鎌倉2013年の梅は? 八幡宮・荏柄神社 & Sibelius Symphony No.1 : 20130126 [鎌倉]
どちらにしよう?
金曜日から迷っていました。 エル・グレコも見たいし、鎌倉の梅たちも気になる。
でも、
新聞を取りに出た時、日の出の方角の明るいオレンジ色と、黎明の濃い藍色の空を見ると、
娘を送りながら冬のきりっとした大気を吸ってしまうと、必然的 ?
デバッグに最近使っていない520 とPEN PL3 を突っ込んで( たまにはメインで使ってあげないと )、
文庫本は神様のカルテ2 ( この本良いです、また改めて書いてみたいと思います )、
Walkman には、Sibelius Symphony No.1 E minor Op.39。 準備良し !! 指差し確認 !! 。
北鎌倉へ、
土曜日、8時36分の横須賀線に飛び乗りました。
北鎌倉の駅は幾つかの団体のグループの方たちがたくさんいらっしゃいました。
ハイキング、写真撮影 etc etc ・・・ ?、皆さんそれぞれ楽しそうです。
じぶんは一人、Sibelius を聴きながら、カメラ達といつもの東慶寺さんへ。
本当に寒い。
晴れてはいるのですが、大きな雲が太陽を隠していて、東慶寺の庭まで暖かさが届きません。
思わず、手のひらにふうーっと息を吹きかけます。
気が付けば、灰色の寒色の庭の中に、一つ明るい色が加わっていました。
マンサクです。
この前来た時は咲く気配もなかったのに・・・、花も葉もない灰色の枝だけだったのに、
蝋梅と梅が気になって来ただけのに、なんだか感動してしまいました。
花ってすごい、時ってすごい。
蝋梅も花を増やして、
ちょうどの見頃です。
寒色の多い中で、マンサクと蝋梅の黄色を見つけると、ほっとします。
視覚からの暖かさも心をぽかぽかにしてくれます。
もうすぐ、この黄色に紅色の梅たちが加わってくれるのだと思うと、その時が待ちきれなくなります。
楽しみ。
ただ、今年は宝蔵のところの素心蝋梅の具合がおかしいです。
この前は少ないですが蕾が少しあったのに、今回行くと何も付いていませんでした。
と言うよりも、枝を剪定してしまったような? 、そんな感じがしました。 病気なのかな?
あの半透明色の黄色の花達が今年は見られないのかと思うと残念です。病気なら何とかよくなって欲しい。
東慶寺さんの梅たちはまだ冬眠中、咲くまでもう少し時間がかかるのだと思います。
受付のところの可愛い猫くんにさよならをして、東慶寺さんを後にしました。
いつもならこれで散歩を終わりにするのですが、土曜日は気になっているところがもう一箇所ありました。
北鎌倉の駅まで戻って鎌倉まで。
この時間なら、まだ小町通も道路が見えます。
店が開店する頃、鎌倉は、良い天気になっていました。
源平池も
鴨とユリカモメものんびり、きらきら。
気になっていたのは、八幡宮の境内の鎌倉国宝館のそばにある一本の紅梅の木でした。
ぼくが知っている中で、鎌倉でいつも最初に花を付ける梅です。
きっとそろそろと思って行きましたが、期待通り、数は少ないですが今年初めての梅の花に会うことが出来ました。
咲きたての八重の紅梅。夢中でファインダーを覗きながら何枚も写真を撮ってしまいました。
ここの梅は長くて白い何本ものしべがチャームポイントですね。
まだまだ、気温は低いですが、もうすぐ春なんだと、実感です。
なら、あそこもきっと。
ここで咲いているなら、荏柄天神さんでも咲き始めているかもしれない。
思い付くと自然に、足はもう荏柄天神さんの方に向かっていました。
咲いていましたよ。
荏柄天神さん、本殿の向かって右側の紅梅が幾つか花をつけ始めていました。
良い天気、スカイブルーの中をトンビがくるり。
蝋梅を見つけたばかりなのに、鎌倉は梅が咲き始めています。
そう言えば来週はもう2月なんですね。
ついさっき、正月に餅を2つしか食べなかったなどと話していたと思ったら・・・、鎌倉の花暦は梅へと、一頁捲られていました。
鎌倉まで足を伸ばしてよかった。
この日はずーっと、Sibelius Symphony No.1 を聴いていました。
ぼくは聴くものにすごく偏りがあり、あるものは同じ曲で10数枚CD を持っているのに、あるものは一枚しかない、そんな感じです。Sibelius は後者の仲間。
ただ、LP 時代はそれでも何枚かは持っていて嫌いな作曲家ではありませんでした。
フィンランディアはこの前、西本智実さんの指揮の演奏を聴いて感動したし、7曲ある交響曲は一通り聴いています。
そんなシベリウス、HMV で、ベルグルンドがポーツマス交響楽団を指揮した交響曲全集4枚組みが1,370円であるのを見つけて、衝動買いです。
先週から聴き始めているのですが、シベリウスもなかなか良いです。
交響曲第1番、シベリウスが30代のまだ若い頃に書かれた初めての交響曲(交響曲と名前の付いたものにはクレルヴォ交響曲もありますが純粋なものはこの1番だと思います)。
世間では3番以降は精神的でしっかりとした優れた作品であり、1番と2番はそれほどの曲ではないなどとの評価ですが、詳しいことアカデミックなことは良く分かりませんが、ぼくは久しぶりに聴いてみて、この1番とても気に入りました。
北欧の自然、寒さ、厳しさ、灰色の色彩の中の力強さや、草原の緑、海や空の深い藍色を感じることが出来ます。
1楽章の出だしのクラリネットが好きだし、なんと言っても4楽章のハープの音色の隠し味が効いた綺麗な旋律は魅力的。
チャイコフスキーの感じがするし、金管の咆哮はブルックナーがどこかに隠れている感じ(笑)。
4枚組みです。しばらくシベリウスを楽しめます。
ちょっと長くなってしまいました。 ^^;
鎌倉に行くと美味しいものがいっぱい目に付いて仕方ありません。
その中で土曜日は、
Bergfeld Kamakura さんで、土日と祝祭日限定のクロワッサン、そして可愛いミートパイ、
鎌倉亀善さんで「鎌倉しらす うす焼き」を買ってきました。
限定ものには、どうしても弱い ^^;
帰って来て、赤ワインと一緒に頂きました。形が変わっているクロワッサンです、リボンの形。
ミートパイも小ぶりですが、赤ワインに良くあいました。
しらすの「うす焼き」も、しらすのにおいが香ばしくて、美味しかった。
江ノ島のタコ煎餅みたいに作るのでしょうが、これはどちらかと言うと日本酒かな ?
日本酒も鎌倉の酒屋さんに湘南の地酒で美味しいのがあるのですが、この日はまだ家にワインがあったし、買えば一気に飲んでしまうし(飲みすぎです)、少し重いので後ろ髪を引かれながら断念です。
きっとすぐにまた梅を見に行くので、お酒はその機会に (笑) 。
エル・グレコ展も見たいのですが、この日は鎌倉に行ってよかった。
マンサクと東慶寺で、紅梅に八幡宮と荏柄神社で、今年初めて出会うことが出来ました。
寒いけれど、春が確実に近づいていることを実感し、鎌倉の花暦が変わるちょうどそのときに立ち会うことが出来ました。
展覧会は来週でも見ることができますが、マンサクや梅は待ってくれません。やっぱり「その時」は一期一会なんだよな。
" 2013/01/26 Kamakura & Sibelius Symphony No.1 "
金曜日から迷っていました。 エル・グレコも見たいし、鎌倉の梅たちも気になる。
でも、
新聞を取りに出た時、日の出の方角の明るいオレンジ色と、黎明の濃い藍色の空を見ると、
娘を送りながら冬のきりっとした大気を吸ってしまうと、必然的 ?
デバッグに最近使っていない520 とPEN PL3 を突っ込んで( たまにはメインで使ってあげないと )、
文庫本は神様のカルテ2 ( この本良いです、また改めて書いてみたいと思います )、
Walkman には、Sibelius Symphony No.1 E minor Op.39。 準備良し !! 指差し確認 !! 。
北鎌倉へ、
土曜日、8時36分の横須賀線に飛び乗りました。
北鎌倉の駅は幾つかの団体のグループの方たちがたくさんいらっしゃいました。
ハイキング、写真撮影 etc etc ・・・ ?、皆さんそれぞれ楽しそうです。
じぶんは一人、Sibelius を聴きながら、カメラ達といつもの東慶寺さんへ。
本当に寒い。
晴れてはいるのですが、大きな雲が太陽を隠していて、東慶寺の庭まで暖かさが届きません。
思わず、手のひらにふうーっと息を吹きかけます。
気が付けば、灰色の寒色の庭の中に、一つ明るい色が加わっていました。
マンサクです。
この前来た時は咲く気配もなかったのに・・・、花も葉もない灰色の枝だけだったのに、
蝋梅と梅が気になって来ただけのに、なんだか感動してしまいました。
花ってすごい、時ってすごい。
蝋梅も花を増やして、
ちょうどの見頃です。
寒色の多い中で、マンサクと蝋梅の黄色を見つけると、ほっとします。
視覚からの暖かさも心をぽかぽかにしてくれます。
もうすぐ、この黄色に紅色の梅たちが加わってくれるのだと思うと、その時が待ちきれなくなります。
楽しみ。
ただ、今年は宝蔵のところの素心蝋梅の具合がおかしいです。
この前は少ないですが蕾が少しあったのに、今回行くと何も付いていませんでした。
と言うよりも、枝を剪定してしまったような? 、そんな感じがしました。 病気なのかな?
あの半透明色の黄色の花達が今年は見られないのかと思うと残念です。病気なら何とかよくなって欲しい。
東慶寺さんの梅たちはまだ冬眠中、咲くまでもう少し時間がかかるのだと思います。
受付のところの可愛い猫くんにさよならをして、東慶寺さんを後にしました。
いつもならこれで散歩を終わりにするのですが、土曜日は気になっているところがもう一箇所ありました。
北鎌倉の駅まで戻って鎌倉まで。
この時間なら、まだ小町通も道路が見えます。
店が開店する頃、鎌倉は、良い天気になっていました。
源平池も
鴨とユリカモメものんびり、きらきら。
気になっていたのは、八幡宮の境内の鎌倉国宝館のそばにある一本の紅梅の木でした。
ぼくが知っている中で、鎌倉でいつも最初に花を付ける梅です。
きっとそろそろと思って行きましたが、期待通り、数は少ないですが今年初めての梅の花に会うことが出来ました。
咲きたての八重の紅梅。夢中でファインダーを覗きながら何枚も写真を撮ってしまいました。
ここの梅は長くて白い何本ものしべがチャームポイントですね。
まだまだ、気温は低いですが、もうすぐ春なんだと、実感です。
なら、あそこもきっと。
ここで咲いているなら、荏柄天神さんでも咲き始めているかもしれない。
思い付くと自然に、足はもう荏柄天神さんの方に向かっていました。
咲いていましたよ。
荏柄天神さん、本殿の向かって右側の紅梅が幾つか花をつけ始めていました。
良い天気、スカイブルーの中をトンビがくるり。
蝋梅を見つけたばかりなのに、鎌倉は梅が咲き始めています。
そう言えば来週はもう2月なんですね。
ついさっき、正月に餅を2つしか食べなかったなどと話していたと思ったら・・・、鎌倉の花暦は梅へと、一頁捲られていました。
鎌倉まで足を伸ばしてよかった。
この日はずーっと、Sibelius Symphony No.1 を聴いていました。
ぼくは聴くものにすごく偏りがあり、あるものは同じ曲で10数枚CD を持っているのに、あるものは一枚しかない、そんな感じです。Sibelius は後者の仲間。
ただ、LP 時代はそれでも何枚かは持っていて嫌いな作曲家ではありませんでした。
フィンランディアはこの前、西本智実さんの指揮の演奏を聴いて感動したし、7曲ある交響曲は一通り聴いています。
そんなシベリウス、HMV で、ベルグルンドがポーツマス交響楽団を指揮した交響曲全集4枚組みが1,370円であるのを見つけて、衝動買いです。
先週から聴き始めているのですが、シベリウスもなかなか良いです。
交響曲第1番、シベリウスが30代のまだ若い頃に書かれた初めての交響曲(交響曲と名前の付いたものにはクレルヴォ交響曲もありますが純粋なものはこの1番だと思います)。
世間では3番以降は精神的でしっかりとした優れた作品であり、1番と2番はそれほどの曲ではないなどとの評価ですが、詳しいことアカデミックなことは良く分かりませんが、ぼくは久しぶりに聴いてみて、この1番とても気に入りました。
北欧の自然、寒さ、厳しさ、灰色の色彩の中の力強さや、草原の緑、海や空の深い藍色を感じることが出来ます。
1楽章の出だしのクラリネットが好きだし、なんと言っても4楽章のハープの音色の隠し味が効いた綺麗な旋律は魅力的。
チャイコフスキーの感じがするし、金管の咆哮はブルックナーがどこかに隠れている感じ(笑)。
4枚組みです。しばらくシベリウスを楽しめます。
ちょっと長くなってしまいました。 ^^;
鎌倉に行くと美味しいものがいっぱい目に付いて仕方ありません。
その中で土曜日は、
Bergfeld Kamakura さんで、土日と祝祭日限定のクロワッサン、そして可愛いミートパイ、
鎌倉亀善さんで「鎌倉しらす うす焼き」を買ってきました。
限定ものには、どうしても弱い ^^;
帰って来て、赤ワインと一緒に頂きました。形が変わっているクロワッサンです、リボンの形。
ミートパイも小ぶりですが、赤ワインに良くあいました。
しらすの「うす焼き」も、しらすのにおいが香ばしくて、美味しかった。
江ノ島のタコ煎餅みたいに作るのでしょうが、これはどちらかと言うと日本酒かな ?
日本酒も鎌倉の酒屋さんに湘南の地酒で美味しいのがあるのですが、この日はまだ家にワインがあったし、買えば一気に飲んでしまうし(飲みすぎです)、少し重いので後ろ髪を引かれながら断念です。
きっとすぐにまた梅を見に行くので、お酒はその機会に (笑) 。
エル・グレコ展も見たいのですが、この日は鎌倉に行ってよかった。
マンサクと東慶寺で、紅梅に八幡宮と荏柄神社で、今年初めて出会うことが出来ました。
寒いけれど、春が確実に近づいていることを実感し、鎌倉の花暦が変わるちょうどそのときに立ち会うことが出来ました。
展覧会は来週でも見ることができますが、マンサクや梅は待ってくれません。やっぱり「その時」は一期一会なんだよな。
" 2013/01/26 Kamakura & Sibelius Symphony No.1 "
ブリヂストン美術館 ≪ 筆あとの魅力 ― 点・線・面 ≫ ブリヂストン美術館コレクション展 印象派から抽象絵画まで20130112 [絵画]
3連休の初めの土曜日、家族は学校やコンサートやらそれぞれの予定あり。
それなら、じぶんもどこかへ ?
あれやこれやと考えて行き着いたところは、「やっぱり絵」ということでした。
フェルメールショックから早く抜け出して、2013年も色々と開催される展覧会に備えないといけないなと (笑) 。
チケットはいくつか持っているのですが、見たいグレコはあいにく19日からだし、ではやはりあの絵を見に行こうということで、京浜東北線に乗って東京駅まで。
相変わらず、東京駅はすごい人です。すっかり、観光スポットになってしまったようですね。
皆さん、駅舎に向かってカメラ、カメラです。
じぶんは絵を見に行く前に、一箇所行きたかったところがありました。
ランチ代わりにと、一軒のお店に向かいました。
パティスリー・サダハル・アオキさんです。
甘いもの好きな友達から聴いていて、一度行ってみたいと思っていました。
「デザイン」、
ケーキでデザインって言うのは変なのかもしれませんが、そのフォルムがとても素敵で、並んでいるところが一度見たい、
そして、味も確かめてみたいと思っていたのです。
青木定治さんは、元TBSアナウンサー、雨宮搭子さんのご主人。パリで修行をされて2001年にパリに店を構えました。
その後、日本に逆輸入?
今ではここ丸の内をはじめ5店ものお店が東京にあります。
ケースを見ると綺麗に細長い四角いケーキ、どれも同じ大きさの何種類かのケーキが整然と並んでいました(写真はお試しセットなので、それぞれ1つは実際のものの1/4 ほどの大きさです)。
スマート、精悍さも感じます。どれも食べてみたいのですが、全部を食べるのは無理なので、イートインコーナーでお試しセット?
6種類を少しずつ頂けるセットをオーダーしました。お茶はセイロンティー。
どれも個性的な味 ♪ 美味しかった、満足です。 ^^
お腹もいっぱいになったので、それでは本日のメインに ♪
この界隈、本当に素敵なところになりました。
歩いていると、日本ではなく、どこかヨーロッパの街でも散歩しているような感覚になります。
行ったのはブリヂストン美術館。
2013年の初めての美術館はやっぱりここ、東京八重洲にあるブリヂストン美術館にしました。
ちょうど企画展をやっていました。
≪ 筆あとの魅力 ― 点・線・面 ≫ ブリヂストン美術館コレクション展 印象派から抽象絵画まで
~ 絵画に残された「筆あと」に注意を向けてみると、色のついた「点」を並べていたり、「線」が強調されていたり、「色面」が塗り重ねられているなどの特徴があることに気づきます。それぞれの筆あとから、画家の手の動きや息づかい、画面に刻まれたリズムや身体性などが生き生きと伝わってくることでしょう。 ~ パンフレットより
なるほど、
筆使いに注目して絵画を見てみるのも面白いのかもしれません。
点描も印象派もフォービズムにも特有の描き方があるし、画家それぞれにも個性がありますよね。
筆使いを通して、自分が好きな画家との距離がより近くなるのかもしれません。
パンフレットを見ていて気が付いたのですが、3月23日からの企画もとても楽しみです。
好きな佐伯祐三の絵を何枚か見ることができるかもしれません。
≪ PARIS 、パリ、巴里 ― 日本人が描く 1900-1945 ≫ これも絶対に見逃せません。
学生の頃から良く通ったブリヂストン美術館。
どうしてだろう? どこよりも落ち着きます。こじんまりとしていて、それでいて収蔵されている作品のクオリティーはとても高い。
何より旧知の友達に会うような感じ、いつもの絵画たちが待っていてくれます。
でも、このロートレックは、はじめて見たかもしれません。たぶん比較的、新しい収蔵品なのでしょう。
版画でもないし、どうしてモノクロ ?
初めての出会いですが、とてもひかれました。黒と白なのですが、じっと見ていると色を色彩を感じます。ピエロと馬の向こう側に光を感じます。
どうしても気になって、帰って来てからネットで調べてみました。
この作品、ロートレックが23歳の頃に書いたものだということ、当初の署名は「トレクロー Treclau」だったことが分りました。
画家になることを父親から反対されていたロートレック、じぶんの作品だと分からないように反対の署名をしたのですね。
でもでも、
展覧会に出品する際、「ロートレックLautrec」に書き換えたのだそうです。
この絵って、ロートレックが厳格な父親の反対を振り払って、画家になろうと決意したその証の作品だったのです。
なるほど・・・、静かに、でも強い決意がこもった作品だったのですね。
モノクロですが、すごく輝いていて見えたのは、展覧会で輝いていたのは、そのせいなのですね。
やっぱり絵ってすごいや。
< サーカスの舞台裏 > ロートレック 1887年 67×60
ブリヂストン美術館で好きな絵はたくさんありますが、この絵もその一つ。
岡鹿之助も好きです。特にこの絵はいいなぁ~。
~ 特徴は、第一にカンヴァスの凹凸を生かして細かい筆触を重ねてつくりだす柔らかなマチエールである。第二に、1910年代後半の藤田嗣治や、アンリ・ルソーのパリ風景に影響を受けてつくりだされた素朴で親密な風景という主題である。第三に、時間が止まったかのような一瞬を想起させる無時間性、あるいは永遠性である。第四に、遠近法を無視したことによって生じる不可思議な奥行き感である。 ~ ブリヂストン美術館解説より
色々と見方はあるのかもしれませんが、じぶんは、この構図にフェルメールのデルフトの眺望を重ねてしまいます。
ある種、止まった時、永遠の時間、静寂・・・、静謐・・・。そんなものを感じます。ルソーもどこかにいるなぁ~。
< セーヌ河畔 > 岡鹿之助 1927年 60×73
ブリヂストン美術館の岡鹿之助といえば、この絵も忘れることは出来ません。
1957年、現代美術日本展最優秀賞を受賞した作品です。電信柱、すごく存在感がありますよね。
ポッキーみたい、かじりたくなるのは内緒です。
< 雪の発電所 > 岡鹿之助 1956年 72.8×90.9
そして、大好きな佐伯祐三。
わずか30歳でこの世を去ってしまった佐伯祐三。でも、残した作品はすごいです。いいなぁ~。
日本の近代の画家の中で一番好きかもしれない。
向かって右上に「UZO SAHEKI/ A PARIS/ NOV 27/ HOTEL DU MARCHE」って書いてあるんです。
確か、1928年8月16日になくなっているので、その前年の1927年の11月の作品だということが分ります。
大阪に佐伯祐三のまとまったコレクションがあるとのこと。是非、一度見てみたい。
<テラスの広告> 佐伯祐三 1927年 54.2×65.4
ブリヂストン美術館、すごい作品でいっぱいですが、
この日、会いに来たのはこの2枚です。
この郊外のキリスト、優しい。
満月の夜、道の奥には大きな煙突。
ルオーの筆のあと、パレットナイフ。こんなに黒色が優しい絵って、ほかには見たことありません。
<郊外のキリスト> ジョルジュ・ルオー 1920年~1924年 92×73.6
そして、やっぱりこの絵。
何回会いに来ているんだろう。もう何十年も通い続けている。
ジョルジュ・ルオーの中ではもちろん一番ですが、今までに見た全ての絵の中でも、とっても気に入っている絵の中の一枚。
優しくて静かで、美しくて、哀しくて、夜明けの湖のように、こころが少しずつ明るく澄んでいくよう。
ずっと一緒にいたい、そんなことをいつも思うルオーの「ピエロ」。
単なるピエロではないな。
全ての優しいものと哀しいものがこの小さなキャンバスの中に詰まっている、そんな感じがします。持って帰りたい。
<ピエロ> ジョルジュ・ルオー 1925年 75.2×51.2
どのくらい経ったのでしょう ?
外に出ると、夕暮れの街。
静かに今日の日の余韻を感じながら、東京駅まで歩きました。甘くて美味しくて、優しくて哀しくて良い 一日。
何よりも好きな絵に会うことが出来た充実感でいっぱいです。。
好きな絵に電車に乗ればいつでも会えるのってすごいことだなと改めて思いました。
フェルメールショックも幾分薄れた気がしました(笑)。
絵ってやはり良いです。
2013年、去年よりもたくさんの絵、展覧会を見たいと思いました。
円空展、王義之展、エル・グレコ展のチケットがあります。 今週末は先ずはエル・グレコかな ?
でも、北鎌倉の梅の具合も気になるのでした。 ^^;
【2013 New Year Episode Ⅲ】
" 2013/01/12 Bridgestone-museum & pâtisserie Sadaharu AOKI "
それなら、じぶんもどこかへ ?
あれやこれやと考えて行き着いたところは、「やっぱり絵」ということでした。
フェルメールショックから早く抜け出して、2013年も色々と開催される展覧会に備えないといけないなと (笑) 。
チケットはいくつか持っているのですが、見たいグレコはあいにく19日からだし、ではやはりあの絵を見に行こうということで、京浜東北線に乗って東京駅まで。
相変わらず、東京駅はすごい人です。すっかり、観光スポットになってしまったようですね。
皆さん、駅舎に向かってカメラ、カメラです。
じぶんは絵を見に行く前に、一箇所行きたかったところがありました。
ランチ代わりにと、一軒のお店に向かいました。
パティスリー・サダハル・アオキさんです。
甘いもの好きな友達から聴いていて、一度行ってみたいと思っていました。
「デザイン」、
ケーキでデザインって言うのは変なのかもしれませんが、そのフォルムがとても素敵で、並んでいるところが一度見たい、
そして、味も確かめてみたいと思っていたのです。
青木定治さんは、元TBSアナウンサー、雨宮搭子さんのご主人。パリで修行をされて2001年にパリに店を構えました。
その後、日本に逆輸入?
今ではここ丸の内をはじめ5店ものお店が東京にあります。
ケースを見ると綺麗に細長い四角いケーキ、どれも同じ大きさの何種類かのケーキが整然と並んでいました(写真はお試しセットなので、それぞれ1つは実際のものの1/4 ほどの大きさです)。
スマート、精悍さも感じます。どれも食べてみたいのですが、全部を食べるのは無理なので、イートインコーナーでお試しセット?
6種類を少しずつ頂けるセットをオーダーしました。お茶はセイロンティー。
どれも個性的な味 ♪ 美味しかった、満足です。 ^^
お腹もいっぱいになったので、それでは本日のメインに ♪
この界隈、本当に素敵なところになりました。
歩いていると、日本ではなく、どこかヨーロッパの街でも散歩しているような感覚になります。
行ったのはブリヂストン美術館。
2013年の初めての美術館はやっぱりここ、東京八重洲にあるブリヂストン美術館にしました。
ちょうど企画展をやっていました。
≪ 筆あとの魅力 ― 点・線・面 ≫ ブリヂストン美術館コレクション展 印象派から抽象絵画まで
~ 絵画に残された「筆あと」に注意を向けてみると、色のついた「点」を並べていたり、「線」が強調されていたり、「色面」が塗り重ねられているなどの特徴があることに気づきます。それぞれの筆あとから、画家の手の動きや息づかい、画面に刻まれたリズムや身体性などが生き生きと伝わってくることでしょう。 ~ パンフレットより
なるほど、
筆使いに注目して絵画を見てみるのも面白いのかもしれません。
点描も印象派もフォービズムにも特有の描き方があるし、画家それぞれにも個性がありますよね。
筆使いを通して、自分が好きな画家との距離がより近くなるのかもしれません。
パンフレットを見ていて気が付いたのですが、3月23日からの企画もとても楽しみです。
好きな佐伯祐三の絵を何枚か見ることができるかもしれません。
≪ PARIS 、パリ、巴里 ― 日本人が描く 1900-1945 ≫ これも絶対に見逃せません。
学生の頃から良く通ったブリヂストン美術館。
どうしてだろう? どこよりも落ち着きます。こじんまりとしていて、それでいて収蔵されている作品のクオリティーはとても高い。
何より旧知の友達に会うような感じ、いつもの絵画たちが待っていてくれます。
でも、このロートレックは、はじめて見たかもしれません。たぶん比較的、新しい収蔵品なのでしょう。
版画でもないし、どうしてモノクロ ?
初めての出会いですが、とてもひかれました。黒と白なのですが、じっと見ていると色を色彩を感じます。ピエロと馬の向こう側に光を感じます。
どうしても気になって、帰って来てからネットで調べてみました。
この作品、ロートレックが23歳の頃に書いたものだということ、当初の署名は「トレクロー Treclau」だったことが分りました。
画家になることを父親から反対されていたロートレック、じぶんの作品だと分からないように反対の署名をしたのですね。
でもでも、
展覧会に出品する際、「ロートレックLautrec」に書き換えたのだそうです。
この絵って、ロートレックが厳格な父親の反対を振り払って、画家になろうと決意したその証の作品だったのです。
なるほど・・・、静かに、でも強い決意がこもった作品だったのですね。
モノクロですが、すごく輝いていて見えたのは、展覧会で輝いていたのは、そのせいなのですね。
やっぱり絵ってすごいや。
< サーカスの舞台裏 > ロートレック 1887年 67×60
ブリヂストン美術館で好きな絵はたくさんありますが、この絵もその一つ。
岡鹿之助も好きです。特にこの絵はいいなぁ~。
~ 特徴は、第一にカンヴァスの凹凸を生かして細かい筆触を重ねてつくりだす柔らかなマチエールである。第二に、1910年代後半の藤田嗣治や、アンリ・ルソーのパリ風景に影響を受けてつくりだされた素朴で親密な風景という主題である。第三に、時間が止まったかのような一瞬を想起させる無時間性、あるいは永遠性である。第四に、遠近法を無視したことによって生じる不可思議な奥行き感である。 ~ ブリヂストン美術館解説より
色々と見方はあるのかもしれませんが、じぶんは、この構図にフェルメールのデルフトの眺望を重ねてしまいます。
ある種、止まった時、永遠の時間、静寂・・・、静謐・・・。そんなものを感じます。ルソーもどこかにいるなぁ~。
< セーヌ河畔 > 岡鹿之助 1927年 60×73
ブリヂストン美術館の岡鹿之助といえば、この絵も忘れることは出来ません。
1957年、現代美術日本展最優秀賞を受賞した作品です。電信柱、すごく存在感がありますよね。
ポッキーみたい、かじりたくなるのは内緒です。
< 雪の発電所 > 岡鹿之助 1956年 72.8×90.9
そして、大好きな佐伯祐三。
わずか30歳でこの世を去ってしまった佐伯祐三。でも、残した作品はすごいです。いいなぁ~。
日本の近代の画家の中で一番好きかもしれない。
向かって右上に「UZO SAHEKI/ A PARIS/ NOV 27/ HOTEL DU MARCHE」って書いてあるんです。
確か、1928年8月16日になくなっているので、その前年の1927年の11月の作品だということが分ります。
大阪に佐伯祐三のまとまったコレクションがあるとのこと。是非、一度見てみたい。
<テラスの広告> 佐伯祐三 1927年 54.2×65.4
ブリヂストン美術館、すごい作品でいっぱいですが、
この日、会いに来たのはこの2枚です。
この郊外のキリスト、優しい。
満月の夜、道の奥には大きな煙突。
ルオーの筆のあと、パレットナイフ。こんなに黒色が優しい絵って、ほかには見たことありません。
<郊外のキリスト> ジョルジュ・ルオー 1920年~1924年 92×73.6
そして、やっぱりこの絵。
何回会いに来ているんだろう。もう何十年も通い続けている。
ジョルジュ・ルオーの中ではもちろん一番ですが、今までに見た全ての絵の中でも、とっても気に入っている絵の中の一枚。
優しくて静かで、美しくて、哀しくて、夜明けの湖のように、こころが少しずつ明るく澄んでいくよう。
ずっと一緒にいたい、そんなことをいつも思うルオーの「ピエロ」。
単なるピエロではないな。
全ての優しいものと哀しいものがこの小さなキャンバスの中に詰まっている、そんな感じがします。持って帰りたい。
<ピエロ> ジョルジュ・ルオー 1925年 75.2×51.2
どのくらい経ったのでしょう ?
外に出ると、夕暮れの街。
静かに今日の日の余韻を感じながら、東京駅まで歩きました。甘くて美味しくて、優しくて哀しくて良い 一日。
何よりも好きな絵に会うことが出来た充実感でいっぱいです。。
好きな絵に電車に乗ればいつでも会えるのってすごいことだなと改めて思いました。
フェルメールショックも幾分薄れた気がしました(笑)。
絵ってやはり良いです。
2013年、去年よりもたくさんの絵、展覧会を見たいと思いました。
円空展、王義之展、エル・グレコ展のチケットがあります。 今週末は先ずはエル・グレコかな ?
でも、北鎌倉の梅の具合も気になるのでした。 ^^;
【2013 New Year Episode Ⅲ】
" 2013/01/12 Bridgestone-museum & pâtisserie Sadaharu AOKI "
2013 Disneyland &The Way You Look Tonight : 20130104 [訪れたところ色々]
澄んでいる
寒いけれど とってもピュア
純粋に凍える (笑)
おいていくよ ~
夕暮れの夢の国 ♪ ♪
何度来ても
夕暮れまで飽きることなく
笑顔
笑顔
おいていくよ ~~
パパーーッ
パパーーッたら ~
綺麗だね
凍えそうだけど
とっても
とっても
こころは
あったか ぽかぽか
また来ようね
約束だよ ♪
とても寒い4日でしたが、これがじぶんの2013年 はじめてのDisneyland でした。
とても混んでいましたが、娘と2人、とても楽しい時間。 もちろんアリスのティーカップは超高速回転 ♪
もちろん、キャッセルカルーセルにも ♪
今度はDisney Sea ?
【2013 New Year Episode Ⅱ】
" 2013/01/04 Disneyland & The Way You Look Tonight "
寒いけれど とってもピュア
純粋に凍える (笑)
おいていくよ ~
夕暮れの夢の国 ♪ ♪
何度来ても
夕暮れまで飽きることなく
笑顔
笑顔
おいていくよ ~~
パパーーッ
パパーーッたら ~
綺麗だね
凍えそうだけど
とっても
とっても
こころは
あったか ぽかぽか
また来ようね
約束だよ ♪
とても寒い4日でしたが、これがじぶんの2013年 はじめてのDisneyland でした。
とても混んでいましたが、娘と2人、とても楽しい時間。 もちろんアリスのティーカップは超高速回転 ♪
もちろん、キャッセルカルーセルにも ♪
今度はDisney Sea ?
【2013 New Year Episode Ⅱ】
" 2013/01/04 Disneyland & The Way You Look Tonight "
北鎌倉東慶寺_蝋梅と梅の古木の枝&横道世之介&真夜中のパン屋さん&ビブリア古書堂 etc etc : 20130113 [鎌倉]
休みが終わって「ほっ」とすると言うのもおかしいのかもしれませんが・・・、
29日大掃除(足腰が筋肉痛で・・・)、
30日と31日、湯河原で一泊(雨がひどく降っていましたが露天風呂気持ちよかった)。
1日は自転車で港の初日の出を見た後、義母のところへ新年のご挨拶。
2日は秋葉電脳仲間と恒例の神田明神初詣と秋葉初巡回(昨年一昨年よりも混雑していました、皆さん今年に期待しているところが大きいのでしょうね)。
そして、3日は母のところへ、娘はお年玉、ぼくは母のところのイヌ君に会いに(寒い冬は抱いていると暖かい 笑 )。
4日、娘とディズニーランド(やはりディズニーランドに行かないと一年が始まりません、でもすごい人・・・疲れました ^^; )。
5日はこれも野暮用でお出かけ。
6日ようやく東慶寺に短い散歩が出来ました。但し、天気は良くなくて写真もあまり撮らず凍えて帰ってきました。
次の日から仕事ですし、早めに就寝。
そう言えば1日にお雑煮で2つ食べたきり。
大好きなお餅も2つしか食べていません・・・。 こんなにバタバタした年末年始は久しぶり。
そんな正月も終わって3連休の中日、
13日の日曜日、いつもより遅く目が覚めました。
年末年始の休みで読もうと思っていた本も、まだ全部は読んでいないのですが、
窓を開けると「きりっ」とした空気が部屋にサーッと入ってきて、青い空が誘ってくれます。
コリコリとミルで豆を挽いて・・・うーん良い香り ♪
コーヒーだけ頂き、
E-510 50-200と14-54のレンズを連れて、デイバッグに読みかけの文庫本「横道世之介」を入れて
北鎌倉へ出かけました。
6日のリベンジ? ではないのですが、蝋梅の具合も気になっていました。
ANA の機内誌「翼の王国」にエッセイが連載されていて好きになった吉田修一さん、その吉田さんの作品「横道世之介」。
タイトルからしてちょっと? って思ってしまいますが、映画になって2月23日から上映されるそうです、面白い。
主人公の世之介、どこか抜けているんですが憎めない大学生。周りの友達、恋人たちとの係わり合い。じぶんの大学時代を思い返して懐かしい感じがします。
困るのは、世之介の台詞と行動・・・。
この日もそうですが、読んでいて思わず笑い出してしまいそうに。下手なコントを聴くよりもよっぽと可笑しい。
笑を押し殺して・・・、電車の中で、きっとすごく変な顔になっているんだろうな ^^;
そんなコメディーのようなお話の中で、でも、青春の一ページが語られたかと思うと次のエピソードの間に挟まれるその後のお話たち・・・、これってすごく現実味があります。
じぶんたちもこれと同じように・・・、大学時代と今と、きっと皆同じなんだろうな。
ただの青春小説だけではないような気がします。
北鎌倉駅、早朝ですがいつもより人が多い気がしました。3連休ですし、まだ正月シーズンなのでしょうね。
でも、東慶寺さんはいつもながらの静けさ、そして表情。
山門を入ると寒色の色彩の中、灰色の景色の中に一際目立つのは木瓜の朱色でした。
まだ、蕾のものが大部分なんですが、気の早いものが一輪だけ咲いていたようで、花びらが散り掛かっていました。
蕾がいっぱいですから、これから少しずつ咲いて来ますね、楽しみです。
この日は、大きな鳥がばさばさと周りを飛んでくれていました。
寒いせいかな? まん丸なこの鳥、境内の木を、あっちにいったりこっちにとまったり。
ファインダー越しに、何の鳥かと?
見えなくなったと思ったら、万両の赤い実も食べるのですね。
こっちを見てアイコンタクト (笑)
丸すぎですし、とさかのように毛も立っていないので、よく分からなかったのですが、たぶんヒヨドリ。
とても可愛かった。
本堂にお参りをしていると、山の上からようやく朝日が差し込んで来ました。
黒と白の冬の境内ですが、陽が差し込むと色たちが起きだして賑やかになって、目からも暖かさが感じられる様になります。
凍えた指に朝日を当てて、太陽のエネルギーを少しだけもらいます。
優しさと暖かさを充填、冬の太陽はとても優しい。
蝋梅は?
本堂の塀の外にある蝋梅が咲き始めていました。
東慶寺の花暦は、先ず蝋梅。
モノトーン、灰色の境内ですが、ここだけは春が訪れ始めていました。
辺りが、朝日で一層その輝きを増していって、
柔らかで優しい景色を作り出していました。
ようやく山を越えて差し込んできた朝日たち、
優しい光がもたらす、一時の、季節の前触れ。 柔らかなパースペクティブの空間。
夢中でファインダーを覗いて、かじかんだ指でシャッターを切ります。
冬のたぶんこのときだけなのでしょう・・・、
柔らかな朝日が作り出す、この時だけの空間。 静かに過ぎていく時間がここにはあります。
その時間に身をゆだねて、たゆたゆ~~と一時の幸せ。
梅の古木の枝たち、
円覚寺の山も冬色の世界。 鎌倉は冬もいいなぁ。
この景色もこの時だけのものです。
花が咲いていたり、葉が青々と茂っている間は気が付きませんが、
冬の東慶寺は梅の古木達の枝のアート。
青い空に上っていく小さな竜のようにも見えます。
この景色も大好きです。
いつまでもこの素敵な空間にいたいのですが、一時間くらいが限度。
さぶ~い ^^;
寒さの限界の体内メーターが振り切れました。 (>_<)
緊急避難、東慶寺さんの隣の喫茶店「吉野」さんで、6日に引き続きこの日も熱々のコーヒーを頂きました。
たった一杯のコーヒーですが、
幸せのコーヒー ♪
一つ一つ丁寧にサイフォンで淹れてくださって、お客さんへの心もこもっているのだと思います。体も心もぽかぽかになりました。
友達にメールを送ってのんびりとコーヒーを味わいます。
小さな幸せの時間、冬だからの時間かも知れない・・・、大切にしたい「じかん」です。
東慶寺さんからは、毎年買っている干支の土鈴を一つ、
いつも通り、何種類かの中から白いものを連れてきました。
白ヘビ君、今年一年、よろしく!!
寒いけれど、やっぱり、北鎌倉の散歩はいいです。
どこよりも落ち着くし、素敵な自然たちに、ざわついていたり、ざらざらになっているこころを、優しく穏やかにすべすべにしてもらえるような気がします。
今年は東慶寺さんの年間パスポート? 本気で買おうか? 思案中 (笑)
これらの本を正月休みに読もうと思って買いました。
畠中恵さんの「ゆんでめて」はしゃばけシリーズの一冊、若だんなを中心とするいつもの登場人物たちのばたばたの活躍、独特の世界が楽しめました。
真夜中のパン屋さんの3巻目「午後2時の転校生」、今までとはちょっと違った切り口なのでしょうか?
物語の中の別のエピソードみたいな感じでした。本題からは一休み。
希実の母親が最後の方で登場します。どういう風にお話が展開するのか? 希実と暮林たちとの関係は? 4巻目が待ち遠しいです。
この本もTVドラマ化なのですね。
「神様のカルテ2」はこれから読みます。単行本になるまで待っていました(笑)。
そして、「ビブリア古書堂の事件手帳」はコミックも出ていたので、ついつい買ってしまいました。
そう言えば、今日から剛力彩芽さんが篠川栞子役となってテレビドラマが放送されるのですね。
一応、録画を予約しておきました。北鎌倉が舞台のお話です。
ぼくがいつも歩くところが登場してくるのかもしれません。楽しみ。
" 2013/01/13 Kitakamakura Tokeiji & Yokomichi Yonosuke & etc etc "
29日大掃除(足腰が筋肉痛で・・・)、
30日と31日、湯河原で一泊(雨がひどく降っていましたが露天風呂気持ちよかった)。
1日は自転車で港の初日の出を見た後、義母のところへ新年のご挨拶。
2日は秋葉電脳仲間と恒例の神田明神初詣と秋葉初巡回(昨年一昨年よりも混雑していました、皆さん今年に期待しているところが大きいのでしょうね)。
そして、3日は母のところへ、娘はお年玉、ぼくは母のところのイヌ君に会いに(寒い冬は抱いていると暖かい 笑 )。
4日、娘とディズニーランド(やはりディズニーランドに行かないと一年が始まりません、でもすごい人・・・疲れました ^^; )。
5日はこれも野暮用でお出かけ。
6日ようやく東慶寺に短い散歩が出来ました。但し、天気は良くなくて写真もあまり撮らず凍えて帰ってきました。
次の日から仕事ですし、早めに就寝。
そう言えば1日にお雑煮で2つ食べたきり。
大好きなお餅も2つしか食べていません・・・。 こんなにバタバタした年末年始は久しぶり。
そんな正月も終わって3連休の中日、
13日の日曜日、いつもより遅く目が覚めました。
年末年始の休みで読もうと思っていた本も、まだ全部は読んでいないのですが、
窓を開けると「きりっ」とした空気が部屋にサーッと入ってきて、青い空が誘ってくれます。
コリコリとミルで豆を挽いて・・・うーん良い香り ♪
コーヒーだけ頂き、
E-510 50-200と14-54のレンズを連れて、デイバッグに読みかけの文庫本「横道世之介」を入れて
北鎌倉へ出かけました。
6日のリベンジ? ではないのですが、蝋梅の具合も気になっていました。
ANA の機内誌「翼の王国」にエッセイが連載されていて好きになった吉田修一さん、その吉田さんの作品「横道世之介」。
タイトルからしてちょっと? って思ってしまいますが、映画になって2月23日から上映されるそうです、面白い。
主人公の世之介、どこか抜けているんですが憎めない大学生。周りの友達、恋人たちとの係わり合い。じぶんの大学時代を思い返して懐かしい感じがします。
困るのは、世之介の台詞と行動・・・。
この日もそうですが、読んでいて思わず笑い出してしまいそうに。下手なコントを聴くよりもよっぽと可笑しい。
笑を押し殺して・・・、電車の中で、きっとすごく変な顔になっているんだろうな ^^;
そんなコメディーのようなお話の中で、でも、青春の一ページが語られたかと思うと次のエピソードの間に挟まれるその後のお話たち・・・、これってすごく現実味があります。
じぶんたちもこれと同じように・・・、大学時代と今と、きっと皆同じなんだろうな。
ただの青春小説だけではないような気がします。
北鎌倉駅、早朝ですがいつもより人が多い気がしました。3連休ですし、まだ正月シーズンなのでしょうね。
でも、東慶寺さんはいつもながらの静けさ、そして表情。
山門を入ると寒色の色彩の中、灰色の景色の中に一際目立つのは木瓜の朱色でした。
まだ、蕾のものが大部分なんですが、気の早いものが一輪だけ咲いていたようで、花びらが散り掛かっていました。
蕾がいっぱいですから、これから少しずつ咲いて来ますね、楽しみです。
この日は、大きな鳥がばさばさと周りを飛んでくれていました。
寒いせいかな? まん丸なこの鳥、境内の木を、あっちにいったりこっちにとまったり。
ファインダー越しに、何の鳥かと?
見えなくなったと思ったら、万両の赤い実も食べるのですね。
こっちを見てアイコンタクト (笑)
丸すぎですし、とさかのように毛も立っていないので、よく分からなかったのですが、たぶんヒヨドリ。
とても可愛かった。
本堂にお参りをしていると、山の上からようやく朝日が差し込んで来ました。
黒と白の冬の境内ですが、陽が差し込むと色たちが起きだして賑やかになって、目からも暖かさが感じられる様になります。
凍えた指に朝日を当てて、太陽のエネルギーを少しだけもらいます。
優しさと暖かさを充填、冬の太陽はとても優しい。
蝋梅は?
本堂の塀の外にある蝋梅が咲き始めていました。
東慶寺の花暦は、先ず蝋梅。
モノトーン、灰色の境内ですが、ここだけは春が訪れ始めていました。
辺りが、朝日で一層その輝きを増していって、
柔らかで優しい景色を作り出していました。
ようやく山を越えて差し込んできた朝日たち、
優しい光がもたらす、一時の、季節の前触れ。 柔らかなパースペクティブの空間。
夢中でファインダーを覗いて、かじかんだ指でシャッターを切ります。
冬のたぶんこのときだけなのでしょう・・・、
柔らかな朝日が作り出す、この時だけの空間。 静かに過ぎていく時間がここにはあります。
その時間に身をゆだねて、たゆたゆ~~と一時の幸せ。
梅の古木の枝たち、
円覚寺の山も冬色の世界。 鎌倉は冬もいいなぁ。
この景色もこの時だけのものです。
花が咲いていたり、葉が青々と茂っている間は気が付きませんが、
冬の東慶寺は梅の古木達の枝のアート。
青い空に上っていく小さな竜のようにも見えます。
この景色も大好きです。
いつまでもこの素敵な空間にいたいのですが、一時間くらいが限度。
さぶ~い ^^;
寒さの限界の体内メーターが振り切れました。 (>_<)
緊急避難、東慶寺さんの隣の喫茶店「吉野」さんで、6日に引き続きこの日も熱々のコーヒーを頂きました。
たった一杯のコーヒーですが、
幸せのコーヒー ♪
一つ一つ丁寧にサイフォンで淹れてくださって、お客さんへの心もこもっているのだと思います。体も心もぽかぽかになりました。
友達にメールを送ってのんびりとコーヒーを味わいます。
小さな幸せの時間、冬だからの時間かも知れない・・・、大切にしたい「じかん」です。
東慶寺さんからは、毎年買っている干支の土鈴を一つ、
いつも通り、何種類かの中から白いものを連れてきました。
白ヘビ君、今年一年、よろしく!!
寒いけれど、やっぱり、北鎌倉の散歩はいいです。
どこよりも落ち着くし、素敵な自然たちに、ざわついていたり、ざらざらになっているこころを、優しく穏やかにすべすべにしてもらえるような気がします。
今年は東慶寺さんの年間パスポート? 本気で買おうか? 思案中 (笑)
これらの本を正月休みに読もうと思って買いました。
畠中恵さんの「ゆんでめて」はしゃばけシリーズの一冊、若だんなを中心とするいつもの登場人物たちのばたばたの活躍、独特の世界が楽しめました。
真夜中のパン屋さんの3巻目「午後2時の転校生」、今までとはちょっと違った切り口なのでしょうか?
物語の中の別のエピソードみたいな感じでした。本題からは一休み。
希実の母親が最後の方で登場します。どういう風にお話が展開するのか? 希実と暮林たちとの関係は? 4巻目が待ち遠しいです。
この本もTVドラマ化なのですね。
「神様のカルテ2」はこれから読みます。単行本になるまで待っていました(笑)。
そして、「ビブリア古書堂の事件手帳」はコミックも出ていたので、ついつい買ってしまいました。
そう言えば、今日から剛力彩芽さんが篠川栞子役となってテレビドラマが放送されるのですね。
一応、録画を予約しておきました。北鎌倉が舞台のお話です。
ぼくがいつも歩くところが登場してくるのかもしれません。楽しみ。
" 2013/01/13 Kitakamakura Tokeiji & Yokomichi Yonosuke & etc etc "
2013年横浜港みらい日の出&Beethoven Symphony No.8:20130101 [横浜港]
藍色の黎明の中、透き通った風のトンネルの中を駆け抜けていきます。
そうそう、この感じ、しばらく忘れていました。
頬が切れるように痛いけれど、懐かしく、どこか優しい感じのする風たち。
大晦日、ビールを飲みながらノリントンの第9を聴きました。ビールがなくなったので正月用の日本酒も冷でクイクイ。
2012年のN響の第9、ノリントンの演奏は変わっていて面白く興味津々で聴いていましたが、その分、飲みすぎたようで、
除夜の鐘も聴かずにいつの間にか 就寝。
2013年、新しい年を迎えるのに、これでよかったのか? などと少し思いましたが、
翌朝、1月1日はとても気持ちの良い目覚め。
せっかく、気持ち良く目覚めたのだから横浜の初日の出を見たい。
急いで髭を剃り、顔を洗って、今年初めてのゴールドブレンドを頂いてから自転車に飛び乗って家を出ました。
みなとみらいに着けば、既にたくさんの人たちが初日の出を待っていらっしゃいます。
2013年1月1日横浜の日の出は6時50分でした。
きっと徹夜の方たちもたくさんいるのでしょう、学生のグループ、若い人たちの姿が目立ちます。
三脚を立てて日の出の方角をじっと見つめているカメラマンの方たちも。
空全体は晴れているのですが、ちょうど日の出の方角に薄い雲がかかっていて、初日の出が見られるのか心配でした。
ただ、その薄い雲のおかげで、とても神秘的な色彩。
何となく、木星の表情を思い出してしまった (笑) 。
海面はメカニックブルー ♪
初日の出を迎えるのに十分すぎる脚色。自然の力ってすごい。
6時50分、雲の切れ目からほんの少しですが、2013年初めての日の出です。
太陽が覗いてくれました。待っていた皆からおめでとうの声と拍手。
まん丸の太陽全体が登ってくる姿は、残念ながら見ることはできませんでしたが、
でも、新しい年のスタートの日から、神秘的な朝の色彩を見せてもらうことができました。
こんな色んな色彩に溢れた日の出も、そう簡単に見ることは出来ないと思います。
2013年1月1日の太陽と空に感謝です。
日が昇った後も、太陽と空のショーは続きます。
二度目の日の出?
上の雲の隙間から、また太陽が顔を覗かせました。
海面は茜色から黄金色に変わります。
これもなんて素敵な色彩なんでしょう?
金色の光の粒子たちが港全体を覆います。
カモたちも気持ち良さそう。
で、ベートーベンの8番をWalkman に入れてきたのを今更ながら? 思い出しました。
年末、ティルソン・トーマスのベト7をずーっと聴いていて、大晦日は第9を聴いたので、新年一番目の曲は
ベートーベン交響曲第8番ヘ長調Op.93 にしようと思っていました。
ベートーベンの中でも地味な交響曲で、演奏される機会も5番以降の交響曲の中では少ないのだと思います。
5番「運命」、6番「田園」、7番は煌めくリズムのシンフォニー、そして別格に大きく聳え立つ9番「合唱付き」なのですから、8番は霞んでしまっても仕方のないようなラインナップですものね。
でも、昔学生の頃、オットマール・スイトナーのレコードを聴いてから、30分に満たない曲ですが、ベートーベンらしさがぎゅっと濃縮されて詰まっている良い曲だと思っていました。
この日連れて行ったのは、バーンスタインがウィーンフィルを振ったもの。1980年のレコードアカデミー大賞を受賞した全集の中の一枚です。
第1楽章の初めからこころが晴ればれ、そんな演奏 ♪
初日の出のすごい色彩に圧倒されて、音楽なしにただ景色を眺めシャッターを押していましたが、
やはりベト8番を聴きながら、朝の色彩たちと過ごすのも楽しい。
長く、朝のみなとみらい、臨港パークに来ていませんでしたが、
朝の光はとても素晴らしいです。ピュアなたくさんの色彩が次々に表れてきます。
2013年は何回か足を運んでみたいと思います。
でも、この後、体は冷え切っていましたし、足の両ももの辺りは筋肉痛(笑)。
手袋はちゃんとしていきましたが、もっと着込んで行かないと今年の冬は寒いです。それに運動不足も実感・・・ ^^;
家に帰り、急いで風呂に飛び込みました。暖かいのは幸せ。
昨年はじぶんの拙いブログにご訪問頂き、本当にありがとうございました。 m(__)m
本年も、鎌倉の花暦が中心になると思いますが、散歩の中で感じたものを切り取って、少しですが写真をアップしていきたいと思います。
どうぞ今年もよろしくお願いします。
長めの休みなんですが、色々と出かける用事もあり、PCの前にいる時間がなかなかありません。
皆様へのご挨拶も滞っています。申し訳ありません。後ほど、ゆっくりとご挨拶に伺いたいと思っています。
お正月も3日目、皆さん、楽しくお過ごしください。じぶんはこれから母のところでご馳走になってきます。 ^^
" 2013/01/01 Yokohama Minatomirai & Beethoven Symphony No.8 "
そうそう、この感じ、しばらく忘れていました。
頬が切れるように痛いけれど、懐かしく、どこか優しい感じのする風たち。
大晦日、ビールを飲みながらノリントンの第9を聴きました。ビールがなくなったので正月用の日本酒も冷でクイクイ。
2012年のN響の第9、ノリントンの演奏は変わっていて面白く興味津々で聴いていましたが、その分、飲みすぎたようで、
除夜の鐘も聴かずにいつの間にか 就寝。
2013年、新しい年を迎えるのに、これでよかったのか? などと少し思いましたが、
翌朝、1月1日はとても気持ちの良い目覚め。
せっかく、気持ち良く目覚めたのだから横浜の初日の出を見たい。
急いで髭を剃り、顔を洗って、今年初めてのゴールドブレンドを頂いてから自転車に飛び乗って家を出ました。
みなとみらいに着けば、既にたくさんの人たちが初日の出を待っていらっしゃいます。
2013年1月1日横浜の日の出は6時50分でした。
きっと徹夜の方たちもたくさんいるのでしょう、学生のグループ、若い人たちの姿が目立ちます。
三脚を立てて日の出の方角をじっと見つめているカメラマンの方たちも。
空全体は晴れているのですが、ちょうど日の出の方角に薄い雲がかかっていて、初日の出が見られるのか心配でした。
ただ、その薄い雲のおかげで、とても神秘的な色彩。
何となく、木星の表情を思い出してしまった (笑) 。
海面はメカニックブルー ♪
初日の出を迎えるのに十分すぎる脚色。自然の力ってすごい。
6時50分、雲の切れ目からほんの少しですが、2013年初めての日の出です。
太陽が覗いてくれました。待っていた皆からおめでとうの声と拍手。
まん丸の太陽全体が登ってくる姿は、残念ながら見ることはできませんでしたが、
でも、新しい年のスタートの日から、神秘的な朝の色彩を見せてもらうことができました。
こんな色んな色彩に溢れた日の出も、そう簡単に見ることは出来ないと思います。
2013年1月1日の太陽と空に感謝です。
日が昇った後も、太陽と空のショーは続きます。
二度目の日の出?
上の雲の隙間から、また太陽が顔を覗かせました。
海面は茜色から黄金色に変わります。
これもなんて素敵な色彩なんでしょう?
金色の光の粒子たちが港全体を覆います。
カモたちも気持ち良さそう。
で、ベートーベンの8番をWalkman に入れてきたのを今更ながら? 思い出しました。
年末、ティルソン・トーマスのベト7をずーっと聴いていて、大晦日は第9を聴いたので、新年一番目の曲は
ベートーベン交響曲第8番ヘ長調Op.93 にしようと思っていました。
ベートーベンの中でも地味な交響曲で、演奏される機会も5番以降の交響曲の中では少ないのだと思います。
5番「運命」、6番「田園」、7番は煌めくリズムのシンフォニー、そして別格に大きく聳え立つ9番「合唱付き」なのですから、8番は霞んでしまっても仕方のないようなラインナップですものね。
でも、昔学生の頃、オットマール・スイトナーのレコードを聴いてから、30分に満たない曲ですが、ベートーベンらしさがぎゅっと濃縮されて詰まっている良い曲だと思っていました。
この日連れて行ったのは、バーンスタインがウィーンフィルを振ったもの。1980年のレコードアカデミー大賞を受賞した全集の中の一枚です。
第1楽章の初めからこころが晴ればれ、そんな演奏 ♪
初日の出のすごい色彩に圧倒されて、音楽なしにただ景色を眺めシャッターを押していましたが、
やはりベト8番を聴きながら、朝の色彩たちと過ごすのも楽しい。
長く、朝のみなとみらい、臨港パークに来ていませんでしたが、
朝の光はとても素晴らしいです。ピュアなたくさんの色彩が次々に表れてきます。
2013年は何回か足を運んでみたいと思います。
でも、この後、体は冷え切っていましたし、足の両ももの辺りは筋肉痛(笑)。
手袋はちゃんとしていきましたが、もっと着込んで行かないと今年の冬は寒いです。それに運動不足も実感・・・ ^^;
家に帰り、急いで風呂に飛び込みました。暖かいのは幸せ。
昨年はじぶんの拙いブログにご訪問頂き、本当にありがとうございました。 m(__)m
本年も、鎌倉の花暦が中心になると思いますが、散歩の中で感じたものを切り取って、少しですが写真をアップしていきたいと思います。
どうぞ今年もよろしくお願いします。
長めの休みなんですが、色々と出かける用事もあり、PCの前にいる時間がなかなかありません。
皆様へのご挨拶も滞っています。申し訳ありません。後ほど、ゆっくりとご挨拶に伺いたいと思っています。
お正月も3日目、皆さん、楽しくお過ごしください。じぶんはこれから母のところでご馳走になってきます。 ^^
" 2013/01/01 Yokohama Minatomirai & Beethoven Symphony No.8 "