桜_吉祥寺:20090329 [吉祥寺]
肩をぽんと叩かれた気がして・・・、思わず振り向いて・・・。
4年でしたけれど、時間でははかることのできない、自分の生まれてからの、とても大切な「とき」。
そんな「とき」を過ごしたこの街。
よく皆と待ち合わせた、ロンロンの一階のエントランスも、今ではずいぶん変わってしまいましたが、それでも、そこに立っていると、君が肩をたたく・・・、そんな感じがするのです。
懐かしいけれど、でも決して過去形ではない。
今でも、その時考えたこと感じたことは、ぼくの心のコアな部分を形作っていて、ドキンドキンと熱く脈打っています(笑)。
そうだな、今度みんなとここで久し振りに会おう。
そんなことを思いながら、吉祥寺、井の頭公園に行って来ました。
桜はまだ3分咲きくらい。それでも、大勢の方たちが花見を楽しんでいました。
桜は街を包んでいる空気全体を、優しくはなやいだものに変えてしまいます。
そう、Mozart Concert for flute & Harpe Kv.299 この曲が似合うかもしれません。
Mozart 22歳、パリに滞在中の4月から5月に書き上げた名曲です。多感な青年 Mozart 。華やいだパリという街に影響されて書き上げた曲。でも、実際のパリは、この後、お母さんを病気でなくしたり、大好きだったアロイジアにも失恋するなど・・・、あまりよいことはなかったようですが・・・。
キラキラと輝くような1楽章と快活な3楽章も素晴らしいですが、
弦楽が静かに演奏をはじめ、ハープが下で支える中、フルートが優しく歌い始める第2楽章は、この桜にぴったりだと思うのです。
厳しい寒さを含んだ灰色の空気を、「凛」とした美しさで切り開いてくれた梅たちを引き継いで、
街全体を、暖かく、和らいだ優しいものに変えてくれる・・・。
そんな桜たちが咲いてくれるのを、かなり前から待っていた。そんな気がしました。
毎年見る光景なのですが、
今年は少し強くそんなことを思っていました。
開花してから、ずうっと寒くてなかなか咲く機会がなかった桜たちを心配していたことと、
仕事の役割が変わることへの期待感と不安感。
そう、
あの頃も色々と考えたり悩んだりした時、この街でこの公園で、あの居酒屋で・・・(笑)、君たちと良く話したものです。
金のない学生のこと、一升瓶を酒屋で買ってスーパーでつまみを見繕って。
井の頭公園で、花見ってこともあったな。
樹の下で、色々と話したこと。
ここの桜には、みんな聞かれているのです(笑)。 桜も仲間です。
ファインダー越しに、しばらく振りのこと、心で話してきました。
きっと現役の後輩達もいて、時代は違ってもこの樹の下で、ぼくらと同じようなことを話しているのでしょう。そして、心で桜たちと絆がつながっていく・・・。
時代か変わって、キャストが変わっても、いつもきっと同じなんだろうなと、そう思いました。
色々と考えた春の日、古い友達に話をして少し、こころが落ち着きました。
今度は皆を誘って、美味い、安い、早い・・・(笑)、焼き鳥屋の「いせや」で一杯やりたいと思います。
実は、この後、フライングで一杯やってきたんですが・・・、煮込みも、タンもハツもレバーも変わらぬ味 !! (笑)。
" 2009/03/29 Kichijyoji Inokashira-Park "
4年でしたけれど、時間でははかることのできない、自分の生まれてからの、とても大切な「とき」。
そんな「とき」を過ごしたこの街。
よく皆と待ち合わせた、ロンロンの一階のエントランスも、今ではずいぶん変わってしまいましたが、それでも、そこに立っていると、君が肩をたたく・・・、そんな感じがするのです。
懐かしいけれど、でも決して過去形ではない。
今でも、その時考えたこと感じたことは、ぼくの心のコアな部分を形作っていて、ドキンドキンと熱く脈打っています(笑)。
そうだな、今度みんなとここで久し振りに会おう。
そんなことを思いながら、吉祥寺、井の頭公園に行って来ました。
桜はまだ3分咲きくらい。それでも、大勢の方たちが花見を楽しんでいました。
桜は街を包んでいる空気全体を、優しくはなやいだものに変えてしまいます。
そう、Mozart Concert for flute & Harpe Kv.299 この曲が似合うかもしれません。
Mozart 22歳、パリに滞在中の4月から5月に書き上げた名曲です。多感な青年 Mozart 。華やいだパリという街に影響されて書き上げた曲。でも、実際のパリは、この後、お母さんを病気でなくしたり、大好きだったアロイジアにも失恋するなど・・・、あまりよいことはなかったようですが・・・。
キラキラと輝くような1楽章と快活な3楽章も素晴らしいですが、
弦楽が静かに演奏をはじめ、ハープが下で支える中、フルートが優しく歌い始める第2楽章は、この桜にぴったりだと思うのです。
厳しい寒さを含んだ灰色の空気を、「凛」とした美しさで切り開いてくれた梅たちを引き継いで、
街全体を、暖かく、和らいだ優しいものに変えてくれる・・・。
そんな桜たちが咲いてくれるのを、かなり前から待っていた。そんな気がしました。
毎年見る光景なのですが、
今年は少し強くそんなことを思っていました。
開花してから、ずうっと寒くてなかなか咲く機会がなかった桜たちを心配していたことと、
仕事の役割が変わることへの期待感と不安感。
そう、
あの頃も色々と考えたり悩んだりした時、この街でこの公園で、あの居酒屋で・・・(笑)、君たちと良く話したものです。
金のない学生のこと、一升瓶を酒屋で買ってスーパーでつまみを見繕って。
井の頭公園で、花見ってこともあったな。
樹の下で、色々と話したこと。
ここの桜には、みんな聞かれているのです(笑)。 桜も仲間です。
ファインダー越しに、しばらく振りのこと、心で話してきました。
きっと現役の後輩達もいて、時代は違ってもこの樹の下で、ぼくらと同じようなことを話しているのでしょう。そして、心で桜たちと絆がつながっていく・・・。
時代か変わって、キャストが変わっても、いつもきっと同じなんだろうなと、そう思いました。
色々と考えた春の日、古い友達に話をして少し、こころが落ち着きました。
今度は皆を誘って、美味い、安い、早い・・・(笑)、焼き鳥屋の「いせや」で一杯やりたいと思います。
実は、この後、フライングで一杯やってきたんですが・・・、煮込みも、タンもハツもレバーも変わらぬ味 !! (笑)。
" 2009/03/29 Kichijyoji Inokashira-Park "