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北鎌倉雪化粧の東慶寺梅&ビブリア古書堂&ウバールの悪魔上巻 :20140216 [鎌倉]

横浜は2週続けて、週末の大雪。

交通機関が機能しなくなったり、滑って転んだり、雪かきで掌にまめができたり・・・

大雪は大変なことが多いです。 人騒がせな雪・・・。


でも、

雪の降る音って好きです。

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天空の 真っ白な雪のこどもたちが舞い降りてきて

樹枝状結晶の きららの羽が一つ二つと重なったら 

きっと 立てる音なんだ思います。

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橙の街灯の 淡い光の中 冬のひとり言かもしれない 

しんしんと 雪の音 

ゆっくり氷を回して

頬杖を立てて 窓の外を眺めるのが好きです。

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週末には色々としたいことがありましたが、

土曜日はさすがに出かけられず、近くの横浜家系ラーメンを食べに行くのが精いっぱい・・・。 ^^;

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それでも、本は読みました。 出かけられなければ、読書とアルコール。


金曜日、大雪のための早帰りにかこつけて、成城石井さんでキャンティーワインを買ってきました。

ワインを飲みながら、
三上 延さんの " ビブリア古書堂の事件帳 5 " と読みかけだった、ジェームズ・ロリンズさんの " ウバールの悪魔 上巻 "。

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ビブリア古書堂の事件帳はそろそろ佳境です。
栞子さんと大輔君の恋の行くへもとっても気になります。

5巻では、手塚先生の " ブラック・ジャック " が登場します。 一口にブラック・ジャックといっても、お話には色々なバリエーションがあるのですね。大好きな火の鳥もそうなのだということを初めて知りました。
恋は、少し進展がありました。でも、書きません。 笑

ウバールの悪魔はシグマフォースシリーズ、ダン・ブラウンの小説ではないですが、聖書の物語や古代の遺跡の謎を絡めて、主人公のぺインター・クロウの活躍が楽しみな作品です。

下巻を買ってこなくては(下巻買いに行ったのですが近くの本屋さんにはありませんでした)。

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日曜日、

アルコールと読書には満足したので? 北鎌倉まで出かけることに。

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鎌倉の枝垂れ梅たちも気になっていましたが、月曜日は札幌出張。

準備もあるので、午前中に帰ってこなければなりません。北鎌倉も、ピンポイント、東慶寺のみです。

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雪の北鎌倉も何回かは見たことがありますが、2日前に降った雪、こんなに残っているなんて、びっくりです。

こんなに雪のある北鎌倉駅、道路、東慶寺は初めてかもしれません。 そういえば、横浜に住むようになって、2週間連続で、歩くと靴がうずまってしまうほどの雪って経験したことない。

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東慶寺さんにたどり着けば、何人かの方達が雪かきの真っ最中でした。

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皆さん、頑張って力仕事をされている中・・・、おっとりとカメラを提げて写真を撮りに入るのも・・・、

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山門の階段下で写真を撮っていると、何人かの方達が上っていかれました。

ならば、一緒に 笑

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東慶寺、いつもよりも明るい。

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左側の山を越えて、2月の太陽の光が差し込んできます。

真っ白な雪にも反射するのでしょう、とても明るい。

良いな、雪の灯り。

いつもの東慶寺の境内とは雰囲気も違っていました。

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ただ、あれだけ降った雪の重さのせいでしょうか・・・、

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ところどころに、折れてしまった梅の古木の枝・・・。 

それに、東慶寺の立派なミツマタの木も、雪に押され縮こまっていました。 
たぶん、折れてはいないと思うのですが・・・、とても心配です。

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雪が降った後に雨が降って重くなってしまって、耐え切れなくなってしまったのでしょう。

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冬の空に竜が飛び立つような、東慶寺の梅の古木の枝。

一生懸命に白梅や、紅梅の花を咲かせる途中だったのでしょうに、かわいそうです。

真っ白な雪の上、

白梅の花びらが、ひとひら、ふたひら。 そして、一輪の花も・・・。

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長くてそして悠久の時の流れの中で、自然は優しさだけでなく、こんなに一生懸命な古木たちにも試練を与えてしまうのかと、とても悲しくなりました。

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でも、上を見上げれば、

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暖かな北鎌倉の朝の陽ざしが、咲き始めた梅たちに優しく注いでいます。

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今年は、ここの梅の開花、

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一ヶ月くらい

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遅れているような気がします。

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もしかすると、

東慶寺の古木たち、

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大雪になるのを知っていたのかもしれないな・・・。

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一番良い時に

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たくさんの花たちを咲かせるために

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しっかりと遅らせているのかもしれません。

賢い、古木たち。

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そっと古木たちに触ってみました。

暖かさが伝わってきて・・・、 木って優しい、とても優しい・・・。

そして、賢い。

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北鎌倉の他の梅たちの具合も気になりましたが、

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後ろ髪をひかれながら

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北鎌倉東慶寺を後にしました。

体も冷えていたので、吉野さんで熱い珈琲を頂きたかったのですが、仕事も待っていました。

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ほんと、

こんな、北鎌倉見たことないです。

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" 2014/02/16 Kitakamakura Tokeiji & Snow "o
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鎌倉宝戒寺と荏柄天神の梅& スティーブン・イッサーリスのラフマニノフのチェロソナタ:20140201 [鎌倉]

北鎌倉の後、今年初めての鎌倉へ。

駅を降りてまっすぐロータリーを突っ切って、左に曲がって、てくてく、てくてく、

段かずらを歩きます。

鎌倉の人力車、
三つも並んでいました。 朝の出勤前の風景かな ?

人力車の青年たち、とても元気で明るくて、通り過ぎると挨拶もしてくれます。鎌倉に、なくてはならない存在になりましたね。

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八幡宮の前の交差点を右に曲がって、

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宝戒寺さんへ向かいました。

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秋の萩で有名ですが、梅も素敵なお寺です。

足利尊氏が北条市の霊を弔うために建立したお寺。

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色々な種類の梅。

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中でも、紅と白と一緒に咲く「思いのまま」や枝垂れの梅がとても素敵です。

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宝戒寺の梅は・・・、

まだ全体的には3分咲きにもいってませんでした。

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枝垂れもまだつぼみでしたが、いくつかの木には可愛い花が一つ二つと咲き始めていました。

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梅以外にも宝戒寺にはたくさんの花があります。

宝戒寺、ここも花のお寺。 梅、桜、百日紅、萩 etc etc ・・・。 四季折々に、いろんな花が咲きます。

それに、拝観料100円です 笑

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水仙もきれいに咲いていました。

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日当たりの良い境内です。

水仙も光を十分浴びて気持ちよさそう。 冬の冷たい大気の中、それでものんびりと背伸びをしているかのよう。

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福寿草も ^^

今年初めて見ました。 可愛い黄色のくちばしを半分ひらいて、もうすぐ歌いだしそう。

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宝戒寺の梅たちもこれから。 とても楽しみです。

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宝戒寺さんのあとは、荏柄天神さんへ。

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荏柄天神さんの梅は紅白の梅とも、ちょうどの見頃でした。

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可愛い梅たち。

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たくさんの方が、並んでお参りされています。

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日当たりも良いし、ここは一足早く春の装い。

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少しだけ、場所が変わっただけなのに、同じ鎌倉で、こんなに咲く時期が違うのは不思議です。

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陽の暖かさ・・・、北鎌倉の東慶寺とは一月くらい違う感じがします。

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この日は、スティーブン・イッサーリスのチェロを聴いていました。

ちょうど、アントニオ・メネシスのブラームスのチェロソナタも聴いていましたので、チェリストによって響きや音色がずいぶん変わるものだと、実感しておもしろかった。


ブラームスのチェロソナタ、初めて聴いたのはマリオ・ブルネロ。
艶やかな音色、男のじぶんでも艶やかさを感じるチェロの音色が色っぽいです。

アントニオ・メネシスのブラームスは、もっと優しくて深い感じ。 ピアノがビリスのせいかな?  低音が心地よい・・・。
チェロの音色は、心から落ち着かせてくれます。 揺り籠のような音色。

甲乙つけがたくて、その時によって、きっと聴き分けるのだろうと思います。


そうそう、イッサーリスでした。
スティーブン・イッサーリス、1959年12月19日イギリスに生まれたイギリスの至宝って言われるチェリストだそうです。
お祖父さんがロシア出身みたいですね。

弦はガット弦。
ガット弦とは、羊の腸を加工して作った弦。多くのチェロ奏者の弦はスティール弦だと思うのですが、イッサーリスはガット弦を使っているんです。

これがとても良い音色。 潤いがあって、渋い音です。 ガット弦いいな。
この弦で、大好きな、ラフマのチェロソナタを弾いてくれるのです。 チェロの深い音色の中に知らず知らずに引きこまれてしまいます。
ハフのピアノも良いな。

いくつかのラフマのチェロソナタを聴きましたが、イッサーリスのは一番いいかもしれない。
お祖父さんから引き継いだロシアの血が、そうさせるのかもしれませんね。

今も、聴きながらこの記事を書いてます。 素敵な音色です。

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八幡宮の梅も見て、気が付くとすごくお腹が空いていました。

そうだ、天金さんに行こう。

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八幡宮を後にして、天金さんの鎌倉丼を久しぶりにいただきました。

海老フライの卵とじなのですが、天金さんで頂く鎌倉丼。米も美味しい。炊き立て、熱々。

寒い冬には、たまりません。 美味しいですよ~。 ^^v

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梅の季節の鎌倉。

良い季節です。 質実剛健、武士の都の鎌倉には梅の季節が一番かもしれません。

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ハフつながりで買ったCD ですが、イッサーリスというチェリスト、初めて聴きました。

結構はまってしまうかも。

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3楽章のアンダンテは・・・、背中がぞくぞくします。 チェロが歌っています・・・、歌ってる。

すごく抒情的。 ラフマってすごくロマンチックだな。


きょうは、横浜はすごくいっぱいの雪が降っています。 音のしない雪の音色。

とても好きな音。

" 2014/02/01 Kamakura & Rachmaninov Cello Sonsta "
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北鎌倉東慶寺の梅:20140201 [鎌倉]

気が付けば1月も終わり。

色々と忙しかった月末、でもようやくのお休み。

週末はイッサーリスのチェロ聴いて本を読んで、ゆっくりと過ごそう。

そんなことを電車の中で思いながら、金曜日。
会社帰りに成城石井さんでロシュベールという2,000円のワインを買ってきて、美味しく頂きました。
いつもは発泡酒だから、プチ贅沢 笑

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ワインを頂くと、少しだけリッチな気分になれます。この透き通ったルビー色と馥郁たる香り、注いだだけで落ち着きます。

つまみの6Pチーズの味も一味違うように思える。

でも結局、
ワイングラスを出すのは面倒なので、娘からUSJ のお土産としてもらったスパイダーマンのマグカップ。

一度にたくさん注げるので、ビールみたいに飲んでしまって、あっという間にボトルは半分に。
こんな飲み方、ワインがかわいそうかもしれませんが。

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土曜日、
先週、咲き始めた白梅に会って以来、ずっと気になって仕方がなかった梅の具合をもう一度確かめるために、横須賀線に乗って北鎌倉へ。

E-PL3と、510に70mm-300mmを付けて連れて行きました。そういえば、OLYMPUS さんからまた新しいミラーレスの
一眼が発売されるようです。OM-D E-M10、よさそう。
少し情報を集めてみようと思います。

色々と考えたけれど、やはり買い換えるならOLYMPUS にしようと思います。家のレンズたちも喜ぶでしょうし。

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東慶寺の梅たちを先ず尋ねました。

本堂の門をくぐり、本尊の釈迦如来さまに手を合わせます。

「先週はありがとうござました。今週も娘と我が家と、そして皆さんが幸せに過ごせますように。」

少しのお賽銭で、こんなに頼んではいけませんね。 ^^;

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本堂の左手の白梅たち、先週よりもたくさんの花をつけていました。

離れているので、望遠を通してでないと一つ一つの花たちを良くは見られませんが、でも真っ白な花たち、とっても可愛い。

灰色のモノトーンの世界に、やわらかな雪の精がふわっと舞い降りたようです。ふわふわの真綿のよう。

このくらいの感じ、
たくさん咲ききってしまう前の、この感じもとても素敵です。

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本堂を出たところの紅梅も一つ二つと花を付け始めていました。

いつもと同じ順序での咲き出し。

毎年、同じ順序で咲き出すのも不思議です。

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枯れてしまったかと思う、灰色の古木の枝から灯りがともるように、

ぽつぽつと赤い花たち。 見つけると、なんだかとてもうれしい。

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来週も、きっと来てしまうんだろうな。

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毎年訪れているのに、なぜか、この時期はいつにも増して北鎌倉が気になります。

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今年も、会えるだろうか?

灰色のモノトーンの世界、
真冬の景色の中に、ぽつりぽつりと白と紅のあかりが灯っていって、

早春の華やぐ季節の、まだ少し冷たい風が吹き抜けるとき・・・。

あの景色が好きです。

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木瓜も

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マンサクも、きれいな花を見せてくれています。

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花の寺、北鎌倉、東慶寺。

そして、そろそろ、花暦は梅の章。


山門のところに、今年はつるし雛が飾られていました。

北鎌倉のお店等に、これからつるし雛が飾られるんです。これも楽しみ。

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この日連れて行った曲は、以前に書きましたスティーブン・ハフつながりで? ハフがピアノを弾いていて、スティーブン
・イッサーリスがガット弦のチェロで演奏している、ラフマニノフのチェロソナタです。

ガット弦の音色、深くてとても優しい。心に響いてきました。

藤谷治さんの「世界で一番美しい」を読みました。
藤谷さんの本を読むとラフマニノフの大好きなチェロソナタが聴きたくなります。「船に乗れ」を読んでからの条件反射みたいなもの。


土曜日は、この後、鎌倉の梅の具合も確かめに行きました。
宝戒寺、荏柄天神、八幡宮。

荏柄天神は八分咲き、宝戒寺は、思いのままや枝垂れ梅はまだ咲いていませんでした、八幡宮もこれからですね。

写真も撮ってきたのですが、長くなるので、時間があれば別にアップしたいと思います。とりあえず、東慶寺の梅の具合をお知らせしたくて。

" 2014/02/01 Kitakamakura Tokeiji "
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北鎌倉梅の具合と川崎ミューザでマーラーの5番(オーケストラ・ハモン):20140125 [鎌倉]

新横浜で、
その後も、あちらこちらで梅が咲いているのを見かけました。

北鎌倉も、もう咲き始めているのかもしれない・・・と思い始めると、気になって仕方なく、

こもりがちだったじぶんですが、いてもたってもいられなくなりました。

この日は2時から、学生の時の先輩から頂いたチケットのコンサートがあるので、ゆっくりと散歩する時間はありませんが、
日曜日は天気が崩れるとの予報だったので、久しぶりの横須賀線。

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天気予報は晴れでしたが、日差しはなく、曇りの天気。

でも、気温はわりに高く寒くはありませんでした。

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山門をくぐると東慶寺は、灰色の梅の古木たちのアーチ。

静かな境内、花でいっぱいの東慶寺も好きですが、この景色も今だけのもの。

素敵な、少し寂しげですが落ち着いた雰囲気は嫌いではありません。詫びとか寂びってこんな感じなのかもしれないなと、
一人で納得。

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マンサクも、
黄色いたくさんの腕を、遠慮がちに伸ばし始めようとしているところでした。

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蝋梅もまだまだ元気。

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梅は?

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東慶寺の古木の梅たちは、蕾は大きくなっていましたが、咲くのはもう少し先のようです。

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待ち遠しい・・・と思いながら、

いつもの様に、本堂で手を合わせて、ふと、先を見やると、

そうそう、この白梅です。東慶寺で毎年一番初めに咲く梅。

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まだほんの数輪だけですが、可愛い真っ白な花を咲かせていました。

冬の景色のただ中ですが、少しずつ、少しずつ、春の足音は近づいています。

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北鎌倉で、もう少しだけ時間があったので、円覚寺ものぞいてみました。

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黄梅院では、やはりマンサクが咲き始めていて、

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梅は、本堂の横、居士林前の白梅と、あと一輪、本当に一輪だけ、山門の脇のところの白梅が咲き始めていました。

東慶寺も円覚寺も、今週末が楽しみです。 ひきこもり終了だな 笑。
しばらく、梅たちを追いかけることになりそうです。

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急いで帰って、川崎まで。

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時間もないので、昼ごはんは、リンガーハットさんでチャンポンを頂きました。

リュカさんの九州旅行記を読ませていただいて、これも久しぶりに食べたくなっていたのでした。

魚介の塩味のスープ、しっかりしたストレートの麺、野菜たっぷり、しゃきしゃきでとても美味しかった。ついでに餃子もいただきました。

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急いで、ミューザへ行くと、

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いつもの手回しオルガンの可愛い音色 ♪

ちょうど開場しているところでした。

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全席自由席なので、座ったことのない前から5列目のど真ん中に席を取りました。

数年前にも先輩から頂いたチケットで、マーラーの3番を聴かせていただきましたが、今回はマーラーの5番です。

トーマス・マンの原作、ルキノ・ヴィスコンティー監督の、「ヴェニスに死す」に使われていて有名な曲、
交響曲第5番第4楽章 Adagietto の曲。
何回かCD は聴き比べしたことがありますが、じぶんはバーンスタインのが好きです。

でも、オーケストラのライヴを聴くのは久しぶり。
しかも、こんなに前の方でマーラーを聴くのは初めてかもしれません。

演奏は・・・、案の定、すごい迫力!!

金管が咆哮し、打楽器の振動が体に伝わってきました。これがオーケストラのすごさなんですね。部屋でCD を聴いているのとは全然違います。
耳だけでなく、体全体で音を聴いている・・・、そんな感じで約2時間、じっくりとマーラーサウンドに体中で浸ってきました(プログラムはワグナーのパルジファル第一幕への前奏曲と聖金曜日の音楽、それとマーラーの5番でした)。

オーケストラは「ハモン」というオーケストラ。数年前の3番と比べると、すごく上手になっていました。
特にトランペット、ホルン、トロンボーン等、金管楽器はすごく迫力があり良かったです。

また、先輩、チケットをくれないかな?

たぶん次の定期演奏会は6番だと思います。ぼくの好きな曲です、先輩。笑

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来月は、インキネンのシベリウス、3月はビリスのチケットを買いました。どちらも気になっているアーティスト、今からとっても楽しみです。

今年は、コンサートも色々と行きたいと思っています。

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気が付けば? 2日連続のアップです。

これって、ものすごく久しぶりかもしれません・・・。 でも、明日は雪ではないと思います ^^;

" 2014/01/25 Kitakamakura Tokeiji & Enkakuji & Orchestra Hamon Mahler Symphony No.5 "
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2014年初めての散歩です北鎌倉東慶寺&ウィグモア・ホール・リサイタル ピリス&メネセス:20140102 [鎌倉]

2014年の初散歩をどこにしようかと、前の晩から考えていました。

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今年の元旦は、朝からお屠蘇と称し、普段飲まない日本酒を冷でくいくい。
日本酒もなかなか美味しいものだなと思ったりして、午後からは義母のところへ新年のご挨拶に。
熱燗とビールをごちそうになって・・・、乗っていった自転車を押して帰ってきました。

ほろ酔いの冬空は本当にきれい。

オリオン座の二つの一等星、赤色のベテルギウスと白色のリゲルが瞬いています。M78星雲もオリオンにありますね。
ベテルギウスから、こいぬ座のプロキオン、おおいぬ座のシリウス(全天で一番明るい星)をたどると、冬の大三角形。

しばらくぶり、星たちとこんなに近くの距離にいるのは。見上げると、都会なのに冬の空には明るい星たちがいっぱいです。
瞬く星たち、懐かしい。

正月休みでこころがゆっくりして、あの頃のように星たちが近くなってくれた様子。
仕舞い込んだ天体望遠鏡を引っ張り出して、今年は高原にでも出かけてみようかなと。

宮沢賢治の銀河鉄道の夜や、よだかの星が読みたくなりました。

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夜は冷えた体を暖めようと?、ウイスキーをハイボールにしていただいて・・・、そうだ!! 明日は日の出を見に行こうで、就寝( 正しくは酔いつぶれました・・・元旦から飲みすぎ ^^; )。

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目覚めは日の出の後。流石に飲みすぎです。まあ、これも三が日だけ・・・。

でも、2日は相棒を連れて出かけようと決めていたので、ゴールドブレンドを飲んで体をシャキッとさせ、髭をそってから、
デバックにカメラと文庫本とWalkman を突っ込んで準備完了です。

結局、2014年の自分の初散歩は北鎌倉になりました。

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なんとなく、落ち着くところに落ち着いた感じです。

はじめから、こちらにとしておけば、ノープロブレム?

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横須賀線は朝早いにも関わらず、初詣のみなさんで結構混雑していました。

でも、北鎌倉はいつもの静かな佇まいです。鎌倉はきっとすごい人なのでしょうね。

東慶寺さん、静かです・・・・・・・。鳥のさえずる声、北鎌倉の風の音。

Walkman にはアントニオ・メネセス(Vc)、マリア・ジョアン・ピリス(Pf)のCD を入れていきました。

静かな境内で、ビリスのピュアで優しく繊細なピアノ(今一番好きなピアニストです)と、初めて聴くチェリストのアントニオ・メネセスのチェロの音色。でも? 流石ビリスと一緒に競演を何度もしているメネセスのチェロです。
とても優しく澄んだ音色です。

シューベルトのアルペジオーネ・ソナタ イ短調 D821、
ブラームスの3つの間奏曲 作品117 、
ブラームスのチェロ・ソナタ 第1番 ホ短調 作品38 etc etc ・・・

旋律の美しい曲ばかり。世界各地で共演を重ねていて、確か昨年には日本にも来ているはずです。
息の合った演奏、紡ぎたす音色は酔っ払いのこころさえ心地よく洗ってくれるよう。

メネセスのチェロの音色、とても気に入りました。
アルペジオーネ・ソナタの第2楽章Adagio - Attacca 、ブラームスのチェロ・ソナタ Allegretto Quasi Menuetto とても好きになりました。
曲のイメージが変わったかもしれません。

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静寂。

こういう正月良いな。 

昔のお正月はこんな感じだったのかも。元旦から、初売りのためにお店が開いて、ラーメン屋さんもやっていて( じぶんは一日からラーメン屋に行きました ^^; )、便利ですけれど、もっとみんなで心からゆっくりできるお正月が、できると良いな。

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東慶寺さん、

ぼくのほかには、ひとりふたり。

気が付けば、イヤホーンを外していました。 新年の北鎌倉の自然の音に耳を傾けている。
空気の弦が響く音、向かいの山から枯れ枝の間を抜けて差し込んでくる光たち。

蝋梅が、薄いオレンジ色に染まっていました。

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2014年

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東慶寺花ごよみ

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1月2日に始めました。

今年もいろんな花たちに会えると思うと、とても楽しみです。

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やっぱり、落ち着いた北鎌倉好きだな。

このアルバムの、ビリスのブラームスの3つの間奏曲 作品117も気に入りました・・・。

色々とこの曲の演奏聴きましたが、ビリスが一番素敵です。

Andante Non Troppo E Con Molto Espressione・・・、最高。 聴くとまたお酒が飲みたくなります。

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2014年、あらためて、明けましておめでとうございます。昨年は皆さまに大変お世話になりました。

今年も、更新もゆるゆるで滞りがちなブログになると思います。でも、みなさんとのきずながとても大切なので、切れないように大切にしていきたいと思っています。

拙いじぶんのブログですが、今年もどうぞよろしくお願いします。

みなさんにとって、そしてじぶんにとっても、2014年が良い年になりますようにと東慶寺でも手を合わせてきました。 ^^

酔っ払いの年末年始。明日から、心を入れ替えます ^^;

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" 2014/01/02 Kitakamakura Tokeiji & Antonio Meneses & Maria Joao Pires "

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鎌倉の紅葉2013_八幡宮&覚園寺&獅子舞&瑞泉寺:20131130 [鎌倉]

ようやく一週間の仕事終了、ふうーーっ ^^;

ここのところシンコペーションというか? 調子がそろっていなくて

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心の底から休むことができない感じで、そわそわ、どこか落ち着かず・・・、心の病かぁ~ 笑

音楽も右から左。

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このままでは、「いかん、いかんぞ~」と思うのですが・・・、酒の量だけ増えているかもしれない?

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そんな不健康な生活を送っていても、気が付けば11月も終わりの土曜日。

娘を駅まで送り、帰ってきてシャワーを浴びてから、コーヒーを飲んでいると、無性に鎌倉のことが気になり始めました。

NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」 を見て、
「帰れてよかった。」  
「人間、本当の気持ちを話すのは大切だな。」等と思いながら、
気が付けば、デバッグにカメラを押し込んで玄関を飛び出していました。

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急いで飛び出し過ぎて、サーフェスを机の上に置いたまま忘れてましった。 笑
電車の中で、巡回しようかと思っていたのですが。

こころが落ち着いていない証拠ですね。

【鎌倉八幡宮】
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先週は北鎌倉の紅葉を見ましたが、鎌倉のもみじたちも気になっていたのです。

どうせ家にいても、落ち着かないまま部屋でごろごろ、昼からワインを頂いてしまいそうでしたから。
鎌倉の風、気持ちよいし、出てきてよかった。

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駅から小町通りを通って、先ずは八幡宮に向かいます。

小町通りは開店の準備と掃除中。

佐川急便のお兄さんが、荷物を店に配送中。自転車がここを通れるのも朝のうちだけでしょうね(実際帰りはものすごい混雑でした)。

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のんびりと、目覚めの小町通りを歩いていると、いつの間にか少しずつ、心の時間がゆっくりになっていくのが分かります。
Allegretto から Adagio くらいかな。 ^^

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八幡宮ではいつも国宝館前のもみじたちに会いに行きます。

数は少ないですが、ここのもみじはとてもきれい。小さいけれど水の流れもあって、水面に写る色彩もとても素敵なんです。

そう言えばここは、八幡宮で梅も一番先に咲くところ。

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秋の早朝の光でもみじの葉っぱが、金色に輝いています。

夜空に輝く星たちのよう ♪

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先ずは、八幡宮のもみじたちに挨拶をして・・・、そうそう、この日は八幡宮で結婚式が沢山あったようです。

白無垢のお嫁さんが何人かいらっしゃいました。良い天気だし、紅葉もきれいだし? 調子に乗って手を振ると、にこっと人力車の上から可愛い笑顔。

お幸せに!!

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八幡宮の横から鎌倉宮の方へ、小学校の前を通って歩きます。

せっかくですから、気になるところを全部回ってしまおうと思っていました。

【覚園寺】
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鎌倉宮を右に行けば瑞泉寺の方ですが、

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先ずは、左に折れて700m位かな?

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鎌倉二階堂の覚園寺へと向かいました。このお寺も紅葉の素晴らしいお寺です。

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山門を抜けると・・・

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境内は真っ赤に燃えていました。

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鎌倉二階堂の覚園寺の紅葉、ちょうどの見頃です。

カメラマンの方、携帯やスマホをもみじに向ける方たちが何人か。

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でも、そんなに混雑はしていなくて、とても静か。

郵便配達の方も、真っ赤なもみじの下では、幾分足取りがゆっくりに。

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Walkman のスイッチをずっと切ったままにしておきました。

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紅葉の季節の音たち、これもしっかりと聴いておかないと。

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自然の音・・・、友達はこれに勝るものはないと言っていました。ぼくにはまだわからないけれど、

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この日の覚園寺の境内。

秋の午前、真っ赤に燃えるもみじたちの木の下。

しばらくの時間を過ごして、その感じが少しだけ、通り過ぎていくしっぽだけかもしれませんが、つかまえられたかもしれない。

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鎌倉駅から少し歩けば、こんなに素敵な紅葉を味わうこともできます。

先週の北鎌倉はすごかったけれど・・・、この日もすごい混雑なんだろうな等と思いながら、今度は鎌倉宮まで戻って、右手に進んでいきます。

【獅子舞の谷】
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獅子舞の谷

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ブログでお世話になっている takenoko さんから、獅子舞の紅葉もそろそろとの情報を頂いていたので、楽しみにしていました。

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結構、ここまで歩いてきているので運動不足の自分の足は、そろそろ休みたいと言っているようでしたが、

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でも、とにかく獅子舞の谷の紅葉たちが気になります。少しそれればお茶も飲めるお店があるのですが・・・、

永福寺跡と、向かって右側に流れる川の辺りが、とてもきれいに整備されたのにびっくりしながら、立派な大きなススキの群れを後にして道をどんどん登って行きました。

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最後の坂を上ると・・・

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そこは、森が燃え初めていました。

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山道には銀杏の黄色の葉っぱが敷き詰められ、もみじたちは、そろそろと、赤くなり始めていました。

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真っ赤になるのは今週末くらいでしょうか?

それでも、赤、黄色、緑 etc etc ・・・、様々な葉っぱの色が太陽の光を浴びてキラキラです。

ここまで来ると、山の中。
プチ、トレッキングを味わった気分。空気も幾分湿っていて喉にやさしい。何よりも大きな銀杏の樹、温かくて優しい。

会うのは一年ぶり。そっとたくましい幹に掌を付けてみます。見た目より柔らかい樹皮・・・、やさしい・・・。
温かさが、樹の優しさが心にしみてきます。
思っているよりも、心が弱っているのかもしれない・・・なんて。 笑

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獅子舞の谷、いいなぁ~。また、今週末にも来てみたいと思いながら、道を戻りました。

最後に訪れたのは瑞泉寺。

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大好きなお寺ですが、ここも訪れるのは久しぶり。

【瑞泉寺】
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二階堂の辺りの紅葉は、まだこれからのようです。

まだまだ、鎌倉の紅葉、楽しめそう。

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ここまで、約4時間歩きづめでした。

もっとゆっくりと紅葉を楽しめばよいのに、なぜか気ばかりせいてしまって・・・歩くだけ歩いてしまいました。
ここがいけないところなのでしょうね。

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ゆっくりとした時間を、休みの時くらいは秒針でもいいから、少しだけ遅く動かすようにしないといけないな・・・。

せっかく素敵な紅葉たちに囲まれているのに。

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流石にお腹が減りました。

ただ、一時前の一番お店が混む時間。このまま駅の方に行っても、並ばないと食べられないなと思いましたので、
Belgfeld さんでパン、駅前で鯵の押し鮨を買って帰りました。

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帰りの横須賀線では袋の中から美味しそうな匂い。

誘惑に負けそうになりましたが、ビールと一緒!! と固く心に決め、帰ってきてから美味しくいただきました。

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Belgfeldさん のパン、鯵の押し鮨、お腹いっぱい食べようと思ったのですが、結局、家族に食べられ、自分の分は半分ほどしか・・・あれれっ、こんなはずでは 笑

気になっていた鎌倉の紅葉たち。都合4か所を散歩してきました。
久しぶりにこんなに歩いたので脚と膝と、少し痛くなりました。夕方入った風呂の心地良かったこと。またまた、ビールが美味しかった!!

二階堂の辺りはこれから見頃を迎えるのだと思います。まだまだ鎌倉の紅葉は見頃真っ最中。
なんて書いていると、また行きたくなります。天気が良ければ、今週末もかぁ~ 笑

少し落ち着いて休まないといけないな。今日は、第九でも、何種類か聴いてみよう。ジョージ・セルのとティルソン・トーマス etc etc ・・・。
N響のチケットを買ったので予習です。

気ばかり焦ってしまって、年末のせいでしょうか? 落ち着いて落ち着いて ^^;

" 2013/11/30 Kamakura "

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北鎌倉円覚寺の紅葉&N響1760演奏会&オーマンディ クルミ割り人形:20131123 [鎌倉]

秋になって、音楽をいつもよりもたくさん聴くようになっています。

しかも、いつもよりなんとなく、一つ一つの音たちが心に直接響いてくるような感じがします。

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金曜日、
仕事が終わり上司に連れられて恵比寿の屋台村で、おでんとレバカツをつまみにビールを一杯やって帰ってきた後、
週末の一番ゆっくりとできる時間。

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撮りためていたHDD の中から、N響コンサートをそれとはなく聴いていました。
1760回定期演奏会、流石N響、1760回はすごい、それにしても今週は忙しかったな・・・などと思いながらです。

大学祝典序曲、ハイドンの主題による変奏曲、指揮はヘルベルト・プロムシュテツト、プロムシュテットは86歳、
でも若いなぁ~。

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酔い覚ましのコーヒーを飲みながらのブラームスプログラム。
元々好きなブラームスですが、聴き進めていくうちに演奏にどんどん引き込まれていって、最後の交響曲一番では、酔い覚ましをしていることも忘れてしまいました。
自分の部屋の小さなREGZA の画面にくぎ付け。 魂が揺さぶられるような・・・感動・・・。4楽章のあの弦楽合奏の箇所・・・、何度聴いても体中が震えるくらい感動してしまいます。

オーケストラの人たちの顔つきも違うし、NHKホールの雰囲気もピンと張りつめた感じ、それが時と場所を超えてじぶんのこころを直撃です。

時空を超えて、音楽ってすごいな。

すごいなブラームスの一番、いいなN響。N響のサウンドが分厚く重厚でしかも艶やか、色気も感じます。
マエストロ プロムシュテット !! ブラボー!!

この演奏をライヴで聴かれた方達がとてもうらやましい。

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そんな余韻が、土曜日の朝起きてからも続いていました。

東海道線が品川のレール交換とかで、東京と横浜間が運休のため電車は混雑しているのだろうなと思いましたが、
ブラームスではないですが、大好きな曲を連れて北鎌倉の紅葉の具合を確かめに出かけました。

もちろん、朝食前の散歩。ゴールドブレンドを一杯飲んで、相棒は510に50-200、 ミラーレスの PL3。

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家を8時前に出て、北鎌倉には8時半過ぎに到着です。まだ早いので、拝観のチケットも並ばずに買うことかできました。

円覚寺に入るのに、並んでは・・・避けたいです。

そして、
円覚寺の紅葉は良い具合に染まり始めていました。

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山門前の石段のもみじたち、

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居士林前、妙香池のそばのもみじたちも、

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良い色に染まってきました。

今週がちょうど見頃になるのではないでしょうか?

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この前、盛岡城跡公園で見た、あの静かで透き通っていて真っ赤で・・・少しセンチな紅葉の印象が強すぎますが、このもみじたちが、ここ北鎌倉の紅葉。

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幾分茶色がかった渋めの色がとても好きです。

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武士の古都、鎌倉によく似合った色だと思います。

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名曲って何?
そんな本をどこかで読んだことがあります。

モーツァルトは40曲以上 Symphony をかきましたが、その中でも結局みんなが名曲と認めるのは、ジュピターに40番等あのモーツァルトでさえ3曲か4曲、少し広げても39番、25番 etc etc ・・・40数曲のうち数えるほどに過ぎない。

そして、名曲の条件は、やはり、美しくて覚えられる旋律を持っていることだと。

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同感です。じぶんの好きな作曲家、曲はやはりとってもメロディーが美しいです。
モーツァルトも、ブラームスもマーラーも、ラフマニノフもチャイコフスキーも、みんなきれいな旋律の作曲家たちです。

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秋はこれらの美しい旋律がこころの奥の中までよ~くしみこんで来ます。特に美味しいお酒を頂くと余計しみこみます(笑)。

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この日の散歩に連れて行ったのは、ユージン・オーマンディ指揮、フィラデルフィア管弦楽団演奏、
チャイコフスキーのクルミ割り人形。

バレエがこの時期によく上演されますよね、ぼくも昔ですが、何度か見に行ったことがあります。

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このバレエ組曲、コンペイトウの踊り、雪片のワルツ、あし笛の踊り等美しくて可愛い曲が山盛りです。

中でも、花のワルツは大好きな曲です。どこで聴いても、どんなに心が落ち込んでいても、出だしを聴いただけでこころが
ぱっと明るくなる曲。

実は? 、昔、休みの朝食の時にはオーマンディのこの「花のワルツ」をよくかけていました。
CD を持っていなくて、LPから落としてCD-R に焼いたものだったので、あまり音は良くなかったのですが、我が家の朝の曲でした。

そのせいかどうかは分かりませんが、娘は今でもチャイコフスキーが好きなようです。しかも、この曲が。 笑

2013年の北鎌倉の紅葉。まだ緑の葉も多いものの、秋の朝の光を浴びて「きらっ」と輝いていました。「花のワルツ」を聴きながら、爽やかな秋の空気の中、足取りも軽く散歩をしてきました。

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東慶寺の紅葉はもう少し先のようです。あの大きい銀杏はまだ緑が元気でしたし、墓地の方のもみじも赤くなるにはもう少し時間がかかるようです。

明月院は黄色が目立ってきました。円覚寺と同じくらいの進み具合でしょうか?

北鎌倉の紅葉、いよいよです。

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帰ってきて、買っておいたボジョレーを頂きました。今年のも出来は良いですね。香りがよくフルーティーで喉をすっと通っていきます。
いや、すっと通り過ぎかもしれません 笑。

HMV から届いたオーマンディーのチャイコフスキー全集。予期せず、「クルミ割り人形」が入っていました。
思い出がありますが、これからはCD-Rでなくてこれを聴くことになるのだと思います。

" 2013/11/23 Kitakamakura Enkakuji & Brahms Symphony No.1 & Nutcracker "
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北鎌倉も秋です_東慶寺シュウメイギクと10月桜&浄智寺のススキ& Vlader Mozart k.467:20131013 [鎌倉]

10月の3連休。

1日目は季節外れの暑い土曜日、昼からワインを飲んでごろごろとしていました。寒暖差が激しいせいか体がだるかったし、喉もなんとなく変でしたから、念のためのアルコール消毒と、体の休養日。 ^^

そのおかげ? 日曜日は前日と変わった秋の風、喉も調子は悪くありません。
起きて窓を開けると、清々しい乾いた空気がさっと入ってきて心地よい。

ゴールドブレンドで朝のブラックコーヒーを頂いて、510と520を連れて北鎌倉に出かけることにしました。

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横浜駅で横須賀線に乗り換えると、いつもとは違ってハイキング姿のグループの方、友達や家族連れの方達がいっぱい。
北鎌倉駅に着くと、駅の改修工事をしていて交通整理。
片側は一人ずつしか通れないせいもあり、ホームはあふれる人でした。

北鎌倉も秋の行楽シーズンなのですね。

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ほとんどの方達は円覚寺方面、向かって左の改札の方に向かわれましたが、ぼくは右。

駅前の横断歩道を渡っていつもの道を進みます。

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東慶寺、この前来た時はルージュ色に輝くピュアレッドの彼岸花が咲きたてでしたが、この日迎えてくれたのはピュアホワイトのシュウメイギクたち。

山門をくぐったところと、宝蔵の前にたくさん咲いています。

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白だけではなくて、ピンクのものも。

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ツマグロヒョウモンのメスがヒラヒラ、朝の光で羽を温めているのでしょうか?

そういえば、この前はたくさんの蝶が飛んでいましたが、そろそろ蝶たちの時期は終わりなのかな?

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シュウメイギクの細い茎のアートはいつ見ても不思議です。こんなに細くてまっすぐ伸びて。

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彼岸花が終わった10月の東慶寺は、紫苑、桜蓼、藤袴、吾亦紅、松風ほととぎす、etc etc ・・・秋の花々、白とピンクや薄い紫の、秋の落ち着いた色彩でいっぱいです。
こんなに花数が多くて種類が多いときは他にないかもしれません。

野葡萄も色が染まってきて、夕顔や朝顔もまだ元気に咲いていました。

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奥に行ってみると、10月桜が小さなかわいい花をつけていました。

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なんて可憐でかわいい花なんでしょう。うっすらとピンク色がまたチャームポイントです。

10月桜も、こんなに花がたくさん付いているのは初めてかもしれません。10月はあまり来ていなかったのかもしれない。

秋のお花畑を今まで見ていなかったのは・・・ちょっと不覚でした。

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ファインダー越しにシュウメイギクやほととぎす、終わりかけだけれど元気に咲いているコスモス、

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秋の朝日にキラキラ光る梅の葉っぱたち、

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薄紫の菊たちとゆっくりと会うことかでできました。

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お香の初音が少なくなっていたので、ショップで初音を買いました。

ちょうどショップでも初音を焚いていらっしゃって、お店の方と短い会話。この方も初音の優しい香りが好きなのだそうです。
お店では、鈴虫がよく焚かれていますが、ぼくも初音は好きです。

秋は鈴虫よりも優しい香りの初音が似合っているかもしれません。

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自分史上最重量のCD ボックスのその後ですが、29枚は流石に聴きごたえ抜群です。

現在8枚目、" The Classical Concerto " を聴いていますが、この日も " No.8 " を連れて行きました。

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このCDには2曲のピアノコンチェルト、

Mozart Piano Concerto No.21 K.467 とBeethoven Piano Concerto No.2 Op.19 が入っています。

Beethovenの2番はピアノはポール・ルイス、指揮はイエジ・ビエロフラーヴェクでBBC交響楽団のもの。
ポール・ルイス、アルフレッド・ブレンデルに直接教えを受けたとのこともあり、初めて聴きましたがきれいな音色を奏でる素敵なピアニストです。ベートーベンの2番がとても愛らしい。

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Mozart K.467ですが、この21番はすごい。

前回の四季と同じ表現になってしまいますが、「こんな21番聞いたことない !! 」 

Mozart の偉大な20番以降のピアノコンチェルト、じぶんは20番と23番が好きです。

21番はその20番と1か月違いの完成なので、良く双子にたとえられます。
短調で悲しみの詰まった20番に対し、明るさにあふれる21番。何よりも第2楽章は映画で使われたこともあるほど、モーツアルトの曲の中でもロマンチックな曲の筆頭。
そのため、21番は映画の女性主人公の名前「エルヴィラ・マディガン」と呼ばれることもあるほどです。

確かにロマンチックで、明るいの曲なのですが、そのせいかな? あまり聴くことがありませんでした。CD も内田光子さんのものとアンネローゼ・シュミットの演奏など2~3枚しか持っていません(しかも21番を買ったものではなくて・・・)。

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でも、ピアノと指揮のシュテファン・ヴラダー(引き振りです)のこの演奏はすごい。

一言でいえば、爆速の演奏、良くこんなに指が回るものだとびっくり。
うちにあるどのCD の演奏時間よりも1分から2分は短い。

そして、特に第一楽章は、モーツアルトの指示の通り「アレグロ・マエストーソ」な演奏。
第2楽章に引きずられて? でしょうか、曲全体がロマンチックな印象になりやすい曲だと思うのですが、交響曲のハフナーやジュピターを聴いているかのような「威厳をもって」の演奏。
ティンパニーのある意味無骨感が漂う印象的な響き、カメラータ・ザルツブルクの透明感がある、ピリオド風の演奏。
聴いていて、すっきり秋の空のような爽快感です。

たぶん自作だと思うのですが、ヴラダーのカデェンツァも素敵です。

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素晴らしい天気に誘われて、東慶寺の後は浄智寺へも行ってみました。

浄智寺の鬼瓦も立派ですね。またしばらく、鎌倉の鬼瓦も追いかけたいと思います。

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浄智寺の柿のオレンジ色が、秋の朝のキラキラ感をより増していました。

秋色、明るくてさわやかな北鎌倉のゆっくりとした時間。

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音楽の秋です。

29枚は秋のうちに聴けるでしょうか?

その後もHMV からは頼んであったCD が何枚も届いています。ラフマニノフ、ブラームス、ビリスのシューベルト、グリモーのコンチェルト、etc etc・・・。クラシック以外でもパフュームとエルトン・ジョンの新譜。

浮気をしないように、まだこれらは封を切っていません。切っちゃうと29枚までたどり着かなくなりそうです 笑 。

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ただ、たまにはこういう企画ものを買ってみるのもよいものだと思いました。

自分でチョイスすると、知っているものしか聴きません。

今回、29枚組を買ったおかげで、先日のミドリ・ザイラーさんの四季を知ることができたし、今回のシュテファン・ヴラダーのモーツアルトピアノコンチェルト21番の爆速で威厳のある演奏に出会うことができました。

まだ、たくさん聴いていないものがあるので、これからどんな出会いがあるか楽しみです。

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モーツアルトとベートーベンのコンチェルトを聴きながら、次は円覚寺へと向かったのですが・・・、

ご覧の通り、すごい行列ができていたので (こんな円覚寺は紅葉の真っ最中でも見たことない) 、今回は入るのをあきらめました。

山門のところのもみじは少し紅葉を始めていましたが、今年はちゃんと紅葉してくれるのかな?
楽しみとちょっとの不安とがないまぜです。

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3連休の最後の月曜日。

南には台風が発生したとのこと。東京も水曜日には激しい雨と風の予報ですが、今日はとても素晴らしい秋晴れです。

買ってきた「初音」を聴きながらブログもアップできたし、これからちょっと良い空気を吸いに散歩してきます。

あっ、顔は洗ったけれど、髭そっていない ^^;

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" 2013/10/13 Kitakamakura Tokeiji & Jyochiji & Mozart Piano Concerto No.21 K.467 "
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北鎌倉東慶寺彼岸花&ミドリ・ザイラー・ヴィヴァルディ「四季」:20130922 [鎌倉]

たぶん自分的に、史上最重量のCD。

ハルモディア・ムンディから出た初回限定盤、『啓蒙主義の時代』~18世紀の音楽 がHMV から届きました。

CDが29枚、そのデータとしてCD-ROMが1枚ついているというもの(日本語ではないので・・・ ^^;)。
ラモーのクラブサン曲から、ベートーベンの第9まで入っています。それで、定価9,860円がなんと2,990円。
秋の夜長にお酒を飲みながら、一枚ずつ聴いていくのが楽しみ。


 ボックス・セットの解説を要約すると18世紀は、理性によって世界のさまざまな事象について理解しようという「啓蒙思想」が市民社会にも広まった時代。
 音楽の世界にも、ポリフォニックからホモフォニーへ移行し、ソナタ形式が確立してピアノソナタや交響曲のジャンルが発展、室内楽が大幅に進化し、
 オペラも音楽と劇との融合が目指され、素晴らしい作品が生み出されました。この流れを聞くことによって理解できるように作られたCD セット。


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9月22日日曜日、29枚のうち5枚目 THE APOTHEOSIS OF THE BAROQUE CONCERTO(バロック協奏曲の典型)
を連れて出かけました。

以前評判になっていた、ミドリ・ザイラー、ベルリン古楽アカデミー演奏のヴィヴァルディ「四季」が入っていたので楽しみにしていました。

なんと、
彼ら、演奏しながら舞台で踊るというパフォーマンスをしたのだそうですが、その時と同じように演奏したものだそうです。
パフォーマンスは、youtube に動画があったので見てみましたが、すごーーい。 笑

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久しぶりの東慶寺。

なるほど、石段が新しくなっています。
過ぎ去った久しい時を感じさせてくれる、丸い石も好きでしたが・・・、新しくなった石段、歩きやすくなりました。

気が付けば、東慶寺の影は秋の影。大きくて優しい。

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気持ちの良い乾いた空気、濃い青い空。

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光も空気と同じように軽くなり、爽やかです。

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宝蔵の前にはコスモスもたくさん咲いていました。

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ツマグロヒョウモンや

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セセリチョウが蜜を吸って飛び回っています。

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視線を落とせば

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東慶寺のお庭には、真っ赤な彼岸花が満開です。

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秋の朝の光を受けて、ルージュ色に輝いている ♪

彼岸花、
血や火の色、そして悲哀、影のある女性、妖艶さetc etc ・・・、どちらかというと負のイメージを持たれますが、ぼくにとっては
ルージュ色に明るく咲く秋の花。

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今年初めての彼岸花は、先日の奈良の長谷寺で見ましたが、鎌倉では初めての花たち。

咲きたてで、ピカピカに光っていました。

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カラスアゲハのお嬢さんが優雅に踊っていらっしゃる。

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ミドリ・ザイラーさん、お母さんは日本人、お父さんはドイツ人。4人姉妹の一番下だそうです。現在、ベルリン古楽アカデミーとアニマ・エテルナのコンサートマスター。

3歳の時に日本を離れ、オーストリアのザルツブルグへお引越し。
最初はモダン楽器でしたが、その後バロック・ヴァイオリンの魅力を知って、ピリオド楽器の方へ。

去年も来日してバッハのコンサートを開いていたんですね。ヴィヴァルディを聴いて、ライヴで聴いてみたくなりました。

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「四季」、聴き飽きるぐらい聴いている? 名曲中の名曲なんですが、こんな演奏聞いたことない。

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古くて新しい、ピリオド奏法のせい?

バロックって、実は刺激的な音楽なのかもしれない。ミドリ・ザイラーさんのヴァイオリンは挑発的です。
ベルリン古楽アカデミーとも、阿吽の呼吸? 丁々発止のやり取り、Jazzのアドリブみたいな、ピリオド演奏、聴くとおもしろくてやめられなくなります。

もう一度。

こんな「四季」聴いたことない~ !! 

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春は陽気なバグパイプの音色、夏の嵐は足元を濡らし、農民たちの乱痴気騒ぎの秋、そして冬・・・暖炉の幸せな温かさ。

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動画を見ているかのように、イメージが浮かんできます。

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これ一枚でも、このCD ボックス買った価値があります。

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東慶寺さんを出てから、のどが渇いていたので、吉野さんによりました。

撮ってきた彼岸花とアゲハチョウの写真をサーフェスに落としながら、コーヒーをいただきました。

散歩の後のコーヒーは格別です。


一番の時間が流れていく、

ゆったりと、その刹那を楽しみます。 秋の朝の一時、

やわらかな輝く光と一緒。

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ヴィヴァルディの「四季」。

昔は冬が好きでした。アレグロ・ノン・モルト、厳しい寒さ、ラルゴの優しさ・・・。

きっと若かったから、
思慮深さと熟考、深遠なもの、奈落のような暗闇、孤独、クールさ、金属に触れた時の冷たさ、そんなものにあこがれていたのだと思います。

友達たちと、一晩中飲みながら、人って所詮は一人だよね、とか話していたあの頃。

・・・

いまは、夏かな?

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ないものを欲しがるものなのかもしれません。

暑かったけれど、行ってしまった夏は懐かしい。 

今日も・・・、涼しくなりました。

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ミドリ・ザイラーさん。 ロックとかを聴いている感じも !! 

バロック、しばらく聴いていなかったけれど、すごく新鮮。


" 2013/09/22 Kitakamakura Tokeiji Higanbana & Vivaldi Le quattro stagioni "
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北鎌倉浄智寺&明月院_秋の気配を感じました&シモーネ・ヤング_ブラームス3番・4番:20130831 [鎌倉]

一瞬涼しげな風。

両手で掴めそうなほどの重い空気。 その中を、明らかに性質が違う風がひゅっと踏み切りを渡って吹き抜けていきました。

見上げると白い雲、ミンミンゼミとアブラゼミの鳴き声、強い日差し。

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季節の変わり目が確実に近づいているのを一瞬の風は教えてくれました。

今年初めての秋との出会いかもしれない。

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前回の学習から、 首に巻ける大き目のタオルと着替えのTシャツまで持って出かけた8月下旬の北鎌倉。

駅を降りていつものように東慶寺に向かいましたが、入れはするものの東慶寺の山門のところの石の階段は工事中。
邪魔になってもいけないので、この日は東慶寺さんの散歩は自粛して浄智寺へ向かいました。

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夏の浄智寺。大きな木が茂って木陰はとても涼しい。

前に訪れたときには、この石段の脇にシャガが咲いていたので、本当に久しぶり。

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秋をはじめて感じたこの日も、浄智寺ではいくつかの花との出会いがありました。

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たぶん鎌倉でははじめて見たかもしれません。

キクイモの花だと思うのですが、黄色くて背が高い花がお寺の入り口のところに咲いていました。

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蝶たちが何頭も遊びに来ていました。

セセリチョウ君、アカタテハ、忙しそうに蜜を吸っています。

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ケイトウの花にもセセリチョウ。

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ファインダーから覗いているのが分かったみたい。

逆にこちらをじっと見つめられてしまいました。  ^^;

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静かな境内・・・、柔らかな木漏れ日、ゆっくりと時間が流れていきます。

本堂の木造三世仏坐像さま、現在、過去、未来の優しいお顔。

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ビャクシンの古木、

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東慶寺の梅の古木とは違ったたくましさと厳かさ・・・、
ごつごつとして、でも長い間に風や雨に打たれ丸く滑らかになった太い幹。
内には時の流れのパワーが、たくさん込められている。

懐かしい、おじいゃんの手の様なやさしさと・・・。

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そっと木の肌に触れてみました。

強さと優しさと、掌からこころに温かさが伝わってきました。

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浄智寺の中庭、

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夏草が生い茂っていました。

もみじの木でしょうか?  北鎌倉の小さな竜がここにも。

鎌倉のお寺のアートです。 

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栗もイガのついた実を落としていました。

踏切の風だけではなく、秋は本当にそこまで来ているのだと思いました。

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おやっ、

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いたずらっ子のリス君。

ファインダーを覗いていたら、気づかれてしまいました。 ^^;

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浄智寺の萩も咲き始めています。

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夏の浄智寺でよい時間を過ごさせてもらいました。

ビャクシンの温かさ・・・、このまま帰るのが惜しく、もう少しと北鎌倉の散歩を続けました。

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明月院の通りの小川、木漏れ日は柔らかく涼しげ。

水辺って、川の流れって、どうしてこんなに落ち着くのでしょう。

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明月院。

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夏の静けさ、

葉っぱの透過光とそれが作るやわらかな影。

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この日のWalkman には、シモーネ・ヤングのブラームス交響曲3番と4番のCD をいれていきました。

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女性の指揮者、ハンブルグ・フィルハーモニーの音楽監督を2005年から務めていて、CDの録音も積極的に行っています。
ぼくもブルックナーの交響曲のCDを何枚かは持っていて、時々聴いていました。

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そのシモーネ・ヤングのブラームス、
伝統のハンブルグ・フィル(かつてカール・ベームやクリストフ・フォン・ドホナーニが指揮者でした)とどんな演奏をしてくれるのか楽しみにしていました。

シモーネ・ヤング、素晴らしい指揮者。

よく統率されて一糸乱れぬハンブルグ・フィルのオーケストラサウンド。鳴らすところは派手に鳴らすし、でも、それもちゃんと指揮者のコントロールの中。
曲全体のディテールまで計算され4楽章の交響曲の良さがよくわかる演奏です。

そして、何よりも、ブラームスのロマンチックなところが素晴らしい。例えば3番の有名な第3楽章は、身震いするほど。
秋の夜長にこんな音たちに抱きしめられたらたまらない。 

4番のフィナーレ4楽章もすごいです。曲の真ん中あたり、フルートのソロ、そのあと管楽器が奏でるメロディーのの美しさ、とっても素敵です。

録音も秀逸。

既に1番も2番も出ているようなので、早速HMV でポチッ。

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東慶寺さんには行かなかったけれど、8月終わりの浄智寺、明月院、シモーネ・ヤングのブラームス、とても素敵な散歩でした。

しばらく、神戸や盛岡に出張などバタバタしていて、アップできませんでしたが、ぐずぐずしているうちに、台風が来たりして秋がもっと近づいてしまいました。
タイミングはずれてしまったけれど、今年初めて秋を感じた日・・・、記憶にとどめておきたいと思います。

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もちろん、帰ってくるとのどはからから。

コンビニで秋限定のお酒をいろいろと買ってきました。秋限定のビール、発泡酒、etc etc ・・・、美味しいんですよね。
ついつい、飲みすぎてしまいました。

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シモーネ・ヤング気になる指揮者になりそうです。

でも彼女、ジャケットを見ると・・・・、そういえば、美輪 明宏さんに似ているかも 笑

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" 2013/08/31 Kitakamakura Jyochiji & Meigeysuin & Brahms Symphony No.3・No.4 "
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