北鎌倉東慶寺2013年梅は見頃です & Paavo Jarvi Schumann " Rhenish ":20130310 [鎌倉]
気温が高くなり、風も強く花粉の飛散量は半端ではありません。
鼻がジュルジュルで、土曜日は良い天気でしたが、一歩も家を出ず、CD を聴いたり本を読んだりして過ごしてしまいました。
それと、先日クララ・シューマンの作品を聴いて、彼女に興味が沸きました。
偉大な作曲家の妻で名ピアニスト、そしてブラームスを生涯支えた女性。どんな女性だったのか知りたくて、簡単すぎますがDVD「クララ・シューマン 愛の協奏曲」 を借りてきたのでそれを見たり、少し、もったいない時間の使い方 ?
花粉のせいで、頭もボーッ。何にもしたくありません。
と言うよりも、それを言い訳にしてごろごろしていた土曜日。
それでも一日ゆっくりしたせいでしょうか?
幾分ジュルジュルもおさまった感じがしたので、日曜日、必死の覚悟で北鎌倉東慶寺の梅の具合を確かめに出かけました。
横須賀線はいつもと違って旅行のガイドブックを持った家族連れ、グループの方たちが多い。混雑しています。
皆さん、鎌倉に梅を見に行かれるのかな?
Walkman でクララ・シューマンのDVD に出てきてとても印象的だった Symphony No.3 " Rhenish " を聴いていると北鎌倉。
鳩サブレの豊島屋さんの前で PEN E-PL3 をケースから出して準備完了です。
春の観光シーズンを迎えた北鎌倉、
暖かな日差しの中、東慶寺さんに向かう道の脇にも紅梅と白梅がぽっぽっ、可愛い花を咲かせています。
うららか ♪
花粉さえなければ、とても良い日曜日なのですが・・・、まぁ、仕方ありません。
山門から境内の様子を覗いてみると、そこは白と紅とピンク、色とりどりの梅の花たちのアーチ。
待っていました。
・・・
ぼくにとって、これ以上のアーチってないです。
東慶寺さんの梅たち、ちょうど見頃を迎えていました。
ずっと待っていた姿。
やはりここの梅たちは良いなぁ~、井上ひさしさんの東慶寺花だよりの「梅の章 おせん」を思い出します。
凛として優しい・・・、桜にはなくて梅のイメージ。おせんの後姿がそこにあるように思えました。
山門をくぐって本堂に向かう短い石畳。
前に行くのがもったいない・・・、一歩一歩確かめるように、ファインダー越しに両脇の梅たちと話しながらゆっくりと進みます。
東慶寺さんの梅は何種類あるのでしょう?
色だけでなく、形も大きさも色々な種類があります。
図鑑を持って来て何種類あるのか調べてみたいと思いました。
坐論梅、青軸梅、etc etc ・・・、珍しい梅もたくさんあるようです。
そうそう、本堂のところの黄梅も一つ二つ咲き始めていました(写真は上から4枚目です)。
東慶寺の一番のとき
しばし、
煩雑なこと
色々なこと、みんな忘れて
ときもなくなって
ただ、梅たちと一緒。
桃源郷、
桃ではないですが、春の穏やかな日差しの中、透過光の紅白の梅、緑と黄色の優しい色彩、
素敵なミクロの桃源郷がここにあるような気がしました。
何本かある枝垂梅も
白も紅も花が咲き始めたところでした。
枝垂れの梅たち
咲き始めた花たちが可愛くてその感じを切り取ろうとするのですが、なかなか難しい。
そう言えば、鎌倉宝戒寺の枝垂梅も気にはなるのですが、この日はこれで精一杯。
来週、花粉がひどくなければ、鎌倉にもう一度行ってみたいと思います。
こんなに素敵な東慶寺さんの梅たちと会うことが出来て、満足です。
この日、連れて行ったのはクララのご主人、シューマン作曲の交響曲第3番「ライン」。
DVD では、精神的に不調なシューマンを支えるため、初演を2人で指揮(実際はクララが指揮をしていました)。
シューマンは全部で交響曲を4曲作っています。
ラインは第3番ですが、作曲された順番では最後の曲。2番目に作曲されたものが後年改訂されてそれが第4番になったため、最後の交響曲が第3番になったのだそうです。
演奏は、パーヴォ・ヤルヴィ指揮、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンのもの。
いわゆるピリオド奏法による演奏です。やや速めのテンポ、ビブラートを使わない、スタッカートが多め etc etc ・・・で、当時の演奏方法を再現しようとするもの。
編成も小編成なので、曲のストラクチャーやデティールがとても良く分かります。
最近、こういう演奏が増えているのかもしれません。この前買ったJoshua Bell 指揮の Academy Of St. Martin In The Fields、ベートーベン4番と7番もそんな演奏でした。
パーヴォ・ヤルヴィのシューマン、熟したロマンチックさがそぎ落とされて、すっきりとしたシューマン。
これがシューマン?
こうやって聴くと印象がずいぶんと違います。シューマンってやはりベートーベンやモーツアルトの跡継ぎなんだと、納得してしまいました。
パーヴォ・ヤルヴィ、売り出し中の実力派指揮者。2015年からはN響を指揮するそうです。これも楽しみです。
シューマンの曲の合間に、可愛い声がしました。
イヤホーンをとって、ふと見上げると、メジロ君。
ちょこん、ぴょんと、こんな風に枝から枝にジャンプするんですね。
この日は鳥には出会えないのかと思っていましたが、曲の合間の可愛い声に気が付いてよかった。
そんなに広くはない境内ですが、何往復したのでしょう。
一通り切り取らせてもらったのですが、立ち去りがたく・・・。
1月から通い始めて、ようやく今年の梅たちに会うことが出来ました。
厳しい寒さ、たくさん積もった雪、それらに耐えて、
凛とした姿、内に秘めた優しさ・・・。 東慶寺の梅たちは、とても、とても見事に咲いています。
花粉はひどかったですが、何かに一生懸命になるとジュルジュルもその時だけは止まってしまうようです。
梅たちを夢中になって切り取っていると、ぴたっと止まっていました。
病は気から? 笑
でも、帰ってきてしばらくすると、くしゃみの嵐。
早く、花粉の時期が過ぎてくれないかな ^^;
" 2013/03/10 Kitakamakura Tokeiji & Paavo Jarvi Schumann Symphony No.3 "
鼻がジュルジュルで、土曜日は良い天気でしたが、一歩も家を出ず、CD を聴いたり本を読んだりして過ごしてしまいました。
それと、先日クララ・シューマンの作品を聴いて、彼女に興味が沸きました。
偉大な作曲家の妻で名ピアニスト、そしてブラームスを生涯支えた女性。どんな女性だったのか知りたくて、簡単すぎますがDVD「クララ・シューマン 愛の協奏曲」 を借りてきたのでそれを見たり、少し、もったいない時間の使い方 ?
花粉のせいで、頭もボーッ。何にもしたくありません。
と言うよりも、それを言い訳にしてごろごろしていた土曜日。
それでも一日ゆっくりしたせいでしょうか?
幾分ジュルジュルもおさまった感じがしたので、日曜日、必死の覚悟で北鎌倉東慶寺の梅の具合を確かめに出かけました。
横須賀線はいつもと違って旅行のガイドブックを持った家族連れ、グループの方たちが多い。混雑しています。
皆さん、鎌倉に梅を見に行かれるのかな?
Walkman でクララ・シューマンのDVD に出てきてとても印象的だった Symphony No.3 " Rhenish " を聴いていると北鎌倉。
鳩サブレの豊島屋さんの前で PEN E-PL3 をケースから出して準備完了です。
春の観光シーズンを迎えた北鎌倉、
暖かな日差しの中、東慶寺さんに向かう道の脇にも紅梅と白梅がぽっぽっ、可愛い花を咲かせています。
うららか ♪
花粉さえなければ、とても良い日曜日なのですが・・・、まぁ、仕方ありません。
山門から境内の様子を覗いてみると、そこは白と紅とピンク、色とりどりの梅の花たちのアーチ。
待っていました。
・・・
ぼくにとって、これ以上のアーチってないです。
東慶寺さんの梅たち、ちょうど見頃を迎えていました。
ずっと待っていた姿。
やはりここの梅たちは良いなぁ~、井上ひさしさんの東慶寺花だよりの「梅の章 おせん」を思い出します。
凛として優しい・・・、桜にはなくて梅のイメージ。おせんの後姿がそこにあるように思えました。
山門をくぐって本堂に向かう短い石畳。
前に行くのがもったいない・・・、一歩一歩確かめるように、ファインダー越しに両脇の梅たちと話しながらゆっくりと進みます。
東慶寺さんの梅は何種類あるのでしょう?
色だけでなく、形も大きさも色々な種類があります。
図鑑を持って来て何種類あるのか調べてみたいと思いました。
坐論梅、青軸梅、etc etc ・・・、珍しい梅もたくさんあるようです。
そうそう、本堂のところの黄梅も一つ二つ咲き始めていました(写真は上から4枚目です)。
東慶寺の一番のとき
しばし、
煩雑なこと
色々なこと、みんな忘れて
ときもなくなって
ただ、梅たちと一緒。
桃源郷、
桃ではないですが、春の穏やかな日差しの中、透過光の紅白の梅、緑と黄色の優しい色彩、
素敵なミクロの桃源郷がここにあるような気がしました。
何本かある枝垂梅も
白も紅も花が咲き始めたところでした。
枝垂れの梅たち
咲き始めた花たちが可愛くてその感じを切り取ろうとするのですが、なかなか難しい。
そう言えば、鎌倉宝戒寺の枝垂梅も気にはなるのですが、この日はこれで精一杯。
来週、花粉がひどくなければ、鎌倉にもう一度行ってみたいと思います。
こんなに素敵な東慶寺さんの梅たちと会うことが出来て、満足です。
この日、連れて行ったのはクララのご主人、シューマン作曲の交響曲第3番「ライン」。
DVD では、精神的に不調なシューマンを支えるため、初演を2人で指揮(実際はクララが指揮をしていました)。
シューマンは全部で交響曲を4曲作っています。
ラインは第3番ですが、作曲された順番では最後の曲。2番目に作曲されたものが後年改訂されてそれが第4番になったため、最後の交響曲が第3番になったのだそうです。
演奏は、パーヴォ・ヤルヴィ指揮、ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメンのもの。
いわゆるピリオド奏法による演奏です。やや速めのテンポ、ビブラートを使わない、スタッカートが多め etc etc ・・・で、当時の演奏方法を再現しようとするもの。
編成も小編成なので、曲のストラクチャーやデティールがとても良く分かります。
最近、こういう演奏が増えているのかもしれません。この前買ったJoshua Bell 指揮の Academy Of St. Martin In The Fields、ベートーベン4番と7番もそんな演奏でした。
パーヴォ・ヤルヴィのシューマン、熟したロマンチックさがそぎ落とされて、すっきりとしたシューマン。
これがシューマン?
こうやって聴くと印象がずいぶんと違います。シューマンってやはりベートーベンやモーツアルトの跡継ぎなんだと、納得してしまいました。
パーヴォ・ヤルヴィ、売り出し中の実力派指揮者。2015年からはN響を指揮するそうです。これも楽しみです。
シューマンの曲の合間に、可愛い声がしました。
イヤホーンをとって、ふと見上げると、メジロ君。
ちょこん、ぴょんと、こんな風に枝から枝にジャンプするんですね。
この日は鳥には出会えないのかと思っていましたが、曲の合間の可愛い声に気が付いてよかった。
そんなに広くはない境内ですが、何往復したのでしょう。
一通り切り取らせてもらったのですが、立ち去りがたく・・・。
1月から通い始めて、ようやく今年の梅たちに会うことが出来ました。
厳しい寒さ、たくさん積もった雪、それらに耐えて、
凛とした姿、内に秘めた優しさ・・・。 東慶寺の梅たちは、とても、とても見事に咲いています。
花粉はひどかったですが、何かに一生懸命になるとジュルジュルもその時だけは止まってしまうようです。
梅たちを夢中になって切り取っていると、ぴたっと止まっていました。
病は気から? 笑
でも、帰ってきてしばらくすると、くしゃみの嵐。
早く、花粉の時期が過ぎてくれないかな ^^;
" 2013/03/10 Kitakamakura Tokeiji & Paavo Jarvi Schumann Symphony No.3 "