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北鎌倉東慶寺_蝋梅と梅の古木の枝&横道世之介&真夜中のパン屋さん&ビブリア古書堂 etc etc : 20130113 [鎌倉]

休みが終わって「ほっ」とすると言うのもおかしいのかもしれませんが・・・、

29日大掃除(足腰が筋肉痛で・・・)、
30日と31日、湯河原で一泊(雨がひどく降っていましたが露天風呂気持ちよかった)。

1日は自転車で港の初日の出を見た後、義母のところへ新年のご挨拶。
2日は秋葉電脳仲間と恒例の神田明神初詣と秋葉初巡回(昨年一昨年よりも混雑していました、皆さん今年に期待しているところが大きいのでしょうね)。
そして、3日は母のところへ、娘はお年玉、ぼくは母のところのイヌ君に会いに(寒い冬は抱いていると暖かい 笑 )。
4日、娘とディズニーランド(やはりディズニーランドに行かないと一年が始まりません、でもすごい人・・・疲れました ^^; )。
5日はこれも野暮用でお出かけ。
6日ようやく東慶寺に短い散歩が出来ました。但し、天気は良くなくて写真もあまり撮らず凍えて帰ってきました。
次の日から仕事ですし、早めに就寝。

そう言えば1日にお雑煮で2つ食べたきり。
大好きなお餅も2つしか食べていません・・・。 こんなにバタバタした年末年始は久しぶり。

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そんな正月も終わって3連休の中日、
13日の日曜日、いつもより遅く目が覚めました。

年末年始の休みで読もうと思っていた本も、まだ全部は読んでいないのですが、
窓を開けると「きりっ」とした空気が部屋にサーッと入ってきて、青い空が誘ってくれます。

コリコリとミルで豆を挽いて・・・うーん良い香り ♪

コーヒーだけ頂き、
E-510 50-200と14-54のレンズを連れて、デイバッグに読みかけの文庫本「横道世之介」を入れて
北鎌倉へ出かけました。

6日のリベンジ? ではないのですが、蝋梅の具合も気になっていました。

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ANA の機内誌「翼の王国」にエッセイが連載されていて好きになった吉田修一さん、その吉田さんの作品「横道世之介」。
タイトルからしてちょっと? って思ってしまいますが、映画になって2月23日から上映されるそうです、面白い。

主人公の世之介、どこか抜けているんですが憎めない大学生。周りの友達、恋人たちとの係わり合い。じぶんの大学時代を思い返して懐かしい感じがします。

困るのは、世之介の台詞と行動・・・。
この日もそうですが、読んでいて思わず笑い出してしまいそうに。下手なコントを聴くよりもよっぽと可笑しい。
笑を押し殺して・・・、電車の中で、きっとすごく変な顔になっているんだろうな ^^;

そんなコメディーのようなお話の中で、でも、青春の一ページが語られたかと思うと次のエピソードの間に挟まれるその後のお話たち・・・、これってすごく現実味があります。
じぶんたちもこれと同じように・・・、大学時代と今と、きっと皆同じなんだろうな。
ただの青春小説だけではないような気がします。

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北鎌倉駅、早朝ですがいつもより人が多い気がしました。3連休ですし、まだ正月シーズンなのでしょうね。
でも、東慶寺さんはいつもながらの静けさ、そして表情。

山門を入ると寒色の色彩の中、灰色の景色の中に一際目立つのは木瓜の朱色でした。

まだ、蕾のものが大部分なんですが、気の早いものが一輪だけ咲いていたようで、花びらが散り掛かっていました。
蕾がいっぱいですから、これから少しずつ咲いて来ますね、楽しみです。

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この日は、大きな鳥がばさばさと周りを飛んでくれていました。

寒いせいかな? まん丸なこの鳥、境内の木を、あっちにいったりこっちにとまったり。

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ファインダー越しに、何の鳥かと?

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見えなくなったと思ったら、万両の赤い実も食べるのですね。

こっちを見てアイコンタクト (笑)

丸すぎですし、とさかのように毛も立っていないので、よく分からなかったのですが、たぶんヒヨドリ。
とても可愛かった。

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本堂にお参りをしていると、山の上からようやく朝日が差し込んで来ました。

黒と白の冬の境内ですが、陽が差し込むと色たちが起きだして賑やかになって、目からも暖かさが感じられる様になります。

凍えた指に朝日を当てて、太陽のエネルギーを少しだけもらいます。
優しさと暖かさを充填、冬の太陽はとても優しい。

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蝋梅は?

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本堂の塀の外にある蝋梅が咲き始めていました。

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東慶寺の花暦は、先ず蝋梅。

モノトーン、灰色の境内ですが、ここだけは春が訪れ始めていました。

辺りが、朝日で一層その輝きを増していって、

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柔らかで優しい景色を作り出していました。

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ようやく山を越えて差し込んできた朝日たち、

優しい光がもたらす、一時の、季節の前触れ。 柔らかなパースペクティブの空間。

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夢中でファインダーを覗いて、かじかんだ指でシャッターを切ります。

冬のたぶんこのときだけなのでしょう・・・、
柔らかな朝日が作り出す、この時だけの空間。 静かに過ぎていく時間がここにはあります。

その時間に身をゆだねて、たゆたゆ~~と一時の幸せ。

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梅の古木の枝たち、

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円覚寺の山も冬色の世界。 鎌倉は冬もいいなぁ。

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この景色もこの時だけのものです。

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花が咲いていたり、葉が青々と茂っている間は気が付きませんが、

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冬の東慶寺は梅の古木達の枝のアート。

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青い空に上っていく小さな竜のようにも見えます。

この景色も大好きです。

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いつまでもこの素敵な空間にいたいのですが、一時間くらいが限度。

さぶ~い ^^;

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寒さの限界の体内メーターが振り切れました。 (>_<)

緊急避難、東慶寺さんの隣の喫茶店「吉野」さんで、6日に引き続きこの日も熱々のコーヒーを頂きました。

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たった一杯のコーヒーですが、

幸せのコーヒー ♪

一つ一つ丁寧にサイフォンで淹れてくださって、お客さんへの心もこもっているのだと思います。体も心もぽかぽかになりました。

友達にメールを送ってのんびりとコーヒーを味わいます。
小さな幸せの時間、冬だからの時間かも知れない・・・、大切にしたい「じかん」です。

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東慶寺さんからは、毎年買っている干支の土鈴を一つ、

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いつも通り、何種類かの中から白いものを連れてきました。

白ヘビ君、今年一年、よろしく!!

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寒いけれど、やっぱり、北鎌倉の散歩はいいです。

どこよりも落ち着くし、素敵な自然たちに、ざわついていたり、ざらざらになっているこころを、優しく穏やかにすべすべにしてもらえるような気がします。

今年は東慶寺さんの年間パスポート? 本気で買おうか? 思案中 (笑)

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これらの本を正月休みに読もうと思って買いました。

畠中恵さんの「ゆんでめて」はしゃばけシリーズの一冊、若だんなを中心とするいつもの登場人物たちのばたばたの活躍、独特の世界が楽しめました。

真夜中のパン屋さんの3巻目「午後2時の転校生」、今までとはちょっと違った切り口なのでしょうか?
物語の中の別のエピソードみたいな感じでした。本題からは一休み。
希実の母親が最後の方で登場します。どういう風にお話が展開するのか? 希実と暮林たちとの関係は? 4巻目が待ち遠しいです。
この本もTVドラマ化なのですね。

「神様のカルテ2」はこれから読みます。単行本になるまで待っていました(笑)。

そして、「ビブリア古書堂の事件手帳」はコミックも出ていたので、ついつい買ってしまいました。
そう言えば、今日から剛力彩芽さんが篠川栞子役となってテレビドラマが放送されるのですね。
一応、録画を予約しておきました。北鎌倉が舞台のお話です。
ぼくがいつも歩くところが登場してくるのかもしれません。楽しみ。

" 2013/01/13 Kitakamakura Tokeiji & Yokomichi Yonosuke & etc etc "
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