北鎌倉東慶寺2013梅&Alisa Weilerstein Elgar Cello Concerto :20130216 [鎌倉]
金曜日は四国出張でした。
高松空港に降り立つと、雪景色。 先週は札幌で吹雪に会い、四国でもまた雪です。
どうなっているんでしょう? 自分は雪男?
雪男っていう言い方はないですね。 笑
年に2~3回しか降らないそうですが、その貴重な高松の雪に出会ってしまいました。
帰りは帰りで、ANA 、787の影響で出発が1時間半くらい遅れたし、冬の出張は色々と起ります(帰ってくれば話のネタにはなりますが・・・)。
土曜日は疲れていたので出かけるつもりもなく、成城石井で買ってきた白ワインを昼間から飲んでいました。
音楽は、エルガーのチェロコンチェルト。
この曲は、自分の中ではデュブレが残した絶対の一枚があります。そればかり聴いています。
でも、デュブレのご主人であったバレンボイムがデュブレがなくなってから一度も録音していなかったのに、
エルガーのコンチェルトのCD を録音したと聞いて、HMV で買ってみました。
ソリストはALISA WEILERSTEIN 。
1982年生まれのアメリカのチェリスト。彼女のお父さんはクリーヴランド弦楽四重奏団の創設者でヴァイオリン奏者のドナルド・ワイラースタイン、お母さんもピアニストだそうです。音楽一家の新星チェリストさんです。
曲の出だしからびっくり。
デュプレとぜんぜん違います。 たとえるなら、バッハの無伴奏みたい。
繊細さより、女性なのにとても迫力ある、言葉は変かもしれませんが、チェロのある種の野太さを感じます。
大きな黒曜石の奥の方からの光・・・、そんな色彩を感じます。
それでいて、ピアニッシモもとても艶やか。 なにより間を持っています。
この世代の女性演奏家はすごい。たくさんの才能ある方たちが目白押しです。
聴いていたら、梅がとても気になって仕方なくなり、気が付けば横須賀線に乗っていました。 ^^;
酔っぱらった勢い。
ワインを一本あけてました・・・。
夕暮れが迫る時間に、北鎌倉に来るのは初めてかもしれない。
木瓜の色も朝とは違って、艶やかに感じます。
この季節の夕暮れ間近なこの時間も・・・素敵です。
触れると壊れてしまいそう、そんな儚さが空気の中に淡く漂っていました。
もう少しだけ、このままでいたい。
過ぎ行く時を見届けないと。
本堂でお参りをして、白梅を見上げました。
前よりも少しは多くなっていましたが、まだまだ1分か2分咲きです
見頃はもう少し先のよう。
でも、
楽しみが先なのは嬉しい。
夕暮れの東慶寺。
白梅が儚げな日蔭色に染まっていきます。
エルガー、
チェロコンチェルト、似合いすぎている。
イギリスは他のヨーロッパの国とは少し違う感じがします。
絵画でも、ターナー、コンスタブル。 ボキャブラリが少なくて上手く言いあらわせないですが、独特の陰影を持っていると思います。
音楽でも、エルガー、ディーリアス etc etc ・・・。
ディーリアスも好きです。 この梅の季節、今度はディーリアスも連れて来よう。
この日も、東慶寺の境内で、一羽の鳥に出会いました。追いかけるのですが、なかなか写真に納まってくれません。何の鳥だろう? アオジ? ぼくの知識ではわかりませんでした。
エルガーのコンチェルトも、和 ? を感じるところがあります。琴の音のような、琵琶の、平家物語を聴いているような。
銀色の感じ。
この感じがじぶんにはイギリスの作曲家の魅力なのかもしれません。
暮れていく東慶寺の境内。 銀色の儚さ。触れることのできない愛しさ。
梅の古木が空に昇っていく竜のように見えました。
東慶寺の一番素敵な季節。
毎日でも訪れたい。
夕暮れの北鎌倉もよいのですね。
一日、ここにいて、モネのように、光の芸術を見ていたい。
自然にかなうものはきっと何もない・・・。
音楽も絵も、そして、自然の作り出す一期一会の光の奇跡。
酔っぱらった勢い、恐るべし。
夕暮れの美しさ。
" 2013/02/16 Kitakamakura Tokeiji & Elgar Cello Concerto Alisa Weilerstein "
高松空港に降り立つと、雪景色。 先週は札幌で吹雪に会い、四国でもまた雪です。
どうなっているんでしょう? 自分は雪男?
雪男っていう言い方はないですね。 笑
年に2~3回しか降らないそうですが、その貴重な高松の雪に出会ってしまいました。
帰りは帰りで、ANA 、787の影響で出発が1時間半くらい遅れたし、冬の出張は色々と起ります(帰ってくれば話のネタにはなりますが・・・)。
土曜日は疲れていたので出かけるつもりもなく、成城石井で買ってきた白ワインを昼間から飲んでいました。
音楽は、エルガーのチェロコンチェルト。
この曲は、自分の中ではデュブレが残した絶対の一枚があります。そればかり聴いています。
でも、デュブレのご主人であったバレンボイムがデュブレがなくなってから一度も録音していなかったのに、
エルガーのコンチェルトのCD を録音したと聞いて、HMV で買ってみました。
ソリストはALISA WEILERSTEIN 。
1982年生まれのアメリカのチェリスト。彼女のお父さんはクリーヴランド弦楽四重奏団の創設者でヴァイオリン奏者のドナルド・ワイラースタイン、お母さんもピアニストだそうです。音楽一家の新星チェリストさんです。
曲の出だしからびっくり。
デュプレとぜんぜん違います。 たとえるなら、バッハの無伴奏みたい。
繊細さより、女性なのにとても迫力ある、言葉は変かもしれませんが、チェロのある種の野太さを感じます。
大きな黒曜石の奥の方からの光・・・、そんな色彩を感じます。
それでいて、ピアニッシモもとても艶やか。 なにより間を持っています。
この世代の女性演奏家はすごい。たくさんの才能ある方たちが目白押しです。
聴いていたら、梅がとても気になって仕方なくなり、気が付けば横須賀線に乗っていました。 ^^;
酔っぱらった勢い。
ワインを一本あけてました・・・。
夕暮れが迫る時間に、北鎌倉に来るのは初めてかもしれない。
木瓜の色も朝とは違って、艶やかに感じます。
この季節の夕暮れ間近なこの時間も・・・素敵です。
触れると壊れてしまいそう、そんな儚さが空気の中に淡く漂っていました。
もう少しだけ、このままでいたい。
過ぎ行く時を見届けないと。
本堂でお参りをして、白梅を見上げました。
前よりも少しは多くなっていましたが、まだまだ1分か2分咲きです
見頃はもう少し先のよう。
でも、
楽しみが先なのは嬉しい。
夕暮れの東慶寺。
白梅が儚げな日蔭色に染まっていきます。
エルガー、
チェロコンチェルト、似合いすぎている。
イギリスは他のヨーロッパの国とは少し違う感じがします。
絵画でも、ターナー、コンスタブル。 ボキャブラリが少なくて上手く言いあらわせないですが、独特の陰影を持っていると思います。
音楽でも、エルガー、ディーリアス etc etc ・・・。
ディーリアスも好きです。 この梅の季節、今度はディーリアスも連れて来よう。
この日も、東慶寺の境内で、一羽の鳥に出会いました。追いかけるのですが、なかなか写真に納まってくれません。何の鳥だろう? アオジ? ぼくの知識ではわかりませんでした。
エルガーのコンチェルトも、和 ? を感じるところがあります。琴の音のような、琵琶の、平家物語を聴いているような。
銀色の感じ。
この感じがじぶんにはイギリスの作曲家の魅力なのかもしれません。
暮れていく東慶寺の境内。 銀色の儚さ。触れることのできない愛しさ。
梅の古木が空に昇っていく竜のように見えました。
東慶寺の一番素敵な季節。
毎日でも訪れたい。
夕暮れの北鎌倉もよいのですね。
一日、ここにいて、モネのように、光の芸術を見ていたい。
自然にかなうものはきっと何もない・・・。
音楽も絵も、そして、自然の作り出す一期一会の光の奇跡。
酔っぱらった勢い、恐るべし。
夕暮れの美しさ。
" 2013/02/16 Kitakamakura Tokeiji & Elgar Cello Concerto Alisa Weilerstein "