鎌倉2013年の梅は? 八幡宮・荏柄神社 & Sibelius Symphony No.1 : 20130126 [鎌倉]
どちらにしよう?
金曜日から迷っていました。 エル・グレコも見たいし、鎌倉の梅たちも気になる。
でも、
新聞を取りに出た時、日の出の方角の明るいオレンジ色と、黎明の濃い藍色の空を見ると、
娘を送りながら冬のきりっとした大気を吸ってしまうと、必然的 ?
デバッグに最近使っていない520 とPEN PL3 を突っ込んで( たまにはメインで使ってあげないと )、
文庫本は神様のカルテ2 ( この本良いです、また改めて書いてみたいと思います )、
Walkman には、Sibelius Symphony No.1 E minor Op.39。 準備良し !! 指差し確認 !! 。
北鎌倉へ、
土曜日、8時36分の横須賀線に飛び乗りました。
北鎌倉の駅は幾つかの団体のグループの方たちがたくさんいらっしゃいました。
ハイキング、写真撮影 etc etc ・・・ ?、皆さんそれぞれ楽しそうです。
じぶんは一人、Sibelius を聴きながら、カメラ達といつもの東慶寺さんへ。
本当に寒い。
晴れてはいるのですが、大きな雲が太陽を隠していて、東慶寺の庭まで暖かさが届きません。
思わず、手のひらにふうーっと息を吹きかけます。
気が付けば、灰色の寒色の庭の中に、一つ明るい色が加わっていました。
マンサクです。
この前来た時は咲く気配もなかったのに・・・、花も葉もない灰色の枝だけだったのに、
蝋梅と梅が気になって来ただけのに、なんだか感動してしまいました。
花ってすごい、時ってすごい。
蝋梅も花を増やして、
ちょうどの見頃です。
寒色の多い中で、マンサクと蝋梅の黄色を見つけると、ほっとします。
視覚からの暖かさも心をぽかぽかにしてくれます。
もうすぐ、この黄色に紅色の梅たちが加わってくれるのだと思うと、その時が待ちきれなくなります。
楽しみ。
ただ、今年は宝蔵のところの素心蝋梅の具合がおかしいです。
この前は少ないですが蕾が少しあったのに、今回行くと何も付いていませんでした。
と言うよりも、枝を剪定してしまったような? 、そんな感じがしました。 病気なのかな?
あの半透明色の黄色の花達が今年は見られないのかと思うと残念です。病気なら何とかよくなって欲しい。
東慶寺さんの梅たちはまだ冬眠中、咲くまでもう少し時間がかかるのだと思います。
受付のところの可愛い猫くんにさよならをして、東慶寺さんを後にしました。
いつもならこれで散歩を終わりにするのですが、土曜日は気になっているところがもう一箇所ありました。
北鎌倉の駅まで戻って鎌倉まで。
この時間なら、まだ小町通も道路が見えます。
店が開店する頃、鎌倉は、良い天気になっていました。
源平池も
鴨とユリカモメものんびり、きらきら。
気になっていたのは、八幡宮の境内の鎌倉国宝館のそばにある一本の紅梅の木でした。
ぼくが知っている中で、鎌倉でいつも最初に花を付ける梅です。
きっとそろそろと思って行きましたが、期待通り、数は少ないですが今年初めての梅の花に会うことが出来ました。
咲きたての八重の紅梅。夢中でファインダーを覗きながら何枚も写真を撮ってしまいました。
ここの梅は長くて白い何本ものしべがチャームポイントですね。
まだまだ、気温は低いですが、もうすぐ春なんだと、実感です。
なら、あそこもきっと。
ここで咲いているなら、荏柄天神さんでも咲き始めているかもしれない。
思い付くと自然に、足はもう荏柄天神さんの方に向かっていました。
咲いていましたよ。
荏柄天神さん、本殿の向かって右側の紅梅が幾つか花をつけ始めていました。
良い天気、スカイブルーの中をトンビがくるり。
蝋梅を見つけたばかりなのに、鎌倉は梅が咲き始めています。
そう言えば来週はもう2月なんですね。
ついさっき、正月に餅を2つしか食べなかったなどと話していたと思ったら・・・、鎌倉の花暦は梅へと、一頁捲られていました。
鎌倉まで足を伸ばしてよかった。
この日はずーっと、Sibelius Symphony No.1 を聴いていました。
ぼくは聴くものにすごく偏りがあり、あるものは同じ曲で10数枚CD を持っているのに、あるものは一枚しかない、そんな感じです。Sibelius は後者の仲間。
ただ、LP 時代はそれでも何枚かは持っていて嫌いな作曲家ではありませんでした。
フィンランディアはこの前、西本智実さんの指揮の演奏を聴いて感動したし、7曲ある交響曲は一通り聴いています。
そんなシベリウス、HMV で、ベルグルンドがポーツマス交響楽団を指揮した交響曲全集4枚組みが1,370円であるのを見つけて、衝動買いです。
先週から聴き始めているのですが、シベリウスもなかなか良いです。
交響曲第1番、シベリウスが30代のまだ若い頃に書かれた初めての交響曲(交響曲と名前の付いたものにはクレルヴォ交響曲もありますが純粋なものはこの1番だと思います)。
世間では3番以降は精神的でしっかりとした優れた作品であり、1番と2番はそれほどの曲ではないなどとの評価ですが、詳しいことアカデミックなことは良く分かりませんが、ぼくは久しぶりに聴いてみて、この1番とても気に入りました。
北欧の自然、寒さ、厳しさ、灰色の色彩の中の力強さや、草原の緑、海や空の深い藍色を感じることが出来ます。
1楽章の出だしのクラリネットが好きだし、なんと言っても4楽章のハープの音色の隠し味が効いた綺麗な旋律は魅力的。
チャイコフスキーの感じがするし、金管の咆哮はブルックナーがどこかに隠れている感じ(笑)。
4枚組みです。しばらくシベリウスを楽しめます。
ちょっと長くなってしまいました。 ^^;
鎌倉に行くと美味しいものがいっぱい目に付いて仕方ありません。
その中で土曜日は、
Bergfeld Kamakura さんで、土日と祝祭日限定のクロワッサン、そして可愛いミートパイ、
鎌倉亀善さんで「鎌倉しらす うす焼き」を買ってきました。
限定ものには、どうしても弱い ^^;
帰って来て、赤ワインと一緒に頂きました。形が変わっているクロワッサンです、リボンの形。
ミートパイも小ぶりですが、赤ワインに良くあいました。
しらすの「うす焼き」も、しらすのにおいが香ばしくて、美味しかった。
江ノ島のタコ煎餅みたいに作るのでしょうが、これはどちらかと言うと日本酒かな ?
日本酒も鎌倉の酒屋さんに湘南の地酒で美味しいのがあるのですが、この日はまだ家にワインがあったし、買えば一気に飲んでしまうし(飲みすぎです)、少し重いので後ろ髪を引かれながら断念です。
きっとすぐにまた梅を見に行くので、お酒はその機会に (笑) 。
エル・グレコ展も見たいのですが、この日は鎌倉に行ってよかった。
マンサクと東慶寺で、紅梅に八幡宮と荏柄神社で、今年初めて出会うことが出来ました。
寒いけれど、春が確実に近づいていることを実感し、鎌倉の花暦が変わるちょうどそのときに立ち会うことが出来ました。
展覧会は来週でも見ることができますが、マンサクや梅は待ってくれません。やっぱり「その時」は一期一会なんだよな。
" 2013/01/26 Kamakura & Sibelius Symphony No.1 "
金曜日から迷っていました。 エル・グレコも見たいし、鎌倉の梅たちも気になる。
でも、
新聞を取りに出た時、日の出の方角の明るいオレンジ色と、黎明の濃い藍色の空を見ると、
娘を送りながら冬のきりっとした大気を吸ってしまうと、必然的 ?
デバッグに最近使っていない520 とPEN PL3 を突っ込んで( たまにはメインで使ってあげないと )、
文庫本は神様のカルテ2 ( この本良いです、また改めて書いてみたいと思います )、
Walkman には、Sibelius Symphony No.1 E minor Op.39。 準備良し !! 指差し確認 !! 。
北鎌倉へ、
土曜日、8時36分の横須賀線に飛び乗りました。
北鎌倉の駅は幾つかの団体のグループの方たちがたくさんいらっしゃいました。
ハイキング、写真撮影 etc etc ・・・ ?、皆さんそれぞれ楽しそうです。
じぶんは一人、Sibelius を聴きながら、カメラ達といつもの東慶寺さんへ。
本当に寒い。
晴れてはいるのですが、大きな雲が太陽を隠していて、東慶寺の庭まで暖かさが届きません。
思わず、手のひらにふうーっと息を吹きかけます。
気が付けば、灰色の寒色の庭の中に、一つ明るい色が加わっていました。
マンサクです。
この前来た時は咲く気配もなかったのに・・・、花も葉もない灰色の枝だけだったのに、
蝋梅と梅が気になって来ただけのに、なんだか感動してしまいました。
花ってすごい、時ってすごい。
蝋梅も花を増やして、
ちょうどの見頃です。
寒色の多い中で、マンサクと蝋梅の黄色を見つけると、ほっとします。
視覚からの暖かさも心をぽかぽかにしてくれます。
もうすぐ、この黄色に紅色の梅たちが加わってくれるのだと思うと、その時が待ちきれなくなります。
楽しみ。
ただ、今年は宝蔵のところの素心蝋梅の具合がおかしいです。
この前は少ないですが蕾が少しあったのに、今回行くと何も付いていませんでした。
と言うよりも、枝を剪定してしまったような? 、そんな感じがしました。 病気なのかな?
あの半透明色の黄色の花達が今年は見られないのかと思うと残念です。病気なら何とかよくなって欲しい。
東慶寺さんの梅たちはまだ冬眠中、咲くまでもう少し時間がかかるのだと思います。
受付のところの可愛い猫くんにさよならをして、東慶寺さんを後にしました。
いつもならこれで散歩を終わりにするのですが、土曜日は気になっているところがもう一箇所ありました。
北鎌倉の駅まで戻って鎌倉まで。
この時間なら、まだ小町通も道路が見えます。
店が開店する頃、鎌倉は、良い天気になっていました。
源平池も
鴨とユリカモメものんびり、きらきら。
気になっていたのは、八幡宮の境内の鎌倉国宝館のそばにある一本の紅梅の木でした。
ぼくが知っている中で、鎌倉でいつも最初に花を付ける梅です。
きっとそろそろと思って行きましたが、期待通り、数は少ないですが今年初めての梅の花に会うことが出来ました。
咲きたての八重の紅梅。夢中でファインダーを覗きながら何枚も写真を撮ってしまいました。
ここの梅は長くて白い何本ものしべがチャームポイントですね。
まだまだ、気温は低いですが、もうすぐ春なんだと、実感です。
なら、あそこもきっと。
ここで咲いているなら、荏柄天神さんでも咲き始めているかもしれない。
思い付くと自然に、足はもう荏柄天神さんの方に向かっていました。
咲いていましたよ。
荏柄天神さん、本殿の向かって右側の紅梅が幾つか花をつけ始めていました。
良い天気、スカイブルーの中をトンビがくるり。
蝋梅を見つけたばかりなのに、鎌倉は梅が咲き始めています。
そう言えば来週はもう2月なんですね。
ついさっき、正月に餅を2つしか食べなかったなどと話していたと思ったら・・・、鎌倉の花暦は梅へと、一頁捲られていました。
鎌倉まで足を伸ばしてよかった。
この日はずーっと、Sibelius Symphony No.1 を聴いていました。
ぼくは聴くものにすごく偏りがあり、あるものは同じ曲で10数枚CD を持っているのに、あるものは一枚しかない、そんな感じです。Sibelius は後者の仲間。
ただ、LP 時代はそれでも何枚かは持っていて嫌いな作曲家ではありませんでした。
フィンランディアはこの前、西本智実さんの指揮の演奏を聴いて感動したし、7曲ある交響曲は一通り聴いています。
そんなシベリウス、HMV で、ベルグルンドがポーツマス交響楽団を指揮した交響曲全集4枚組みが1,370円であるのを見つけて、衝動買いです。
先週から聴き始めているのですが、シベリウスもなかなか良いです。
交響曲第1番、シベリウスが30代のまだ若い頃に書かれた初めての交響曲(交響曲と名前の付いたものにはクレルヴォ交響曲もありますが純粋なものはこの1番だと思います)。
世間では3番以降は精神的でしっかりとした優れた作品であり、1番と2番はそれほどの曲ではないなどとの評価ですが、詳しいことアカデミックなことは良く分かりませんが、ぼくは久しぶりに聴いてみて、この1番とても気に入りました。
北欧の自然、寒さ、厳しさ、灰色の色彩の中の力強さや、草原の緑、海や空の深い藍色を感じることが出来ます。
1楽章の出だしのクラリネットが好きだし、なんと言っても4楽章のハープの音色の隠し味が効いた綺麗な旋律は魅力的。
チャイコフスキーの感じがするし、金管の咆哮はブルックナーがどこかに隠れている感じ(笑)。
4枚組みです。しばらくシベリウスを楽しめます。
ちょっと長くなってしまいました。 ^^;
鎌倉に行くと美味しいものがいっぱい目に付いて仕方ありません。
その中で土曜日は、
Bergfeld Kamakura さんで、土日と祝祭日限定のクロワッサン、そして可愛いミートパイ、
鎌倉亀善さんで「鎌倉しらす うす焼き」を買ってきました。
限定ものには、どうしても弱い ^^;
帰って来て、赤ワインと一緒に頂きました。形が変わっているクロワッサンです、リボンの形。
ミートパイも小ぶりですが、赤ワインに良くあいました。
しらすの「うす焼き」も、しらすのにおいが香ばしくて、美味しかった。
江ノ島のタコ煎餅みたいに作るのでしょうが、これはどちらかと言うと日本酒かな ?
日本酒も鎌倉の酒屋さんに湘南の地酒で美味しいのがあるのですが、この日はまだ家にワインがあったし、買えば一気に飲んでしまうし(飲みすぎです)、少し重いので後ろ髪を引かれながら断念です。
きっとすぐにまた梅を見に行くので、お酒はその機会に (笑) 。
エル・グレコ展も見たいのですが、この日は鎌倉に行ってよかった。
マンサクと東慶寺で、紅梅に八幡宮と荏柄神社で、今年初めて出会うことが出来ました。
寒いけれど、春が確実に近づいていることを実感し、鎌倉の花暦が変わるちょうどそのときに立ち会うことが出来ました。
展覧会は来週でも見ることができますが、マンサクや梅は待ってくれません。やっぱり「その時」は一期一会なんだよな。
" 2013/01/26 Kamakura & Sibelius Symphony No.1 "