北鎌倉東慶寺_キキョウ&センニンソウ&カワラナデシコ&Matsuev Rachmaninov Piano Concerto No.2:20130810 [鎌倉]
夏ってこんな感じだったかな?
車窓からは薄い雲で覆われたようなライトグレー、水蒸気の落し蓋で押さえつけられたような空。
麦わらと、とうもろこし畑の葉っぱが、なびくときの風の匂い。
夕立、
じっと地面で我慢していた土たちが、瞬間に解き放たれる強い光の香り。
見上げると、まぶしい青の空、湧き上がる元気な入道雲、ブルーと白が真夏の空、夏のイメージたち・・・、
何十年も経てば、変わってしまうものなのかな?
それにしても、仕方なく笑ってしまうほどの暑さ。
8月10日土曜、
デバックに510とPL3を詰め込んで横浜駅から横須賀線に乗り、電車の窓から見える空を眺めながら
ふと、こんなことを考えていました。
Walkmanにはデニス・マツーエフのピアノ、アラン・ギルバート指揮ニューヨークフィルの演奏で、
Rachmaninov のPiano concerto No.2。
マツーエフのCD は何回か聴いたことがありますが、アラン・ギルバートの指揮とニューヨークフィルとの演奏は初めてです。
アラン・ギルバートは両親ともニューヨークフィルの団員でお母さんは日本の方みたいです。何となく親近感もあります。
北鎌倉駅で降りて東慶寺には開門と同時。
8時半、早朝というものの既に気温は高く、
両手で掴めそうなほど質量を感じる、凪いだ夏の境内の空気の中、セミの声は閉じこもっていました。
紫陽花が終わると、目立つ花はなくなるのですが、それでもさすが花のお寺です。
あちらこちらに夏の花たち、
キキョウ、センニンソウ、カワラナデシコ、百日紅、ホウズキ、朝顔、そして、ホトトギスも一輪咲き始めていました。
しばらくファインダー越しに真夏の東慶寺に挨拶。
そんなに広くない境内ですが、盛りは過ぎているけれど夏の緑が茂っています。
草いきれ、真夏の勢い。
わずかな木漏れ日と木陰・・・、
見つけると、「ほっ」。
この暑さの中、流石に訪れる人は少ない。
ファインダーを覗いていても、汗が首に滴ってきます。
汗を拭き吹き、気が付くと首に巻いていたフェイスタオルはぐちょぐちょ。ペットボトルも半分以上飲んでいました。
とにかく蒸し暑い。
もっと、東慶寺の真夏の花たちと一緒にいたかったですが、一時間が限度でした。
日陰のギボウシも暑そう。
楽しみにしていた朝顔も今年は花は早めにおしまいのようです。来年に向けて大切な種をつけ始めていました。
庭の手入れの方たちしかいない、真夏の東慶寺。
空気の密度を感じる中で、ラフマニノフのピアノコンチェルトを聴いていました。
ぼくにとっては、ラフマのピアノコンチェルト2番は、ツィマーマンと小澤さんのものという絶対の演奏があります。
この演奏を聴いて以来、ほかのものを聴いてもどこか物足りなくて、結局このCDに帰ってきてしまいます。
でも、デニス・マツーエフの今回のコンチェルト。リリックなピアノの音色がとても素敵です。
ピリスの音色がピアノでは一番気に入っていますが、風のようなピリスのタッチとは違っていて、音色一つ一つ、どんな小さな音でも、一粒一粒の音が大切に弾かれている感じがします。
馬力はあるし、スピードもあって疾走もするし、ピアニシモも大切に弾いている。
ラフマニノフのジャズっぽい感じもするこの演奏。さすが、アラン・ギルバート、アメリカの指揮者でニューヨークフィルとの演奏なのだなと思いました。
夏の夜に、ビールを飲みながらもあうのかもしれないです。 笑
少し、暑さでへろへろになりました。
真夏の風のない朝は、北鎌倉でもこんな感じなんですね。
でも、可愛い花たちには会えたし、デニスのラフマも素敵でした。
今度は、もっと大きなタオルとペットボトルを持って来よう。
4日間のお盆休み、あと二日。今日は部屋を久しぶりに片付けて、今、マーラーの8番を聴いています。
クーラーをいつもよりちょっとだけ効かせて、クールダウンしながらビールを一杯 ^^v
" 2013/08/10 Kitakamakura Tokeiji & Denis Matsuev Rachmaninov Piano Concerto No.2 "
車窓からは薄い雲で覆われたようなライトグレー、水蒸気の落し蓋で押さえつけられたような空。
麦わらと、とうもろこし畑の葉っぱが、なびくときの風の匂い。
夕立、
じっと地面で我慢していた土たちが、瞬間に解き放たれる強い光の香り。
見上げると、まぶしい青の空、湧き上がる元気な入道雲、ブルーと白が真夏の空、夏のイメージたち・・・、
何十年も経てば、変わってしまうものなのかな?
それにしても、仕方なく笑ってしまうほどの暑さ。
8月10日土曜、
デバックに510とPL3を詰め込んで横浜駅から横須賀線に乗り、電車の窓から見える空を眺めながら
ふと、こんなことを考えていました。
Walkmanにはデニス・マツーエフのピアノ、アラン・ギルバート指揮ニューヨークフィルの演奏で、
Rachmaninov のPiano concerto No.2。
マツーエフのCD は何回か聴いたことがありますが、アラン・ギルバートの指揮とニューヨークフィルとの演奏は初めてです。
アラン・ギルバートは両親ともニューヨークフィルの団員でお母さんは日本の方みたいです。何となく親近感もあります。
北鎌倉駅で降りて東慶寺には開門と同時。
8時半、早朝というものの既に気温は高く、
両手で掴めそうなほど質量を感じる、凪いだ夏の境内の空気の中、セミの声は閉じこもっていました。
紫陽花が終わると、目立つ花はなくなるのですが、それでもさすが花のお寺です。
あちらこちらに夏の花たち、
キキョウ、センニンソウ、カワラナデシコ、百日紅、ホウズキ、朝顔、そして、ホトトギスも一輪咲き始めていました。
しばらくファインダー越しに真夏の東慶寺に挨拶。
そんなに広くない境内ですが、盛りは過ぎているけれど夏の緑が茂っています。
草いきれ、真夏の勢い。
わずかな木漏れ日と木陰・・・、
見つけると、「ほっ」。
この暑さの中、流石に訪れる人は少ない。
ファインダーを覗いていても、汗が首に滴ってきます。
汗を拭き吹き、気が付くと首に巻いていたフェイスタオルはぐちょぐちょ。ペットボトルも半分以上飲んでいました。
とにかく蒸し暑い。
もっと、東慶寺の真夏の花たちと一緒にいたかったですが、一時間が限度でした。
日陰のギボウシも暑そう。
楽しみにしていた朝顔も今年は花は早めにおしまいのようです。来年に向けて大切な種をつけ始めていました。
庭の手入れの方たちしかいない、真夏の東慶寺。
空気の密度を感じる中で、ラフマニノフのピアノコンチェルトを聴いていました。
ぼくにとっては、ラフマのピアノコンチェルト2番は、ツィマーマンと小澤さんのものという絶対の演奏があります。
この演奏を聴いて以来、ほかのものを聴いてもどこか物足りなくて、結局このCDに帰ってきてしまいます。
でも、デニス・マツーエフの今回のコンチェルト。リリックなピアノの音色がとても素敵です。
ピリスの音色がピアノでは一番気に入っていますが、風のようなピリスのタッチとは違っていて、音色一つ一つ、どんな小さな音でも、一粒一粒の音が大切に弾かれている感じがします。
馬力はあるし、スピードもあって疾走もするし、ピアニシモも大切に弾いている。
ラフマニノフのジャズっぽい感じもするこの演奏。さすが、アラン・ギルバート、アメリカの指揮者でニューヨークフィルとの演奏なのだなと思いました。
夏の夜に、ビールを飲みながらもあうのかもしれないです。 笑
少し、暑さでへろへろになりました。
真夏の風のない朝は、北鎌倉でもこんな感じなんですね。
でも、可愛い花たちには会えたし、デニスのラフマも素敵でした。
今度は、もっと大きなタオルとペットボトルを持って来よう。
4日間のお盆休み、あと二日。今日は部屋を久しぶりに片付けて、今、マーラーの8番を聴いています。
クーラーをいつもよりちょっとだけ効かせて、クールダウンしながらビールを一杯 ^^v
" 2013/08/10 Kitakamakura Tokeiji & Denis Matsuev Rachmaninov Piano Concerto No.2 "