Pietari Inkinen & Japan Philharmonic Orchestra in Suginami Koukaidou:20140223 [音楽]
時計を見上げると、時を刻む音が急に聞こえてきました。
暗かった窓が灰色に変わった休みの朝。
ゴールドブレンドの瓶を振って、いつもの様に適当の量。ポットからお湯を注いで朝の匂いを楽しみます。
外はあいにくの天気ですが、休みの日の朝、まだ誰も起きていない、この時間が好きです。
PC を立ち上げ、昨日撮ってきた写真を整理をしながら Sibelius Symphony No.2。
2月23日にコンサートに行って来てから、ずっとシベリウスの2番ばかり聴いています。
ピエタリ・インキネン指揮
日本フィルハーモニーオーケストラ演奏の杉並公会堂でのコンサート、とても楽しみにしていました。
京浜東北線が脱線事故で動かなかった日、
遠回りをして荻窪までたどり着きましたが、これもコンサートの前のプチ冒険のよう。
荻窪といえば美味しいラーメン屋さんがたくさんあるところです。春木屋さんでと思っていましたが、かなりの人が並んでいらっしゃって時間的に無理。
結局、昔懐かしい、コンサートの前の立ち食いそばとなりました。独身の頃は、コンサートの前に良く立ち食いそばを頂いたものです。
仕事場から駆けつけて、時間がない時の腹ごしらえには最適です。
天玉そば、自分の定番。
思ってもいなかったことが重なるって、なんとなく楽しい 笑。
友達を誘ったけれど、都合がつかずということで、久しぶりに一人で行ったコンサートです。
やはり、誰かと一緒の方が楽しいに決まっていますが、
NAXOS の全集を聴き、どうしても聴いてみたかった、ピエタリ・インキネンです。
しかも、シベリウスとは強い絆のある日本フィルハーモニーの演奏(日本フィルは渡邉暁雄さんの指揮で世界初のステレオでの交響曲全集を録音しています)。
ピエタリ・インキネン(Pietari Inkinen)はフィンランド出身で1980年生まれ。指揮者でありヴァイオリニストでもあります。
2008年からニュージーランド交響楽団の音楽監督に、2009年には日本フィルハーモニー交響楽団首席客演指揮者に就任。その他、たくさんのオーケストラと演奏を行い、CD の録音も積極的に行っています。
この機会を逃したくはありませんでした。
コンサートは次のプログラムで、チャイコのPコンの後には、清水和音さんによる「6つの小品」op51より「感傷的なワルツ」、
2番の後には組曲「カレリア」op11より「行進曲風に」のアンコールがありました。
シベリウス:交響詩「フィンランディア」op26
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調op23、Pf 清水和音
シベリウス:交響曲第2番ニ長調op43
2月8日~2月19日まで九州で10回の演奏会を行い、最後にこの杉並公会堂での演奏会だったようです。
ツアーの締めくくりということもあり、演奏は本当に素晴らしかった。
シベリウスは西洋の作曲家ではないんだなと、改めて感じました。
黒く深い針葉樹の森の中を、垂れこめた冷たい靄がゆっくりと流れていくような弦楽のアンサンブル。低音の弦の音色がとても心地よい。
フォルテの箇所では、腰を深く折り、タクトを持った右手を腕ごと強く降るマエストロの指揮に、オケが敏感に反応していきます。
トロンボーン、トランペット、ホルン、金管楽器もすごい迫力。
強音だけでなく、弱音も素晴らしかった。
インキネンの特色の一つと思いましたが、 弱音がとってもきれいでした。それに、間の取り方が何とも言えません。
あの、静寂さ・・・。
きっとこの場所にいた全員がこの一瞬を大切にしようと思ったその時だったのだと思います。コンサートホールに1000人以上の人々がいるとは思えない緊張感の刹那。
コンサートホールにいた全員が一つになったように思いました。
最終楽章、唸るようなシベリウスサウンド、心地よい・・・。 音楽に全身を包まれてこれ以上の至福の時はありません。
金管楽器の、弦楽器の音が、音波となって体に突き刺さるかのよう。
本当に素晴らしいコンサートでした。
もちろん、6月の28日のサントリーホールでのコンサートのチケットも買いました。
シベリウス:交響詩「夜の騎行と日の出」
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
とても待ち遠しいです。
今年は、展覧会にまだ行っていません。そろそろ、何か見たいとは思っているのですが、機会がなくて。
代わりにではないのですが、コンサートは順調に聴くことができています。この後も、
3月は大好きなピアニスト、ビリスのピアノコンサート、
5月はクラシックのお祭りです、ラ・フォル・ジュルネのコンサートを3つ
6月はこのインキネンのチケットをおさえています。
聴き始めるとライヴの迫力と素敵さに勝るものはありません。 次のコンサートがとっても待ち遠しいです。^^v
" 2014/02/23 Pietari Inkinen & Japan Philharmonic Orchestra in Suginami Koukaidou "
暗かった窓が灰色に変わった休みの朝。
ゴールドブレンドの瓶を振って、いつもの様に適当の量。ポットからお湯を注いで朝の匂いを楽しみます。
外はあいにくの天気ですが、休みの日の朝、まだ誰も起きていない、この時間が好きです。
PC を立ち上げ、昨日撮ってきた写真を整理をしながら Sibelius Symphony No.2。
2月23日にコンサートに行って来てから、ずっとシベリウスの2番ばかり聴いています。
ピエタリ・インキネン指揮
日本フィルハーモニーオーケストラ演奏の杉並公会堂でのコンサート、とても楽しみにしていました。
京浜東北線が脱線事故で動かなかった日、
遠回りをして荻窪までたどり着きましたが、これもコンサートの前のプチ冒険のよう。
荻窪といえば美味しいラーメン屋さんがたくさんあるところです。春木屋さんでと思っていましたが、かなりの人が並んでいらっしゃって時間的に無理。
結局、昔懐かしい、コンサートの前の立ち食いそばとなりました。独身の頃は、コンサートの前に良く立ち食いそばを頂いたものです。
仕事場から駆けつけて、時間がない時の腹ごしらえには最適です。
天玉そば、自分の定番。
思ってもいなかったことが重なるって、なんとなく楽しい 笑。
友達を誘ったけれど、都合がつかずということで、久しぶりに一人で行ったコンサートです。
やはり、誰かと一緒の方が楽しいに決まっていますが、
NAXOS の全集を聴き、どうしても聴いてみたかった、ピエタリ・インキネンです。
しかも、シベリウスとは強い絆のある日本フィルハーモニーの演奏(日本フィルは渡邉暁雄さんの指揮で世界初のステレオでの交響曲全集を録音しています)。
ピエタリ・インキネン(Pietari Inkinen)はフィンランド出身で1980年生まれ。指揮者でありヴァイオリニストでもあります。
2008年からニュージーランド交響楽団の音楽監督に、2009年には日本フィルハーモニー交響楽団首席客演指揮者に就任。その他、たくさんのオーケストラと演奏を行い、CD の録音も積極的に行っています。
この機会を逃したくはありませんでした。
コンサートは次のプログラムで、チャイコのPコンの後には、清水和音さんによる「6つの小品」op51より「感傷的なワルツ」、
2番の後には組曲「カレリア」op11より「行進曲風に」のアンコールがありました。
シベリウス:交響詩「フィンランディア」op26
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調op23、Pf 清水和音
シベリウス:交響曲第2番ニ長調op43
2月8日~2月19日まで九州で10回の演奏会を行い、最後にこの杉並公会堂での演奏会だったようです。
ツアーの締めくくりということもあり、演奏は本当に素晴らしかった。
シベリウスは西洋の作曲家ではないんだなと、改めて感じました。
黒く深い針葉樹の森の中を、垂れこめた冷たい靄がゆっくりと流れていくような弦楽のアンサンブル。低音の弦の音色がとても心地よい。
フォルテの箇所では、腰を深く折り、タクトを持った右手を腕ごと強く降るマエストロの指揮に、オケが敏感に反応していきます。
トロンボーン、トランペット、ホルン、金管楽器もすごい迫力。
強音だけでなく、弱音も素晴らしかった。
インキネンの特色の一つと思いましたが、 弱音がとってもきれいでした。それに、間の取り方が何とも言えません。
あの、静寂さ・・・。
きっとこの場所にいた全員がこの一瞬を大切にしようと思ったその時だったのだと思います。コンサートホールに1000人以上の人々がいるとは思えない緊張感の刹那。
コンサートホールにいた全員が一つになったように思いました。
最終楽章、唸るようなシベリウスサウンド、心地よい・・・。 音楽に全身を包まれてこれ以上の至福の時はありません。
金管楽器の、弦楽器の音が、音波となって体に突き刺さるかのよう。
本当に素晴らしいコンサートでした。
もちろん、6月の28日のサントリーホールでのコンサートのチケットも買いました。
シベリウス:交響詩「夜の騎行と日の出」
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
とても待ち遠しいです。
今年は、展覧会にまだ行っていません。そろそろ、何か見たいとは思っているのですが、機会がなくて。
代わりにではないのですが、コンサートは順調に聴くことができています。この後も、
3月は大好きなピアニスト、ビリスのピアノコンサート、
5月はクラシックのお祭りです、ラ・フォル・ジュルネのコンサートを3つ
6月はこのインキネンのチケットをおさえています。
聴き始めるとライヴの迫力と素敵さに勝るものはありません。 次のコンサートがとっても待ち遠しいです。^^v
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