北鎌倉東慶寺彼岸花&ミドリ・ザイラー・ヴィヴァルディ「四季」:20130922 [鎌倉]
たぶん自分的に、史上最重量のCD。
ハルモディア・ムンディから出た初回限定盤、『啓蒙主義の時代』~18世紀の音楽 がHMV から届きました。
CDが29枚、そのデータとしてCD-ROMが1枚ついているというもの(日本語ではないので・・・ ^^;)。
ラモーのクラブサン曲から、ベートーベンの第9まで入っています。それで、定価9,860円がなんと2,990円。
秋の夜長にお酒を飲みながら、一枚ずつ聴いていくのが楽しみ。
ボックス・セットの解説を要約すると18世紀は、理性によって世界のさまざまな事象について理解しようという「啓蒙思想」が市民社会にも広まった時代。
音楽の世界にも、ポリフォニックからホモフォニーへ移行し、ソナタ形式が確立してピアノソナタや交響曲のジャンルが発展、室内楽が大幅に進化し、
オペラも音楽と劇との融合が目指され、素晴らしい作品が生み出されました。この流れを聞くことによって理解できるように作られたCD セット。
9月22日日曜日、29枚のうち5枚目 THE APOTHEOSIS OF THE BAROQUE CONCERTO(バロック協奏曲の典型)
を連れて出かけました。
以前評判になっていた、ミドリ・ザイラー、ベルリン古楽アカデミー演奏のヴィヴァルディ「四季」が入っていたので楽しみにしていました。
なんと、
彼ら、演奏しながら舞台で踊るというパフォーマンスをしたのだそうですが、その時と同じように演奏したものだそうです。
パフォーマンスは、youtube に動画があったので見てみましたが、すごーーい。 笑
久しぶりの東慶寺。
なるほど、石段が新しくなっています。
過ぎ去った久しい時を感じさせてくれる、丸い石も好きでしたが・・・、新しくなった石段、歩きやすくなりました。
気が付けば、東慶寺の影は秋の影。大きくて優しい。
気持ちの良い乾いた空気、濃い青い空。
光も空気と同じように軽くなり、爽やかです。
宝蔵の前にはコスモスもたくさん咲いていました。
ツマグロヒョウモンや
セセリチョウが蜜を吸って飛び回っています。
視線を落とせば
東慶寺のお庭には、真っ赤な彼岸花が満開です。
秋の朝の光を受けて、ルージュ色に輝いている ♪
彼岸花、
血や火の色、そして悲哀、影のある女性、妖艶さetc etc ・・・、どちらかというと負のイメージを持たれますが、ぼくにとっては
ルージュ色に明るく咲く秋の花。
今年初めての彼岸花は、先日の奈良の長谷寺で見ましたが、鎌倉では初めての花たち。
咲きたてで、ピカピカに光っていました。
カラスアゲハのお嬢さんが優雅に踊っていらっしゃる。
ミドリ・ザイラーさん、お母さんは日本人、お父さんはドイツ人。4人姉妹の一番下だそうです。現在、ベルリン古楽アカデミーとアニマ・エテルナのコンサートマスター。
3歳の時に日本を離れ、オーストリアのザルツブルグへお引越し。
最初はモダン楽器でしたが、その後バロック・ヴァイオリンの魅力を知って、ピリオド楽器の方へ。
去年も来日してバッハのコンサートを開いていたんですね。ヴィヴァルディを聴いて、ライヴで聴いてみたくなりました。
「四季」、聴き飽きるぐらい聴いている? 名曲中の名曲なんですが、こんな演奏聞いたことない。
古くて新しい、ピリオド奏法のせい?
バロックって、実は刺激的な音楽なのかもしれない。ミドリ・ザイラーさんのヴァイオリンは挑発的です。
ベルリン古楽アカデミーとも、阿吽の呼吸? 丁々発止のやり取り、Jazzのアドリブみたいな、ピリオド演奏、聴くとおもしろくてやめられなくなります。
もう一度。
こんな「四季」聴いたことない~ !!
春は陽気なバグパイプの音色、夏の嵐は足元を濡らし、農民たちの乱痴気騒ぎの秋、そして冬・・・暖炉の幸せな温かさ。
動画を見ているかのように、イメージが浮かんできます。
これ一枚でも、このCD ボックス買った価値があります。
東慶寺さんを出てから、のどが渇いていたので、吉野さんによりました。
撮ってきた彼岸花とアゲハチョウの写真をサーフェスに落としながら、コーヒーをいただきました。
散歩の後のコーヒーは格別です。
一番の時間が流れていく、
ゆったりと、その刹那を楽しみます。 秋の朝の一時、
やわらかな輝く光と一緒。
ヴィヴァルディの「四季」。
昔は冬が好きでした。アレグロ・ノン・モルト、厳しい寒さ、ラルゴの優しさ・・・。
きっと若かったから、
思慮深さと熟考、深遠なもの、奈落のような暗闇、孤独、クールさ、金属に触れた時の冷たさ、そんなものにあこがれていたのだと思います。
友達たちと、一晩中飲みながら、人って所詮は一人だよね、とか話していたあの頃。
・・・
いまは、夏かな?
ないものを欲しがるものなのかもしれません。
暑かったけれど、行ってしまった夏は懐かしい。
今日も・・・、涼しくなりました。
ミドリ・ザイラーさん。 ロックとかを聴いている感じも !!
バロック、しばらく聴いていなかったけれど、すごく新鮮。
" 2013/09/22 Kitakamakura Tokeiji Higanbana & Vivaldi Le quattro stagioni "
ハルモディア・ムンディから出た初回限定盤、『啓蒙主義の時代』~18世紀の音楽 がHMV から届きました。
CDが29枚、そのデータとしてCD-ROMが1枚ついているというもの(日本語ではないので・・・ ^^;)。
ラモーのクラブサン曲から、ベートーベンの第9まで入っています。それで、定価9,860円がなんと2,990円。
秋の夜長にお酒を飲みながら、一枚ずつ聴いていくのが楽しみ。
ボックス・セットの解説を要約すると18世紀は、理性によって世界のさまざまな事象について理解しようという「啓蒙思想」が市民社会にも広まった時代。
音楽の世界にも、ポリフォニックからホモフォニーへ移行し、ソナタ形式が確立してピアノソナタや交響曲のジャンルが発展、室内楽が大幅に進化し、
オペラも音楽と劇との融合が目指され、素晴らしい作品が生み出されました。この流れを聞くことによって理解できるように作られたCD セット。
9月22日日曜日、29枚のうち5枚目 THE APOTHEOSIS OF THE BAROQUE CONCERTO(バロック協奏曲の典型)
を連れて出かけました。
以前評判になっていた、ミドリ・ザイラー、ベルリン古楽アカデミー演奏のヴィヴァルディ「四季」が入っていたので楽しみにしていました。
なんと、
彼ら、演奏しながら舞台で踊るというパフォーマンスをしたのだそうですが、その時と同じように演奏したものだそうです。
パフォーマンスは、youtube に動画があったので見てみましたが、すごーーい。 笑
久しぶりの東慶寺。
なるほど、石段が新しくなっています。
過ぎ去った久しい時を感じさせてくれる、丸い石も好きでしたが・・・、新しくなった石段、歩きやすくなりました。
気が付けば、東慶寺の影は秋の影。大きくて優しい。
気持ちの良い乾いた空気、濃い青い空。
光も空気と同じように軽くなり、爽やかです。
宝蔵の前にはコスモスもたくさん咲いていました。
ツマグロヒョウモンや
セセリチョウが蜜を吸って飛び回っています。
視線を落とせば
東慶寺のお庭には、真っ赤な彼岸花が満開です。
秋の朝の光を受けて、ルージュ色に輝いている ♪
彼岸花、
血や火の色、そして悲哀、影のある女性、妖艶さetc etc ・・・、どちらかというと負のイメージを持たれますが、ぼくにとっては
ルージュ色に明るく咲く秋の花。
今年初めての彼岸花は、先日の奈良の長谷寺で見ましたが、鎌倉では初めての花たち。
咲きたてで、ピカピカに光っていました。
カラスアゲハのお嬢さんが優雅に踊っていらっしゃる。
ミドリ・ザイラーさん、お母さんは日本人、お父さんはドイツ人。4人姉妹の一番下だそうです。現在、ベルリン古楽アカデミーとアニマ・エテルナのコンサートマスター。
3歳の時に日本を離れ、オーストリアのザルツブルグへお引越し。
最初はモダン楽器でしたが、その後バロック・ヴァイオリンの魅力を知って、ピリオド楽器の方へ。
去年も来日してバッハのコンサートを開いていたんですね。ヴィヴァルディを聴いて、ライヴで聴いてみたくなりました。
「四季」、聴き飽きるぐらい聴いている? 名曲中の名曲なんですが、こんな演奏聞いたことない。
古くて新しい、ピリオド奏法のせい?
バロックって、実は刺激的な音楽なのかもしれない。ミドリ・ザイラーさんのヴァイオリンは挑発的です。
ベルリン古楽アカデミーとも、阿吽の呼吸? 丁々発止のやり取り、Jazzのアドリブみたいな、ピリオド演奏、聴くとおもしろくてやめられなくなります。
もう一度。
こんな「四季」聴いたことない~ !!
春は陽気なバグパイプの音色、夏の嵐は足元を濡らし、農民たちの乱痴気騒ぎの秋、そして冬・・・暖炉の幸せな温かさ。
動画を見ているかのように、イメージが浮かんできます。
これ一枚でも、このCD ボックス買った価値があります。
東慶寺さんを出てから、のどが渇いていたので、吉野さんによりました。
撮ってきた彼岸花とアゲハチョウの写真をサーフェスに落としながら、コーヒーをいただきました。
散歩の後のコーヒーは格別です。
一番の時間が流れていく、
ゆったりと、その刹那を楽しみます。 秋の朝の一時、
やわらかな輝く光と一緒。
ヴィヴァルディの「四季」。
昔は冬が好きでした。アレグロ・ノン・モルト、厳しい寒さ、ラルゴの優しさ・・・。
きっと若かったから、
思慮深さと熟考、深遠なもの、奈落のような暗闇、孤独、クールさ、金属に触れた時の冷たさ、そんなものにあこがれていたのだと思います。
友達たちと、一晩中飲みながら、人って所詮は一人だよね、とか話していたあの頃。
・・・
いまは、夏かな?
ないものを欲しがるものなのかもしれません。
暑かったけれど、行ってしまった夏は懐かしい。
今日も・・・、涼しくなりました。
ミドリ・ザイラーさん。 ロックとかを聴いている感じも !!
バロック、しばらく聴いていなかったけれど、すごく新鮮。
" 2013/09/22 Kitakamakura Tokeiji Higanbana & Vivaldi Le quattro stagioni "
まほろばと台風と_奈良に行ってきました:20130914 [訪れたところ色々]
の~んびり、楽々、こだまですが、新幹線のグリーン車両に初めて乗りました。
普通車が横5席なのに対して4席、しかも足を楽々延ばせ、おまけにフットレストまで付いている。快適すぎる車両。
9月最初の3連休の土曜日、新横浜で買った弁当は、崎陽軒さんの弁当「秋」 ♪
母と以前から約束していた奈良の旅。富士山は雲の向こうでしたが、脚を伸ばして、外の景色を楽しみながらいただきます。
やっぱり電車には駅弁です。
新横浜からこだまで名古屋、そこからバスの旅。
のぞみなら、ピューンと京都まで、そして近鉄に乗れば3時間くらいなのですが、のんびり、ゆっくりのパック旅行です。
途中、関のドライブインで伊勢海老ソフトをいただきました。一口食べると、ほんのりと海老せんの風味? 不思議な感じ。
最初に訪れたのは、2010年に遷都1300年のイベントがあった平城宮。
敷地の中を近鉄が走っています。これだけでも広さがわかるというもの。
バスガイドさんの後に付いてぞろぞろと片道15分くらい歩きました。
広大な原っぱの中、復元された大極殿がぽつんと立っていました。
まほろばの地を訪れて、今回初めて見た雄大な光景に、じーーん。
ずっと来たかった奈良、まほろばの地。
やまとは 国のまほろば たたなづく 青垣 やまこもれる やまとし うるはし
台風が近づくのを知らせるかのような雲の帯の流れ、はるか向こうに大極殿、朱雀門からの景色も忘れられない景色になりました。
鬼瓦フェチにはたまらない場所です。
あそこにもここにも鬼瓦。一気に収集が進んでしまいました。
奈良は鬼瓦の国でもあるようです。
南大門の仁王像。大きさも他を圧倒している・・・迫力も大違いです。
鹿がたくさん。
東大寺の鹿は結構大胆? 人に慣れすぎなのかもしれません 笑
紙袋とか持っていると食べられてしまうそうです。
若いオスたちが力比べをしていました。人と一緒にゆっくりと暮らしているようですが、やはり野性なのですね。
そして、大仏様。東大寺盧舎那仏さまです。
いつ見ても大きくて、優しいお顔。
向かって左後方には広目天。
今回の旅行で、四天王の位置とお名前はばっちり覚えてしまいました。
右前は持国天、時計回りに増長天、広目天、そして多聞天。
訪れたお寺には色んな時代の四天王がいらっしゃいました。四天王比べをするのも楽しいかもしれません。
わぁ~、天平の甍。
かつて、普照が見た景色もこんな景色だったのでしょうか?
学生の頃、井上靖さんが好きでたくさんの作品を読みました。
少し前にも天平の甍を読み返しましたが、戒を授けてもらうために鑑真和上を日本に招くための長い旅、留学僧たちの苦労とそれぞれの思いがけない運命。
古の日本人の探究心、国を思う真摯さに、改めて感動しました。
この日の空、忘れられません。
晩御飯は吉野山のそばでいただきました。
有名なものはあまりないとかでしたが、いえいえ、三輪そうめんも
吉野葛の味噌汁も、もちろん、奈良漬けも美味しかった。
店の中をじっと鹿君が見つめていました。
吉野山の静かな夕暮れ。夕暮の色彩も、横浜とは違う色に思えました。
優しい茜色が深まっていきます。
翌日は、さらに台風が近づいていて、時折の雨模様。
デバッグには折り畳みの傘、念のため簡易レインコートを入れて春日大社です。
3,000基といわれる灯篭。
苔むす古木たち。
ここにも鹿たちがいましたが、東大寺の鹿たちよりもおとなしい性格 ? 。
春日大社の鹿たちは、神様にずっと近く、森の中。
しとしとの雨の中、春日大社の木々たちの色はもっともっと濃くなって
静かに水滴は落ちていきます。
昔から大切に育てられた木々達、かけがえのないもの。
もちろん、興福寺にも。
国宝館では、会いたかった像の一つ、阿修羅像に会うことができました。
割と時間があったので、一点集中。天平の美少年? 阿修羅とじっと話をしていました。ああでもない、こうでもない??
そして発見!! 阿修羅は向かって右斜め45度の角度から見るのが一番素敵です。
と、ここまでは雨も大したことがなかったのですが、法隆寺に着くと、土砂降り。
でも、雨の法隆寺もこの時だけ、一期一会です。
もう一つ会いたかった半跏思惟像のある中宮寺は目と鼻の先でしたが、この時ばかりはパック旅行の悲しさ、時間がなくて今回は行くことができませんでした。
すごく残念。
アルカイックスマイル、優雅でやさしいライン、中宮寺半跏思惟像様とお会いするのは、次回のお楽しみです。
ただ、今度の旅では、東大寺ミュージアムで、菩薩半跏像、とっても小さくてかわいらしい半跏像と出会うことができました。
東大寺ミュージアムに入ってすぐのところ、ガラスのケースの中で優しく微笑んでいらっしゃるお姿はとても素敵でした。これも、しばらく・・・前からそして横から優しいお姿を見させていただきました。
菩薩半跏像、解説を読むと、聖武天皇の持念仏だったそうです。この仏様にもまた会いたい。
柿食えば 鐘がなるなり 法隆寺
法隆寺の周りでは、柿にちなんだものが多かったです。 ぼくも柿ソフトをいただきました。
唐招提寺にも。
鑑真和上の墓所にも詣でることができました。
その途中にある苔のお庭の見事なこと。
しとしとと雨が降る中、光はないのに、明るい緑色は鮮やか。まるで自ら光を発しているかのようでした。
苔たちの緑と木々のシルエット、しっかりとこころの印画紙に焼き付けました。
2日目の晩御飯。
ホテルの近くの和食屋さん。なにはなくとも、冷たいビール。 笑
この日の夜はちょうど台風。
遅くまで心配でNHKのニュースを見ていました。お隣の京都はすごい雨で、渡月橋があわや流される寸前。
3日目は??? と心配していましたが、目覚めると雨は降ってはいるものの、それほどひどいという訳でもなく、先ず石舞台へ、そして高松塚古墳へと向かうことができました。
バスガイドさんいわく、「高松塚古墳の形はプリン ♪ 」
一目見て、なるほど 笑
今回はカタログ旅行みたいですが、次回は相棒のカメラたちを連れて、明日香を自転車でゆっくりと回ってみたい。
この景色の中、風を感じて走れたらどれほど素敵だろう。季節は秋がいいな。
旅の最後は長谷寺と室生寺。
先ずは長谷寺へと向かいます。
鎌倉にも長谷寺がありますが、ここはその本家筋。
清水寺のようにせり出した舞台から見下ろす景色は素敵です。紅葉の季節は・・・想像しただけでわくわくしてしまう。
ここ、奈良の長谷寺も花の寺だそうです。中でも牡丹の季節が一番見ごろだとのこと。
奈良には秋だけではなくて、春も来なくては ^^;
長谷寺で、今年初めての彼岸花にも会いました。
きっと鎌倉でもそろそろ彼岸花かせ咲いているのでしょうね。このお休みに一度は鎌倉に行きたいと思います。
参道のお土産屋さんもいい感じなんです。
ゆっくり歩きたいところ。
台風がおいていったもの。川はみんな濁流に変わっていました。
締めくくりは室生寺。
屋外に立つ五重塔では、ここ室生寺の五重塔は一番小さい塔だとのこと。
木々の中、
台風が去った後、
澄んだ大気の中、室生寺の五重塔は別嬪さん。
法隆寺や興福寺の塔と比べて、とても女性的な五重塔だなと思いました。女人高野だからでしょうか、優雅さを感じました。
傍らのお地蔵様も、優しいお顔。
室生寺は水浸し。
石段は上からの水の流れが、川のよう。あちらこちらに水たまりの池。
確かに台風は大変でしたが、こんな室生寺を見ることができるのは、そうそうないはず。
今回のまほろばの旅の終着地だからでしょうか・・・、室生寺、好きになってしまいました。
優しさにあふれ、木漏れ日の素敵なお寺。
室生寺の如意輪観音様。青いお姿、やわらかな曲線。
この観音様も、今回初めてお会いしましたが、一目で好きになった観音様。奈良の仏様たち、みんな素敵なお姿です。
パックの旅行。
今回2泊3日で廻ったお寺は十と一。
よい所を選りすぐって見せてもらえました。まるで、奈良のカタログを見せてもらったかのよう。
もちろん、自分で計画を立て、自分の足で自分の選んだところを歩いてみないと、その土地の本当の良さは分からないのだと思います。
でも今回の旅、3連休の間に、色々な所を見せてもらえました。一人で歩いたら、こんなにたくさんのお寺を見ることはできなかったし、台風の中、山の中のお寺を見ることはできなかったでしょう。
それに、久しぶりに母とも水入らずで過ごすことができました。
次は、自分で計画を立てて、今回の旅で気に入ったところを、ゆっくりと歩いてみたいと思います。
奈良、思っていたけれど、でも、もっともっとずっと素敵な所でした。
京都も良いですが、奈良と京都は、北鎌倉と鎌倉との感じのよう。 じぶんは奈良が好きかもしれません。
PS. ガチャポンで阿修羅出しました。 ^^v 手拭も阿修羅也。
法隆寺で聖徳太子の、東大寺のそばでセント君のストラップ、石舞台で「あすかルビーのあめ」をゲットしてきました。
" 2013/09/14~16 Nara "
普通車が横5席なのに対して4席、しかも足を楽々延ばせ、おまけにフットレストまで付いている。快適すぎる車両。
9月最初の3連休の土曜日、新横浜で買った弁当は、崎陽軒さんの弁当「秋」 ♪
母と以前から約束していた奈良の旅。富士山は雲の向こうでしたが、脚を伸ばして、外の景色を楽しみながらいただきます。
やっぱり電車には駅弁です。
新横浜からこだまで名古屋、そこからバスの旅。
のぞみなら、ピューンと京都まで、そして近鉄に乗れば3時間くらいなのですが、のんびり、ゆっくりのパック旅行です。
途中、関のドライブインで伊勢海老ソフトをいただきました。一口食べると、ほんのりと海老せんの風味? 不思議な感じ。
最初に訪れたのは、2010年に遷都1300年のイベントがあった平城宮。
敷地の中を近鉄が走っています。これだけでも広さがわかるというもの。
バスガイドさんの後に付いてぞろぞろと片道15分くらい歩きました。
広大な原っぱの中、復元された大極殿がぽつんと立っていました。
まほろばの地を訪れて、今回初めて見た雄大な光景に、じーーん。
ずっと来たかった奈良、まほろばの地。
やまとは 国のまほろば たたなづく 青垣 やまこもれる やまとし うるはし
台風が近づくのを知らせるかのような雲の帯の流れ、はるか向こうに大極殿、朱雀門からの景色も忘れられない景色になりました。
鬼瓦フェチにはたまらない場所です。
あそこにもここにも鬼瓦。一気に収集が進んでしまいました。
奈良は鬼瓦の国でもあるようです。
南大門の仁王像。大きさも他を圧倒している・・・迫力も大違いです。
鹿がたくさん。
東大寺の鹿は結構大胆? 人に慣れすぎなのかもしれません 笑
紙袋とか持っていると食べられてしまうそうです。
若いオスたちが力比べをしていました。人と一緒にゆっくりと暮らしているようですが、やはり野性なのですね。
そして、大仏様。東大寺盧舎那仏さまです。
いつ見ても大きくて、優しいお顔。
向かって左後方には広目天。
今回の旅行で、四天王の位置とお名前はばっちり覚えてしまいました。
右前は持国天、時計回りに増長天、広目天、そして多聞天。
訪れたお寺には色んな時代の四天王がいらっしゃいました。四天王比べをするのも楽しいかもしれません。
わぁ~、天平の甍。
かつて、普照が見た景色もこんな景色だったのでしょうか?
学生の頃、井上靖さんが好きでたくさんの作品を読みました。
少し前にも天平の甍を読み返しましたが、戒を授けてもらうために鑑真和上を日本に招くための長い旅、留学僧たちの苦労とそれぞれの思いがけない運命。
古の日本人の探究心、国を思う真摯さに、改めて感動しました。
この日の空、忘れられません。
晩御飯は吉野山のそばでいただきました。
有名なものはあまりないとかでしたが、いえいえ、三輪そうめんも
吉野葛の味噌汁も、もちろん、奈良漬けも美味しかった。
店の中をじっと鹿君が見つめていました。
吉野山の静かな夕暮れ。夕暮の色彩も、横浜とは違う色に思えました。
優しい茜色が深まっていきます。
翌日は、さらに台風が近づいていて、時折の雨模様。
デバッグには折り畳みの傘、念のため簡易レインコートを入れて春日大社です。
3,000基といわれる灯篭。
苔むす古木たち。
ここにも鹿たちがいましたが、東大寺の鹿たちよりもおとなしい性格 ? 。
春日大社の鹿たちは、神様にずっと近く、森の中。
しとしとの雨の中、春日大社の木々たちの色はもっともっと濃くなって
静かに水滴は落ちていきます。
昔から大切に育てられた木々達、かけがえのないもの。
もちろん、興福寺にも。
国宝館では、会いたかった像の一つ、阿修羅像に会うことができました。
割と時間があったので、一点集中。天平の美少年? 阿修羅とじっと話をしていました。ああでもない、こうでもない??
そして発見!! 阿修羅は向かって右斜め45度の角度から見るのが一番素敵です。
と、ここまでは雨も大したことがなかったのですが、法隆寺に着くと、土砂降り。
でも、雨の法隆寺もこの時だけ、一期一会です。
もう一つ会いたかった半跏思惟像のある中宮寺は目と鼻の先でしたが、この時ばかりはパック旅行の悲しさ、時間がなくて今回は行くことができませんでした。
すごく残念。
アルカイックスマイル、優雅でやさしいライン、中宮寺半跏思惟像様とお会いするのは、次回のお楽しみです。
ただ、今度の旅では、東大寺ミュージアムで、菩薩半跏像、とっても小さくてかわいらしい半跏像と出会うことができました。
東大寺ミュージアムに入ってすぐのところ、ガラスのケースの中で優しく微笑んでいらっしゃるお姿はとても素敵でした。これも、しばらく・・・前からそして横から優しいお姿を見させていただきました。
菩薩半跏像、解説を読むと、聖武天皇の持念仏だったそうです。この仏様にもまた会いたい。
柿食えば 鐘がなるなり 法隆寺
法隆寺の周りでは、柿にちなんだものが多かったです。 ぼくも柿ソフトをいただきました。
唐招提寺にも。
鑑真和上の墓所にも詣でることができました。
その途中にある苔のお庭の見事なこと。
しとしとと雨が降る中、光はないのに、明るい緑色は鮮やか。まるで自ら光を発しているかのようでした。
苔たちの緑と木々のシルエット、しっかりとこころの印画紙に焼き付けました。
2日目の晩御飯。
ホテルの近くの和食屋さん。なにはなくとも、冷たいビール。 笑
この日の夜はちょうど台風。
遅くまで心配でNHKのニュースを見ていました。お隣の京都はすごい雨で、渡月橋があわや流される寸前。
3日目は??? と心配していましたが、目覚めると雨は降ってはいるものの、それほどひどいという訳でもなく、先ず石舞台へ、そして高松塚古墳へと向かうことができました。
バスガイドさんいわく、「高松塚古墳の形はプリン ♪ 」
一目見て、なるほど 笑
今回はカタログ旅行みたいですが、次回は相棒のカメラたちを連れて、明日香を自転車でゆっくりと回ってみたい。
この景色の中、風を感じて走れたらどれほど素敵だろう。季節は秋がいいな。
旅の最後は長谷寺と室生寺。
先ずは長谷寺へと向かいます。
鎌倉にも長谷寺がありますが、ここはその本家筋。
清水寺のようにせり出した舞台から見下ろす景色は素敵です。紅葉の季節は・・・想像しただけでわくわくしてしまう。
ここ、奈良の長谷寺も花の寺だそうです。中でも牡丹の季節が一番見ごろだとのこと。
奈良には秋だけではなくて、春も来なくては ^^;
長谷寺で、今年初めての彼岸花にも会いました。
きっと鎌倉でもそろそろ彼岸花かせ咲いているのでしょうね。このお休みに一度は鎌倉に行きたいと思います。
参道のお土産屋さんもいい感じなんです。
ゆっくり歩きたいところ。
台風がおいていったもの。川はみんな濁流に変わっていました。
締めくくりは室生寺。
屋外に立つ五重塔では、ここ室生寺の五重塔は一番小さい塔だとのこと。
木々の中、
台風が去った後、
澄んだ大気の中、室生寺の五重塔は別嬪さん。
法隆寺や興福寺の塔と比べて、とても女性的な五重塔だなと思いました。女人高野だからでしょうか、優雅さを感じました。
傍らのお地蔵様も、優しいお顔。
室生寺は水浸し。
石段は上からの水の流れが、川のよう。あちらこちらに水たまりの池。
確かに台風は大変でしたが、こんな室生寺を見ることができるのは、そうそうないはず。
今回のまほろばの旅の終着地だからでしょうか・・・、室生寺、好きになってしまいました。
優しさにあふれ、木漏れ日の素敵なお寺。
室生寺の如意輪観音様。青いお姿、やわらかな曲線。
この観音様も、今回初めてお会いしましたが、一目で好きになった観音様。奈良の仏様たち、みんな素敵なお姿です。
パックの旅行。
今回2泊3日で廻ったお寺は十と一。
よい所を選りすぐって見せてもらえました。まるで、奈良のカタログを見せてもらったかのよう。
もちろん、自分で計画を立て、自分の足で自分の選んだところを歩いてみないと、その土地の本当の良さは分からないのだと思います。
でも今回の旅、3連休の間に、色々な所を見せてもらえました。一人で歩いたら、こんなにたくさんのお寺を見ることはできなかったし、台風の中、山の中のお寺を見ることはできなかったでしょう。
それに、久しぶりに母とも水入らずで過ごすことができました。
次は、自分で計画を立てて、今回の旅で気に入ったところを、ゆっくりと歩いてみたいと思います。
奈良、思っていたけれど、でも、もっともっとずっと素敵な所でした。
京都も良いですが、奈良と京都は、北鎌倉と鎌倉との感じのよう。 じぶんは奈良が好きかもしれません。
PS. ガチャポンで阿修羅出しました。 ^^v 手拭も阿修羅也。
法隆寺で聖徳太子の、東大寺のそばでセント君のストラップ、石舞台で「あすかルビーのあめ」をゲットしてきました。
" 2013/09/14~16 Nara "
北鎌倉浄智寺&明月院_秋の気配を感じました&シモーネ・ヤング_ブラームス3番・4番:20130831 [鎌倉]
一瞬涼しげな風。
両手で掴めそうなほどの重い空気。 その中を、明らかに性質が違う風がひゅっと踏み切りを渡って吹き抜けていきました。
見上げると白い雲、ミンミンゼミとアブラゼミの鳴き声、強い日差し。
季節の変わり目が確実に近づいているのを一瞬の風は教えてくれました。
今年初めての秋との出会いかもしれない。
前回の学習から、 首に巻ける大き目のタオルと着替えのTシャツまで持って出かけた8月下旬の北鎌倉。
駅を降りていつものように東慶寺に向かいましたが、入れはするものの東慶寺の山門のところの石の階段は工事中。
邪魔になってもいけないので、この日は東慶寺さんの散歩は自粛して浄智寺へ向かいました。
夏の浄智寺。大きな木が茂って木陰はとても涼しい。
前に訪れたときには、この石段の脇にシャガが咲いていたので、本当に久しぶり。
秋をはじめて感じたこの日も、浄智寺ではいくつかの花との出会いがありました。
たぶん鎌倉でははじめて見たかもしれません。
キクイモの花だと思うのですが、黄色くて背が高い花がお寺の入り口のところに咲いていました。
蝶たちが何頭も遊びに来ていました。
セセリチョウ君、アカタテハ、忙しそうに蜜を吸っています。
ケイトウの花にもセセリチョウ。
ファインダーから覗いているのが分かったみたい。
逆にこちらをじっと見つめられてしまいました。 ^^;
静かな境内・・・、柔らかな木漏れ日、ゆっくりと時間が流れていきます。
本堂の木造三世仏坐像さま、現在、過去、未来の優しいお顔。
ビャクシンの古木、
東慶寺の梅の古木とは違ったたくましさと厳かさ・・・、
ごつごつとして、でも長い間に風や雨に打たれ丸く滑らかになった太い幹。
内には時の流れのパワーが、たくさん込められている。
懐かしい、おじいゃんの手の様なやさしさと・・・。
そっと木の肌に触れてみました。
強さと優しさと、掌からこころに温かさが伝わってきました。
浄智寺の中庭、
夏草が生い茂っていました。
もみじの木でしょうか? 北鎌倉の小さな竜がここにも。
鎌倉のお寺のアートです。
栗もイガのついた実を落としていました。
踏切の風だけではなく、秋は本当にそこまで来ているのだと思いました。
おやっ、
いたずらっ子のリス君。
ファインダーを覗いていたら、気づかれてしまいました。 ^^;
浄智寺の萩も咲き始めています。
夏の浄智寺でよい時間を過ごさせてもらいました。
ビャクシンの温かさ・・・、このまま帰るのが惜しく、もう少しと北鎌倉の散歩を続けました。
明月院の通りの小川、木漏れ日は柔らかく涼しげ。
水辺って、川の流れって、どうしてこんなに落ち着くのでしょう。
明月院。
夏の静けさ、
葉っぱの透過光とそれが作るやわらかな影。
この日のWalkman には、シモーネ・ヤングのブラームス交響曲3番と4番のCD をいれていきました。
女性の指揮者、ハンブルグ・フィルハーモニーの音楽監督を2005年から務めていて、CDの録音も積極的に行っています。
ぼくもブルックナーの交響曲のCDを何枚かは持っていて、時々聴いていました。
そのシモーネ・ヤングのブラームス、
伝統のハンブルグ・フィル(かつてカール・ベームやクリストフ・フォン・ドホナーニが指揮者でした)とどんな演奏をしてくれるのか楽しみにしていました。
シモーネ・ヤング、素晴らしい指揮者。
よく統率されて一糸乱れぬハンブルグ・フィルのオーケストラサウンド。鳴らすところは派手に鳴らすし、でも、それもちゃんと指揮者のコントロールの中。
曲全体のディテールまで計算され4楽章の交響曲の良さがよくわかる演奏です。
そして、何よりも、ブラームスのロマンチックなところが素晴らしい。例えば3番の有名な第3楽章は、身震いするほど。
秋の夜長にこんな音たちに抱きしめられたらたまらない。
4番のフィナーレ4楽章もすごいです。曲の真ん中あたり、フルートのソロ、そのあと管楽器が奏でるメロディーのの美しさ、とっても素敵です。
録音も秀逸。
既に1番も2番も出ているようなので、早速HMV でポチッ。
東慶寺さんには行かなかったけれど、8月終わりの浄智寺、明月院、シモーネ・ヤングのブラームス、とても素敵な散歩でした。
しばらく、神戸や盛岡に出張などバタバタしていて、アップできませんでしたが、ぐずぐずしているうちに、台風が来たりして秋がもっと近づいてしまいました。
タイミングはずれてしまったけれど、今年初めて秋を感じた日・・・、記憶にとどめておきたいと思います。
もちろん、帰ってくるとのどはからから。
コンビニで秋限定のお酒をいろいろと買ってきました。秋限定のビール、発泡酒、etc etc ・・・、美味しいんですよね。
ついつい、飲みすぎてしまいました。
シモーネ・ヤング気になる指揮者になりそうです。
でも彼女、ジャケットを見ると・・・・、そういえば、美輪 明宏さんに似ているかも 笑
" 2013/08/31 Kitakamakura Jyochiji & Meigeysuin & Brahms Symphony No.3・No.4 "
両手で掴めそうなほどの重い空気。 その中を、明らかに性質が違う風がひゅっと踏み切りを渡って吹き抜けていきました。
見上げると白い雲、ミンミンゼミとアブラゼミの鳴き声、強い日差し。
季節の変わり目が確実に近づいているのを一瞬の風は教えてくれました。
今年初めての秋との出会いかもしれない。
前回の学習から、 首に巻ける大き目のタオルと着替えのTシャツまで持って出かけた8月下旬の北鎌倉。
駅を降りていつものように東慶寺に向かいましたが、入れはするものの東慶寺の山門のところの石の階段は工事中。
邪魔になってもいけないので、この日は東慶寺さんの散歩は自粛して浄智寺へ向かいました。
夏の浄智寺。大きな木が茂って木陰はとても涼しい。
前に訪れたときには、この石段の脇にシャガが咲いていたので、本当に久しぶり。
秋をはじめて感じたこの日も、浄智寺ではいくつかの花との出会いがありました。
たぶん鎌倉でははじめて見たかもしれません。
キクイモの花だと思うのですが、黄色くて背が高い花がお寺の入り口のところに咲いていました。
蝶たちが何頭も遊びに来ていました。
セセリチョウ君、アカタテハ、忙しそうに蜜を吸っています。
ケイトウの花にもセセリチョウ。
ファインダーから覗いているのが分かったみたい。
逆にこちらをじっと見つめられてしまいました。 ^^;
静かな境内・・・、柔らかな木漏れ日、ゆっくりと時間が流れていきます。
本堂の木造三世仏坐像さま、現在、過去、未来の優しいお顔。
ビャクシンの古木、
東慶寺の梅の古木とは違ったたくましさと厳かさ・・・、
ごつごつとして、でも長い間に風や雨に打たれ丸く滑らかになった太い幹。
内には時の流れのパワーが、たくさん込められている。
懐かしい、おじいゃんの手の様なやさしさと・・・。
そっと木の肌に触れてみました。
強さと優しさと、掌からこころに温かさが伝わってきました。
浄智寺の中庭、
夏草が生い茂っていました。
もみじの木でしょうか? 北鎌倉の小さな竜がここにも。
鎌倉のお寺のアートです。
栗もイガのついた実を落としていました。
踏切の風だけではなく、秋は本当にそこまで来ているのだと思いました。
おやっ、
いたずらっ子のリス君。
ファインダーを覗いていたら、気づかれてしまいました。 ^^;
浄智寺の萩も咲き始めています。
夏の浄智寺でよい時間を過ごさせてもらいました。
ビャクシンの温かさ・・・、このまま帰るのが惜しく、もう少しと北鎌倉の散歩を続けました。
明月院の通りの小川、木漏れ日は柔らかく涼しげ。
水辺って、川の流れって、どうしてこんなに落ち着くのでしょう。
明月院。
夏の静けさ、
葉っぱの透過光とそれが作るやわらかな影。
この日のWalkman には、シモーネ・ヤングのブラームス交響曲3番と4番のCD をいれていきました。
女性の指揮者、ハンブルグ・フィルハーモニーの音楽監督を2005年から務めていて、CDの録音も積極的に行っています。
ぼくもブルックナーの交響曲のCDを何枚かは持っていて、時々聴いていました。
そのシモーネ・ヤングのブラームス、
伝統のハンブルグ・フィル(かつてカール・ベームやクリストフ・フォン・ドホナーニが指揮者でした)とどんな演奏をしてくれるのか楽しみにしていました。
シモーネ・ヤング、素晴らしい指揮者。
よく統率されて一糸乱れぬハンブルグ・フィルのオーケストラサウンド。鳴らすところは派手に鳴らすし、でも、それもちゃんと指揮者のコントロールの中。
曲全体のディテールまで計算され4楽章の交響曲の良さがよくわかる演奏です。
そして、何よりも、ブラームスのロマンチックなところが素晴らしい。例えば3番の有名な第3楽章は、身震いするほど。
秋の夜長にこんな音たちに抱きしめられたらたまらない。
4番のフィナーレ4楽章もすごいです。曲の真ん中あたり、フルートのソロ、そのあと管楽器が奏でるメロディーのの美しさ、とっても素敵です。
録音も秀逸。
既に1番も2番も出ているようなので、早速HMV でポチッ。
東慶寺さんには行かなかったけれど、8月終わりの浄智寺、明月院、シモーネ・ヤングのブラームス、とても素敵な散歩でした。
しばらく、神戸や盛岡に出張などバタバタしていて、アップできませんでしたが、ぐずぐずしているうちに、台風が来たりして秋がもっと近づいてしまいました。
タイミングはずれてしまったけれど、今年初めて秋を感じた日・・・、記憶にとどめておきたいと思います。
もちろん、帰ってくるとのどはからから。
コンビニで秋限定のお酒をいろいろと買ってきました。秋限定のビール、発泡酒、etc etc ・・・、美味しいんですよね。
ついつい、飲みすぎてしまいました。
シモーネ・ヤング気になる指揮者になりそうです。
でも彼女、ジャケットを見ると・・・・、そういえば、美輪 明宏さんに似ているかも 笑
" 2013/08/31 Kitakamakura Jyochiji & Meigeysuin & Brahms Symphony No.3・No.4 "