女のいない男たち_村上春樹&Beatles サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド:20140420 [好きな本]
金曜日は名古屋に出張でした。
昼は名古屋駅地下のエスカで、久しぶりにひつまぶしを食べようと思ったのですが、わぁ~~。
昼時で行列ができています。
少ししか時間がないので、いつもの海老どてさんで、海老フリャ~ ♪ これはこれで、名古屋の味です。うみゃ~ !!
しかし、ブロガーにあるまじき・・・カメラを忘れてしまいました。海老フリャ~の写真はなしです
と言うことで? 写真は、先週、みなとみらいの" イル・ド・テラス " さんで頂いたランチの写真なのです ^^;
いえ、
いえいえ、それよりも、2014年4月18日は、
9年ぶりの短編小説集、村上春樹さんの「女のいない 男たち」の発売日でした。
もうあれから9年も経つんだ・・・。
新幹線に乗る前に、本屋さんに立ち寄り、「女のいない 男たち」を無事にゲット。
名古屋に行く間も「のぞみ」の中で、ずっと、
ずっと、ずっと、待ちに待った村上春樹さんの新刊を楽しませてもらいます。
もちろん帰りも。 時間のある限り、とにかく読みたかった。
「東京奇譚集」も良い短編集でしたが、
今回の「女のいない 男たち」、とても気に入りました。
もしかすると、去年の長編「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」よりも、村上春樹さんらしい作品かもしれないと思いました。
「ドライブ・マイ・カー」
「イエスタデイ」
「独立器官」
「シェエラザード」
「木野」
「女のいない男たち」
珠玉の6編です。
なくした奥さんの浮気相手に(浮気という感じではないです)近づいて、満ち足りた夫婦であったはずなのに・・・なぜ、
そんなことになったのか、話の中から探ろうとする老俳優の「ドライブ・マイ・カー」。
ぼくはタバコは吸わないのですが、マルボロがやけに吸いたくなります。
田園調布に住んでいるのに、関西弁を完璧にマスターした浪人生と、その幼馴染の上智大女子大生、そして、じぶん。
「イエスタディ」。
「その夢のこと、まだ覚えていたのね」
「なぜかよく覚えている」
「他人の夢のことなのに」
「夢というのは必要に応じて貸し借りできるものなんだよ、きっと」 113ページを読んでじーーん。
春樹さん、良いな。
でも、
一番良いと思ったのは、「木野」。
「木野」は、村上春樹さんらしい作品。
海辺のカフカとか、ノルウェーの森とか、大好きな作品の正統な子供のような感じがしました。
武蔵野のとある駅から離れたところにある Bar 木野。
出張から一日早く帰ったために、奥さんと会社の友達との浮気の現場を見てしまい、離婚することになった木野。
会社も辞め、開いたBar。
灰色の雌猫と、柳の精?の青年、 Jazz のレコード。 こじんまりと居心地の良いお店。
でも、
ある日、気が付くと、灰色の猫は帰ってこなくなって、Bar の周りには今まで見たことのない、両義性を表すヘビたちが現れるようになり、柳の精の青年から「できるだけ遠くへ」と。
春樹さんが前書きで書いている通り、6編の中で最も推敲を重ねた作品だけあって、一度読んだだけでは難解な作品だと思いました。
既に3回め 笑
でも、これが村上春樹作品、 読みごたえあります。
本は好きで色々と読みますが、やはりストーリーが良くて、文が上手くて上品というと、何人かの作家に限られてしまいます。
日本文学では、村上春樹さん、藤沢周平さん、石田衣良さん、井上靖さん etc etc ・・・が好きです。
最近では、神様のカルテの夏川草介さんが良いかな。
「女のいない 男たち」、男のじぶんが読む感じと、女性が読む感じとではきっと違うのでしょうね。 それっておもしろい。
そして、今度は春樹さんに「男のいない 女たち」も書いてもらわないといけないのかなと思いました。 笑
春樹さんのこの小説読んでいたら、無性にBeatles が聴きたくなりました。
短編集の一つ目と二つ目ののタイトルも、「ドライブ・マイ・カー」、 「イエスタデイ」なのです。
それも無性に、サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドが聴きたくなり、CD は持っていなかったので、HMV でポチッ。
今日、届きました。
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド、良いアルバム。
今日は、上野まで「バルテュス展」に行ってきました。とても面白い展覧会でした。
機会があればブログにも書きたいと思っていますが、図録を買ってきたので、これから " サージェント・ペパーズ " を聴きながらゆっくりと眺めたいと思います。
" 2014/04/18 Murakami Haruki Onnanoinai Otokotachi & Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band "
昼は名古屋駅地下のエスカで、久しぶりにひつまぶしを食べようと思ったのですが、わぁ~~。
昼時で行列ができています。
少ししか時間がないので、いつもの海老どてさんで、海老フリャ~ ♪ これはこれで、名古屋の味です。うみゃ~ !!
しかし、ブロガーにあるまじき・・・カメラを忘れてしまいました。海老フリャ~の写真はなしです
と言うことで? 写真は、先週、みなとみらいの" イル・ド・テラス " さんで頂いたランチの写真なのです ^^;
いえ、
いえいえ、それよりも、2014年4月18日は、
9年ぶりの短編小説集、村上春樹さんの「女のいない 男たち」の発売日でした。
もうあれから9年も経つんだ・・・。
新幹線に乗る前に、本屋さんに立ち寄り、「女のいない 男たち」を無事にゲット。
名古屋に行く間も「のぞみ」の中で、ずっと、
ずっと、ずっと、待ちに待った村上春樹さんの新刊を楽しませてもらいます。
もちろん帰りも。 時間のある限り、とにかく読みたかった。
「東京奇譚集」も良い短編集でしたが、
今回の「女のいない 男たち」、とても気に入りました。
もしかすると、去年の長編「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」よりも、村上春樹さんらしい作品かもしれないと思いました。
「ドライブ・マイ・カー」
「イエスタデイ」
「独立器官」
「シェエラザード」
「木野」
「女のいない男たち」
珠玉の6編です。
なくした奥さんの浮気相手に(浮気という感じではないです)近づいて、満ち足りた夫婦であったはずなのに・・・なぜ、
そんなことになったのか、話の中から探ろうとする老俳優の「ドライブ・マイ・カー」。
ぼくはタバコは吸わないのですが、マルボロがやけに吸いたくなります。
田園調布に住んでいるのに、関西弁を完璧にマスターした浪人生と、その幼馴染の上智大女子大生、そして、じぶん。
「イエスタディ」。
「その夢のこと、まだ覚えていたのね」
「なぜかよく覚えている」
「他人の夢のことなのに」
「夢というのは必要に応じて貸し借りできるものなんだよ、きっと」 113ページを読んでじーーん。
春樹さん、良いな。
でも、
一番良いと思ったのは、「木野」。
「木野」は、村上春樹さんらしい作品。
海辺のカフカとか、ノルウェーの森とか、大好きな作品の正統な子供のような感じがしました。
武蔵野のとある駅から離れたところにある Bar 木野。
出張から一日早く帰ったために、奥さんと会社の友達との浮気の現場を見てしまい、離婚することになった木野。
会社も辞め、開いたBar。
灰色の雌猫と、柳の精?の青年、 Jazz のレコード。 こじんまりと居心地の良いお店。
でも、
ある日、気が付くと、灰色の猫は帰ってこなくなって、Bar の周りには今まで見たことのない、両義性を表すヘビたちが現れるようになり、柳の精の青年から「できるだけ遠くへ」と。
春樹さんが前書きで書いている通り、6編の中で最も推敲を重ねた作品だけあって、一度読んだだけでは難解な作品だと思いました。
既に3回め 笑
でも、これが村上春樹作品、 読みごたえあります。
本は好きで色々と読みますが、やはりストーリーが良くて、文が上手くて上品というと、何人かの作家に限られてしまいます。
日本文学では、村上春樹さん、藤沢周平さん、石田衣良さん、井上靖さん etc etc ・・・が好きです。
最近では、神様のカルテの夏川草介さんが良いかな。
「女のいない 男たち」、男のじぶんが読む感じと、女性が読む感じとではきっと違うのでしょうね。 それっておもしろい。
そして、今度は春樹さんに「男のいない 女たち」も書いてもらわないといけないのかなと思いました。 笑
春樹さんのこの小説読んでいたら、無性にBeatles が聴きたくなりました。
短編集の一つ目と二つ目ののタイトルも、「ドライブ・マイ・カー」、 「イエスタデイ」なのです。
それも無性に、サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドが聴きたくなり、CD は持っていなかったので、HMV でポチッ。
今日、届きました。
サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド、良いアルバム。
今日は、上野まで「バルテュス展」に行ってきました。とても面白い展覧会でした。
機会があればブログにも書きたいと思っていますが、図録を買ってきたので、これから " サージェント・ペパーズ " を聴きながらゆっくりと眺めたいと思います。
" 2014/04/18 Murakami Haruki Onnanoinai Otokotachi & Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band "