガエルの二段重ね、その横は何なんでしょう? カブトガニ? その不思議さにしばらくずっと釘づけでした。
【≪メディア≫ フレデリック・サンズ 1866-68年 バーミンガム美術館 】
装身具、アクセサリーも何点か出展されていましたが、中でもこのブローチは素敵でした。七宝細工を施した金にトルコ石、
珊瑚、真珠、ルビーを象嵌したもの。
唯美主義では、ひまわりは男性、ゆりは女性、そして孔雀は芸術の気高さを表すそうです。孔雀の絵がとても多かった。
【≪ブローチ≫ エドワード・バーン・ジョーンズ 1885-95年 個人蔵 】
そして、オーブリー・ヴィンセント・ビアズリーです。
こんな顔をしていたんだ。鼻と口と、それに手がとても大きいですね。
1872年イギリス、ブライトンで生まれ、25歳で結核で亡くなった画家です。
創作活動の期間はきっととても短かったんだと思います。せいぜい、4年~5年くらいでしょうか?
【≪サロメの化粧≫ オーブリー・ビアズリー 1907年 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 】 文庫ではP73の挿絵
ビアズリーの線ってすごく好きです。
ペンで一筋に、繊細で、潔くて、
【≪預言者ヨカナーンとサロメ≫ オーブリー・ビアズリー 1907年 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 】 文庫ではP37の挿絵
簡潔で、それでいて余計な線は一本もありません。
それに白と黒の絶妙な配合もすごいなぁ。
そうそう、印象的なヴィオラ・ダ・ガンバ? の演奏者にも、実物に出会うことができました。 このキャラはどういう思考過程で生まれるのでしょう? まるで我が国のアニメとか、イラストの元祖のようですね。
【≪ベリー・ダンス≫ オーブリー・ビアズリー 1907年 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 】 文庫ではP79の挿絵
これと次の2枚も、ほぼ同じ構図で描かれていて、それでいて雰囲気が異なります。
【≪お前の口に口づけしたよ≫ オーブリー・ビアズリー 1893年 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 】 文庫ではP4の挿絵
ああ、あたしはとうとうお前に口づけしたよ、ヨカナーン、お前の口に口づけしたよ。お前の唇はにがい味がする。血の味なのかい、これは?・・・・・・いいえ、さうではなくて、たぶんそれは恋の味なのだよ。恋はにがい味がするとか・・・・・・でも、それがどうしたのだい? どうしたといふのだい?あたしはとうとうお前に口づけしたよ、ヨカナーン、お前の口にくちづけしたのだよ。
一條の月の光がサロメを照らしだす。
【≪クライマックス≫ オーブリー・ビアズリー 1907年 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 】 文庫P93の挿絵
吠える獣はアーサー王伝説に登場する怪物。頭と尾がヘビ、胴体は豹で尻はライオン、足は鹿という形をしているそうです。
この絵は初めて見ましたが、うーーん、ビアズリー、さすが~、そして、すごーーい。
この画像では分からないと思うのですが、書き込みの緻密さ、というか、線の多さが半端ではありません。
隅から隅まで見るのにかなりの時間、この絵の前で釘づけでした。今回の展覧会では一番はまってしまったかもしれません。
ビアズリーのペンの冴え、是非、見て頂きたいです。
また、画家のデッサンの一本の線って、それだけですごく主張してきます。ぼくらが一本の線を引いてもこうはなりません。でも、その中でもビアズリーの線は特別です。
ビアズリー、やっぱりすごい。そして、この線の一つ一つがやっぱり好きだな。
【≪アーサー王が吠える獣を見たこと≫ オーブリー・ビアズリー 1893年 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館 】
じっくりと、会いたかったビアズリーに会うことができました。
展覧会は唯美主義の展覧会。全体的にも唯美主義の活動の奥深さを感じられて、良い展覧会だと思いましたが、自分にとっては、ビアズリーとの出会いの展覧会でした。
この後、友達が買い物があるというので、秋葉原に出ました。
本当は寒かったし、じゃんがらラーメンをしばらくぶりにいただきたかったのですが、ゆっくりと話もしたかったので、いつもの喫茶店「PLACE」さんへ行きました。
ランチは950円。スープとサラダ付き。何年間通っているのだろう? 大盛りのスパゲッティーは食べがいがあります。
ありすぎでお腹いっぱい。 笑
秋葉は、相変わらずの賑わい。
キャンペーンのお姉さんたちも元気。
友達の買い物に付き合って、秋葉のPC のパーツ屋さんを何軒かハシゴしました。それにしても、何年か前の秋葉とは印象がかなり異なっています。
表通りを見るとアニメとメイド喫茶、「ひざまくらで耳ほり」とか「リラックス」とか? の文字が目につきます。
電脳のメッカだったあの頃の面影はあまりなくなってしまいました。それでも、この街に来るとどういう訳かわくわくします。それは変わらない。
ジャンク通りとか、ぶらぶらと歩くのは楽しい。怪しげな東洋のおもちゃ箱をひっくり返したような? そんな感じがします。 笑
ビルスマの11枚組のCD を聴いています。
色々と入っているのですが、2種類のバッハの無伴奏が入っていて、一つはバロックの古楽器での演奏、そして、もう一つはストラディヴァリウスでの演奏です。
どちらも良い演奏で、甲乙つけがたいのですが、今日の感じは、ストラディヴァリウス ♪
でも、聴くとまた飲みたくなって困ります 笑
今年初めての展覧会、思いがけなく長い間ずっと会いたかったビアズリーに会うことができました。
ネットで探してみて良かった。ビアズリーがせっかく来てくれたのに見逃してしまうところでした。
しばらく、美術館に行っていませんでしたが、行ってみると、やっぱり良いです。美術館、どんなに混んでいても、素敵な所です。はまると、絵と自分だけになれるところです。
今年はコンサートばかりでしたが、やはり絵は好きです。
また、何か見つけて見に行きたいと思います。
" 2014/03/08 ART FOR ART'S SAKE THE AESTHETIC MOVEMENT 1860-1900 & Beardsley & Bylsma Bach Cello Suites -Sonatas "
電脳街「ソネブロ」と北鎌倉東慶寺の黄梅とか&鎌倉小町通り仕立て屋さん:20140301 [鎌倉]
アニメのソードアート・オンラインやログ・ホライズン、古いけれどキヌア・リーブス主演の映画マトリックス、
それに最近だとアバター等、仮想空間又は別の惑星で生活をし、闘ったり恋をしたり。
同じように、SNS の一つであるブログも、例えばソネブロという街でじぶんは「moz」という名前で皆さんと暮らしている、
そんな感覚がして仕方ありません。
ここに住む住人は、持っているのは文字と写真だけですが、不思議なことにちゃんと人格があって個性があると思います。
面白い方は面白くて、まじめな方はまじめで、お酒の好きな方は豪快に、おしゃれな方はとってもキュート etc etc・・・笑。
うーん、本当に不思議です。
しかも、何万人もきっといらっしゃるであろう中で、こんなじぶんと、お付き合いいただいているのも不思議。
そんな仮想空間から飛び出して、たまーにですが、お会いすることがあって、
これも不思議なのですが、ブログでの文字と写真とだけで知っている方と、実物の方とが違和感がないのです。
初めて会っても昨日もお会いしていたみたいな、そんな感じがします。
それ程多くはないですが、今まで何人かの方と会わせて頂きましたが、この感じいつも変わりません。
ソネブロって、だから素敵なのかもしれない。
今回も、ブログでのお付き合いはきっと6年くらいになるのでしょうが、リュカさんとake-iさんと初めてお会いしました。
大好きな北鎌倉をご一緒にとのことですので、もちろん二つ返事です。
天気は晴天とは行きませんでしたが、心配した雨は降らず、かえって土曜日なのにこんなに空いていて良いのか?
と思えるほどの北鎌倉でした。
先ずは東慶寺へ行きましたが、梅がちょうどお二人が来るのを待っていたかのように良い感じ。
全体的に5分~6分程度の咲き具合は見頃でしょうか?
全部咲ききってしまうよりも丸いつぼみも残っている方が可愛い。
ここには、たくさんの種類の梅があります。
僕がここでしか見たことのない「黄梅」も、数輪でしたが咲いていてくれました。お見せできてよかった。
鐘楼の竜の絵と開催中の仏像展で水月観音様も見ることができました。
水月観音様、お姿はとても優しく美しい・・・それに半跏のお姿なのです。
東慶寺を参拝した後、鎌倉へ歩く途中にも有名なお寺が幾つかあります。
「どうしますか?」 「お寺にしますか?」 「お腹が空きましたか?」とお聴きすると、
迷わず 「お腹が空きました」の返事。
二人とも正直 笑。 お寺の前は突っ切って、通り過ぎてに決定!!
気楽にビールが飲めて(こっちがメインです)、地場のものを食べられて・・・というと鎌倉でも限られてしまうのですが、
鎌倉駅から歩いて1分という「小町通り仕立て屋」さんでランチ(飲み会?)です。
お二人につられて、昼間っからビールを4杯もお代わりしてしまいました。
それにしても強いです。リュカさんもake-iさんも(いつの間にか日本酒と焼酎になっていました) ^^;
鎌倉野菜、鎌倉豆腐、シラスと海苔のピザ等地元食材のお料理と、地ビールを美味しく頂きました。
本当はもう一箇所ご案内したかったのですが、ランチに夢中になり過ぎてしまい、時間切れになってしまったので、次の機会です。 ごめんなさい ^^;
外にでれば小町通も夕暮れ。
いつも、午前中で帰ってしまうので、この時間の小町通の景色って新鮮です。
黄昏時の鎌倉の駅も良いものですね。
仕立て屋さんで飲んだビール。限定のビールだったようで、瓶をきちんと洗って包んで下さって、持ち帰らせてくださいました。
この大仏様の顔、結構好きかもしれません ^^
新しい手拭もゲットしてきました。少し早いけれど、傘とネコ君の図柄が気に入りました。
じぶんは、とても楽しく半日をご一緒させていただきましたが、ちゃんとご案内できたのか、はなはだ心もとないです。
ただ、帰りの電車の中でのお二人の素敵な笑顔、とりあえずは良かったかと ^^
仮想都市「ソネブロ」、たまには電脳世界を抜け出してのお付き合いも良いものですね。
リュカさん、ake-iさん、また一緒にお寺廻りをしましょう(というよりも、鎌倉で飲み会が正解? 笑 )。
“ 2014/03/01 Kitakamakura & Komachidouri ”
それに最近だとアバター等、仮想空間又は別の惑星で生活をし、闘ったり恋をしたり。
同じように、SNS の一つであるブログも、例えばソネブロという街でじぶんは「moz」という名前で皆さんと暮らしている、
そんな感覚がして仕方ありません。
ここに住む住人は、持っているのは文字と写真だけですが、不思議なことにちゃんと人格があって個性があると思います。
面白い方は面白くて、まじめな方はまじめで、お酒の好きな方は豪快に、おしゃれな方はとってもキュート etc etc・・・笑。
うーん、本当に不思議です。
しかも、何万人もきっといらっしゃるであろう中で、こんなじぶんと、お付き合いいただいているのも不思議。
そんな仮想空間から飛び出して、たまーにですが、お会いすることがあって、
これも不思議なのですが、ブログでの文字と写真とだけで知っている方と、実物の方とが違和感がないのです。
初めて会っても昨日もお会いしていたみたいな、そんな感じがします。
それ程多くはないですが、今まで何人かの方と会わせて頂きましたが、この感じいつも変わりません。
ソネブロって、だから素敵なのかもしれない。
今回も、ブログでのお付き合いはきっと6年くらいになるのでしょうが、リュカさんとake-iさんと初めてお会いしました。
大好きな北鎌倉をご一緒にとのことですので、もちろん二つ返事です。
天気は晴天とは行きませんでしたが、心配した雨は降らず、かえって土曜日なのにこんなに空いていて良いのか?
と思えるほどの北鎌倉でした。
先ずは東慶寺へ行きましたが、梅がちょうどお二人が来るのを待っていたかのように良い感じ。
全体的に5分~6分程度の咲き具合は見頃でしょうか?
全部咲ききってしまうよりも丸いつぼみも残っている方が可愛い。
ここには、たくさんの種類の梅があります。
僕がここでしか見たことのない「黄梅」も、数輪でしたが咲いていてくれました。お見せできてよかった。
鐘楼の竜の絵と開催中の仏像展で水月観音様も見ることができました。
水月観音様、お姿はとても優しく美しい・・・それに半跏のお姿なのです。
東慶寺を参拝した後、鎌倉へ歩く途中にも有名なお寺が幾つかあります。
「どうしますか?」 「お寺にしますか?」 「お腹が空きましたか?」とお聴きすると、
迷わず 「お腹が空きました」の返事。
二人とも正直 笑。 お寺の前は突っ切って、通り過ぎてに決定!!
気楽にビールが飲めて(こっちがメインです)、地場のものを食べられて・・・というと鎌倉でも限られてしまうのですが、
鎌倉駅から歩いて1分という「小町通り仕立て屋」さんでランチ(飲み会?)です。
お二人につられて、昼間っからビールを4杯もお代わりしてしまいました。
それにしても強いです。リュカさんもake-iさんも(いつの間にか日本酒と焼酎になっていました) ^^;
鎌倉野菜、鎌倉豆腐、シラスと海苔のピザ等地元食材のお料理と、地ビールを美味しく頂きました。
本当はもう一箇所ご案内したかったのですが、ランチに夢中になり過ぎてしまい、時間切れになってしまったので、次の機会です。 ごめんなさい ^^;
外にでれば小町通も夕暮れ。
いつも、午前中で帰ってしまうので、この時間の小町通の景色って新鮮です。
黄昏時の鎌倉の駅も良いものですね。
仕立て屋さんで飲んだビール。限定のビールだったようで、瓶をきちんと洗って包んで下さって、持ち帰らせてくださいました。
この大仏様の顔、結構好きかもしれません ^^
新しい手拭もゲットしてきました。少し早いけれど、傘とネコ君の図柄が気に入りました。
じぶんは、とても楽しく半日をご一緒させていただきましたが、ちゃんとご案内できたのか、はなはだ心もとないです。
ただ、帰りの電車の中でのお二人の素敵な笑顔、とりあえずは良かったかと ^^
仮想都市「ソネブロ」、たまには電脳世界を抜け出してのお付き合いも良いものですね。
リュカさん、ake-iさん、また一緒にお寺廻りをしましょう(というよりも、鎌倉で飲み会が正解? 笑 )。
“ 2014/03/01 Kitakamakura & Komachidouri ”
Pietari Inkinen & Japan Philharmonic Orchestra in Suginami Koukaidou:20140223 [音楽]
時計を見上げると、時を刻む音が急に聞こえてきました。
暗かった窓が灰色に変わった休みの朝。
ゴールドブレンドの瓶を振って、いつもの様に適当の量。ポットからお湯を注いで朝の匂いを楽しみます。
外はあいにくの天気ですが、休みの日の朝、まだ誰も起きていない、この時間が好きです。
PC を立ち上げ、昨日撮ってきた写真を整理をしながら Sibelius Symphony No.2。
2月23日にコンサートに行って来てから、ずっとシベリウスの2番ばかり聴いています。
ピエタリ・インキネン指揮
日本フィルハーモニーオーケストラ演奏の杉並公会堂でのコンサート、とても楽しみにしていました。
京浜東北線が脱線事故で動かなかった日、
遠回りをして荻窪までたどり着きましたが、これもコンサートの前のプチ冒険のよう。
荻窪といえば美味しいラーメン屋さんがたくさんあるところです。春木屋さんでと思っていましたが、かなりの人が並んでいらっしゃって時間的に無理。
結局、昔懐かしい、コンサートの前の立ち食いそばとなりました。独身の頃は、コンサートの前に良く立ち食いそばを頂いたものです。
仕事場から駆けつけて、時間がない時の腹ごしらえには最適です。
天玉そば、自分の定番。
思ってもいなかったことが重なるって、なんとなく楽しい 笑。
友達を誘ったけれど、都合がつかずということで、久しぶりに一人で行ったコンサートです。
やはり、誰かと一緒の方が楽しいに決まっていますが、
NAXOS の全集を聴き、どうしても聴いてみたかった、ピエタリ・インキネンです。
しかも、シベリウスとは強い絆のある日本フィルハーモニーの演奏(日本フィルは渡邉暁雄さんの指揮で世界初のステレオでの交響曲全集を録音しています)。
ピエタリ・インキネン(Pietari Inkinen)はフィンランド出身で1980年生まれ。指揮者でありヴァイオリニストでもあります。
2008年からニュージーランド交響楽団の音楽監督に、2009年には日本フィルハーモニー交響楽団首席客演指揮者に就任。その他、たくさんのオーケストラと演奏を行い、CD の録音も積極的に行っています。
この機会を逃したくはありませんでした。
コンサートは次のプログラムで、チャイコのPコンの後には、清水和音さんによる「6つの小品」op51より「感傷的なワルツ」、
2番の後には組曲「カレリア」op11より「行進曲風に」のアンコールがありました。
シベリウス:交響詩「フィンランディア」op26
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調op23、Pf 清水和音
シベリウス:交響曲第2番ニ長調op43
2月8日~2月19日まで九州で10回の演奏会を行い、最後にこの杉並公会堂での演奏会だったようです。
ツアーの締めくくりということもあり、演奏は本当に素晴らしかった。
シベリウスは西洋の作曲家ではないんだなと、改めて感じました。
黒く深い針葉樹の森の中を、垂れこめた冷たい靄がゆっくりと流れていくような弦楽のアンサンブル。低音の弦の音色がとても心地よい。
フォルテの箇所では、腰を深く折り、タクトを持った右手を腕ごと強く降るマエストロの指揮に、オケが敏感に反応していきます。
トロンボーン、トランペット、ホルン、金管楽器もすごい迫力。
強音だけでなく、弱音も素晴らしかった。
インキネンの特色の一つと思いましたが、 弱音がとってもきれいでした。それに、間の取り方が何とも言えません。
あの、静寂さ・・・。
きっとこの場所にいた全員がこの一瞬を大切にしようと思ったその時だったのだと思います。コンサートホールに1000人以上の人々がいるとは思えない緊張感の刹那。
コンサートホールにいた全員が一つになったように思いました。
最終楽章、唸るようなシベリウスサウンド、心地よい・・・。 音楽に全身を包まれてこれ以上の至福の時はありません。
金管楽器の、弦楽器の音が、音波となって体に突き刺さるかのよう。
本当に素晴らしいコンサートでした。
もちろん、6月の28日のサントリーホールでのコンサートのチケットも買いました。
シベリウス:交響詩「夜の騎行と日の出」
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
とても待ち遠しいです。
今年は、展覧会にまだ行っていません。そろそろ、何か見たいとは思っているのですが、機会がなくて。
代わりにではないのですが、コンサートは順調に聴くことができています。この後も、
3月は大好きなピアニスト、ビリスのピアノコンサート、
5月はクラシックのお祭りです、ラ・フォル・ジュルネのコンサートを3つ
6月はこのインキネンのチケットをおさえています。
聴き始めるとライヴの迫力と素敵さに勝るものはありません。 次のコンサートがとっても待ち遠しいです。^^v
" 2014/02/23 Pietari Inkinen & Japan Philharmonic Orchestra in Suginami Koukaidou "
暗かった窓が灰色に変わった休みの朝。
ゴールドブレンドの瓶を振って、いつもの様に適当の量。ポットからお湯を注いで朝の匂いを楽しみます。
外はあいにくの天気ですが、休みの日の朝、まだ誰も起きていない、この時間が好きです。
PC を立ち上げ、昨日撮ってきた写真を整理をしながら Sibelius Symphony No.2。
2月23日にコンサートに行って来てから、ずっとシベリウスの2番ばかり聴いています。
ピエタリ・インキネン指揮
日本フィルハーモニーオーケストラ演奏の杉並公会堂でのコンサート、とても楽しみにしていました。
京浜東北線が脱線事故で動かなかった日、
遠回りをして荻窪までたどり着きましたが、これもコンサートの前のプチ冒険のよう。
荻窪といえば美味しいラーメン屋さんがたくさんあるところです。春木屋さんでと思っていましたが、かなりの人が並んでいらっしゃって時間的に無理。
結局、昔懐かしい、コンサートの前の立ち食いそばとなりました。独身の頃は、コンサートの前に良く立ち食いそばを頂いたものです。
仕事場から駆けつけて、時間がない時の腹ごしらえには最適です。
天玉そば、自分の定番。
思ってもいなかったことが重なるって、なんとなく楽しい 笑。
友達を誘ったけれど、都合がつかずということで、久しぶりに一人で行ったコンサートです。
やはり、誰かと一緒の方が楽しいに決まっていますが、
NAXOS の全集を聴き、どうしても聴いてみたかった、ピエタリ・インキネンです。
しかも、シベリウスとは強い絆のある日本フィルハーモニーの演奏(日本フィルは渡邉暁雄さんの指揮で世界初のステレオでの交響曲全集を録音しています)。
ピエタリ・インキネン(Pietari Inkinen)はフィンランド出身で1980年生まれ。指揮者でありヴァイオリニストでもあります。
2008年からニュージーランド交響楽団の音楽監督に、2009年には日本フィルハーモニー交響楽団首席客演指揮者に就任。その他、たくさんのオーケストラと演奏を行い、CD の録音も積極的に行っています。
この機会を逃したくはありませんでした。
コンサートは次のプログラムで、チャイコのPコンの後には、清水和音さんによる「6つの小品」op51より「感傷的なワルツ」、
2番の後には組曲「カレリア」op11より「行進曲風に」のアンコールがありました。
シベリウス:交響詩「フィンランディア」op26
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調op23、Pf 清水和音
シベリウス:交響曲第2番ニ長調op43
2月8日~2月19日まで九州で10回の演奏会を行い、最後にこの杉並公会堂での演奏会だったようです。
ツアーの締めくくりということもあり、演奏は本当に素晴らしかった。
シベリウスは西洋の作曲家ではないんだなと、改めて感じました。
黒く深い針葉樹の森の中を、垂れこめた冷たい靄がゆっくりと流れていくような弦楽のアンサンブル。低音の弦の音色がとても心地よい。
フォルテの箇所では、腰を深く折り、タクトを持った右手を腕ごと強く降るマエストロの指揮に、オケが敏感に反応していきます。
トロンボーン、トランペット、ホルン、金管楽器もすごい迫力。
強音だけでなく、弱音も素晴らしかった。
インキネンの特色の一つと思いましたが、 弱音がとってもきれいでした。それに、間の取り方が何とも言えません。
あの、静寂さ・・・。
きっとこの場所にいた全員がこの一瞬を大切にしようと思ったその時だったのだと思います。コンサートホールに1000人以上の人々がいるとは思えない緊張感の刹那。
コンサートホールにいた全員が一つになったように思いました。
最終楽章、唸るようなシベリウスサウンド、心地よい・・・。 音楽に全身を包まれてこれ以上の至福の時はありません。
金管楽器の、弦楽器の音が、音波となって体に突き刺さるかのよう。
本当に素晴らしいコンサートでした。
もちろん、6月の28日のサントリーホールでのコンサートのチケットも買いました。
シベリウス:交響詩「夜の騎行と日の出」
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
とても待ち遠しいです。
今年は、展覧会にまだ行っていません。そろそろ、何か見たいとは思っているのですが、機会がなくて。
代わりにではないのですが、コンサートは順調に聴くことができています。この後も、
3月は大好きなピアニスト、ビリスのピアノコンサート、
5月はクラシックのお祭りです、ラ・フォル・ジュルネのコンサートを3つ
6月はこのインキネンのチケットをおさえています。
聴き始めるとライヴの迫力と素敵さに勝るものはありません。 次のコンサートがとっても待ち遠しいです。^^v
" 2014/02/23 Pietari Inkinen & Japan Philharmonic Orchestra in Suginami Koukaidou "