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2012年北鎌倉紅葉_円覚寺&東慶寺&Michel Tilson Thomas Beethoven Symphony No.7:20121207 [鎌倉]

京都の秋の色、
素晴らしい東福寺の紅葉色を見てから、とても気になっていました。

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ただ、
仕事も家のことも色々とあって、休みもなかなか時間が取れなくて(家でビールを飲む暇はあったのですが・・・)、
結果、横須賀線がかなり遠くて・・・。

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でも、
たぶん今週が北鎌倉の紅葉たちを見る、今年最後の機会になってしまうんだろうな? 。
金曜の夜から相棒たち、E-510 と E-PL1s をデイバッグに押し込んで、枕元に (笑)。

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ようやく、土曜の朝8時23分、北鎌倉の駅に降り立つことが出来ました。
清々しい晩秋の空気、横浜とはまた違います。

なんとなく、心に引っかかるものがあって北鎌倉に悪い気がして? 足が遠のいていましたが、でもブーツを履いてカメラ達とWalkman を連れて、玄関を一歩踏み出すと、こころは自然に開放的になるものですね。
朝のピュアで少し冷たい空気たちが肩をポンと押してくれます。

やはり、思い切って出かけてみるものです。
うちで、音楽聴いてビールも良いですが、そろそろ活動の時かもしれません(笑)。

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まだ朝が早いので、人もあまりいません。風が強くて、気温よりもきっと体感温度は低かったのだと思います。手袋が欲しい感じでした。
思わず、掌にふーーっう。

北鎌倉の紅葉といえば、先ずは円覚寺です。

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まだ時間が9時前なので、こんなに広い円覚寺ですが、流石に朝の光たちはたくさんは届いていません。

それに、紅葉は・・・、やはりちょっと遅かったかな?

いつも撮る居士林前のもみじたちも、既に散った後でした。やはり先週が見頃だったのかもしれません。
ここの紅葉綺麗なのに・・・、残念でした。

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それでも、名残の円覚寺の紅葉たちと少しですが会えて良かった。

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方丈の前のミニ紅葉にも会うことが出来ました。
外国の綺麗な女性も僕がカメラを向けていると、一緒にミニ紅葉を一枚。
そして、笑顔のプレゼント。

そう言えば、いつもより、カメラマンが多かったです。皆さん、じぶんと同じで、駆け込みの紅葉狩り?

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次は東慶事寺へ行きました。
久しぶり。

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ほぼ一ヶ月ぶりの東慶寺の散歩です。

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東慶寺の本堂前の紅葉もそろそろ終わりなのでしょうね。光が、まだ太陽が山の向こうに隠れているので、届いていなくて、葉っぱたちも全体にくすんで見えていました。
でも、その代わりと言うと変ですけれど、この日は宝蔵の横の大銀杏の黄色が素晴らしい色。

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お香を買ったのですが、その時、ショップの方も「銀杏は一番の見頃なんですよ」とおっしゃっていました。

梅の古木と大銀杏の明るい黄色、すごく素敵な取り合わせ。

近づくのがもったいなくて、少しずつ匍匐前進スピードです。
写真も撮らずに太い幹に掌で触ってみると大気は寒いのですが、とても暖かく感じられました。

木の感触って好きです。
太く力強くごつごつとした木でも、触ると優しくて暖かい。
パワーを少し分けてもらえるような感じがします。

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東慶寺さんの庭の奥は墓地になっています。

文人や有名な方の墓があるところなのですが、大きな樹齢なん百年という木々がたくさんあります。

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ここの紅葉たちもすごい。

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普段はあまり入らないのですが、

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あまりの色彩の素敵さに、眠っていらっしゃる方たちに頭を下げながら、写真を撮らせていただきました。

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ようやく、高い木には日が当たってきて、

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紅葉が本当に燃えるようです。

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ファインダーから覗くと、木々のシルエットたちがとても良いアクセント。

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じぶんの写真ではこの感覚が伝えられないのがもどかしいです。

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紅葉の、

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朝の光と紅葉の色彩の大きな広がり、このときだけの空間がそこにはありました。

京都の紅葉とは違った、やはり鎌倉らしい、色彩だな。

京都はもみじの葉っぱ一枚一枚まで優しくてとても繊細さを感じましたが、鎌倉の紅葉はもっと荒削りですが潔さのある色彩だと思いました。

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甲乙付けがたいです。

でも、この日の紅葉に出会えたこと、脳内メモリにしっかりと永久保管しました 。

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Walkmanには、最近HMV から届いた3枚のうちから、Michel Tilson Thomas & San Francisco Symphony
" Beethoven Symphony No.7 " を連れて行きました。

ちなみにクラシックはこれ一枚で他の二枚は
Nora Jones " come way with me "
Karen Souza " Hotel Souza "
という、歌姫の二枚です。秋の夜長にお酒を飲みながら聴くのに良さそうです。機会があればまたご紹介します。

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マイケル・ティルソン・トーマス、好きな指揮者です。

学生の頃、チャイコフスキーの交響曲第一番「冬の日の幻想」を聴いてからとても好きになりました。

最近ではマーラーの交響曲全集を録音してくれましたが、これもとても気に入っています。
特に6番はこの曲の中で、じぶんが一番大切にしている一枚です。何度聴いても、背中がぞくっとするほど素晴らしい演奏。

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このあとの録音ではベートーベンが何枚か出てきているので、もしかすると全集になるのかもしれません。
確か、2度目のベト全集になるはずです、楽しみ ♪

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円覚寺、ここ東慶寺とも、ずーっとティルソン・トーマスの " ベト7番 " を聴いていました。

第7番はベートーベンの交響曲の中でもリズミカルで軽快な曲。そう言えば、「のだめカンタービレ」でもオープニングに使われていましたね。ベートーベン41~42歳くらいに作られた作品。5番や6番と言う実験的? な交響曲から古典派に立ち返ったような作品だと思います。

4つの楽章とも特徴があって魅力的ですが、特に4楽章はスタートの弦楽器とティンパニーでハートをわしづかみにされてしまいます。

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何度も聴きながら、知らず知らずのうちに腕で拍子をとりメロディローを口ずさんでいました。
そばを通り過ぎる人、皆さん変なおじさん? と思ったことでしょう・・・ ^^;

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でも、ティルソン・トーマスのベト7 素晴らしい演奏だと思いました。

7番はカルロス・クライバーとバイエルンの「シュトルム‐ウント‐ドラング」のすごい演奏があって、今までそればかりを聴いていました。
ティルソン・トーマス、
これとはまたぜんぜん違った演奏ですが、リズミカル、軽快、「疾風怒涛」ではないですが、そう、真っ白なスポーツカーがアウトバーンを疾駆していくような、そんな感じがしました。

聴いていて、スマート、かっこ良くて、何よりもとっても気持ちよい演奏です。

気に入りました。

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芸術の秋、音楽の秋

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夏の頃は色々と聴いていましたが、なぜか秋になった途端、

Beethoven や Mahler 、Brahms が聞きたくなってきました。 純粋クラシック? への回帰?

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まだまだ、HMVからたくさんCD が届く予定です ^^; パーヴォ・ヤルヴィのシューマンの交響曲も楽しみです。

飲んだときの、HMV 、危険ですが、でも、新譜もあるので、それはそれで楽しみ。昔から、本とCD は別腹でした。
一時、小遣いがなくなるので・・・、でも他のものとは違う気がします。

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枕元作戦で? 駆け込み紅葉狩り、滑り込みセーフ? でした。

もう少し早く訪れていればとも思いましたが、素敵な銀杏の黄色の色彩も見ることができたし、北鎌倉の紅葉、十分と楽しむことが出来ました。

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もう一箇所、できれば行きたいところがあります。
どうだろう? 遅いかな?

でも、行ってみないで後悔するよりは、行って残念って思った方が良いですね。
来週、天気だったら、出かけてみたいと思います。Walkman には何を入れていこうか?

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お香少なくなったので昨日ショップで買ってきました。

すると、「2013年のカレンダーが出来ましたよ」とショップの女性から。昨日からちょうど発売したそうです。
覚えのある東慶寺の花々のカレンダーです。もちろん、一つ頂いてきました。

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これで、東慶寺の花暦、来年は忘れずに写真を撮りにいけます。

寒いですね、ぼくも風邪をひいて一日休んでしまいました。変なウィルスも流行っているみたいです。どうぞ皆さん、せっかくの年末、クリスマスもあるし楽しいことがたくさんです。
体調には十分お気を付け下さい。

" 2012/12/07 Kitakamakura Tokeiji & Michel Tilson Thomas Beethoven Symphony No.7 "
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